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クエン酸

クエン酸は、重曹と並んで「自然や環境にやさしいお掃除グッズ」として有名ですね。

「綺麗になるっていうからクエン酸使ってみたんだけど、汚れが落ちないのよねー」

そんな風にお悩みの方、実はクエン酸には「得意な汚れ」と「苦手な汚れ」があり、「得意な汚れ」はとてもよく落としてくれますが「苦手な汚れ」は…

もしかしたらその汚れはクエン酸にとって「苦手な汚れ」なのかもしれませんよ。

そこで今回は、クエン酸が劇的に効果を発揮する「得意な汚れ」の種類と使い方についてご紹介します。

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クエン酸の正体

レモン

クエン酸の正体は、ずばり「酸味」です。

例えば、レモンやオレンジを食べると酸っぱく感じますよね?

あの「酸っぱい」成分が「クエン酸」です。

クエン酸の特徴


そんな酸っぱい成分「クエン酸」にはいろいろな特徴があります。

粉末で水に溶けやすい


とても水に溶けやすいので水に大量のクエン酸を溶かせば、とても強い酸性の溶液が出来上がります。

臭いがなく、揮発性がない


「酸っぱい成分の素」と聞くと、お酢のような強いにおいを連想しますが、クエン酸にはそういった臭いはありません。

よく、お掃除に「お酢」を使う事がありますが、「お酢の臭いが苦手で・・・」という方にはお酢の代わりに無臭の「クエン酸」がおすすめ。

また、アルコールのように簡単に蒸発する成分ではないので、クエン酸の水溶液で掃除をすると、掃除をした場所に酸の成分が残りやすいのです。

天然素材


クエン酸は、自然の中に普通に存在する成分ですので、自然を破壊することもなく環境にやさしいので、安心して使うことが出来る素材です。

なぜクエン酸で汚れが落ちるのか

理由

そんなクエン酸、どうしてこんなにお掃除で注目を集めているのか・・・それは、クエン酸が「酸性」だからです。

汚れには、「酸性の汚れ」と「アルカリ性の汚れ」があり、酸性の汚れを落とすときにはアルカリ性の洗剤を、アルカリ性の汚れを落とすときには酸性の洗剤をそれぞれ使うと、成分同士が分解されて落ちやすくなります。

クエン酸は「酸性」ですから、アルカリ性の汚れを落とすのにクエン酸を使うと効果を発揮して、汚れが落ちやすくなるのです。

一般的に、家の中の「アルカリ性」の汚れと言えば、「水垢」や「カルキの汚れ」といったもの、それらの汚れを落とすときにこのクエン酸を使うと、とても効果的ですよ。

「フライパンを焦げ付かせちゃったんだけど、クエン酸がお掃除に効果的って聞いたからクエン酸で磨いてみたんだけど、全然綺麗にならない!」

「ガスコンロの五徳をクエン酸液につけたんだけど、汚れは全然落ちないの。クエン酸できれいになるって本当なの?」

時々、そんなことを聞きますが、「フライパンの焦げ付き」も「五徳の汚れ」も、酸性の汚れでクエン酸にとっては「苦手な汚れ」

酸性の汚れに、同じ酸性の成分を持つ「クエン酸」では綺麗になりません。

汚れの種類によってクエン酸を使うかどうかを判断しましょう。

酸の殺菌抗菌効果


クエン酸の効果はそれだけではありません。

「酸」には強い殺菌、抗菌効果がありますので、雑菌が繁殖しやすい場所にクエン酸スプレーをかけておくと、雑菌の繁殖を抑えてくれるのです。

また、揮発性がなく、お掃除に使うとその場所に酸の成分が残ることから、お掃除した場所が殺菌・抗菌されます。

汚れを落として、さらに抗菌作用も強いクエン酸、お掃除の強い味方になりそうですね。

クエン酸の使い方


さて、お掃除の強い味方になってくれそうなクエン酸ですが、使い方を知らないと汚れを落としてくれません。

そんなクエン酸の使い方を「洗濯」、「お風呂」、「トイレ」、「加湿器」等、場所やアイテム別にご紹介します。

洗濯での使い方

洗濯

まずクエン酸は、洗濯で使うことが出来ます。

洗濯にクエン酸を使うと、酸の殺菌、抗菌効果で洗濯物が清潔に仕上がりさらに菌による嫌な臭いも減少します。

また、クエン酸は酸性ですので、弱アルカリ性の洗濯用洗剤の成分を中和して、洗濯物独特のゴワゴワした感触を抑えてふんわり仕上げてくれるのです。

そんなクエン酸の洗濯での使い方をご紹介します。

臭いの気になる洗濯物にはクエン酸洗濯

臭い

タオルや布巾など、洗濯したはずなのに「臭いが残っている」時、クエン酸で洗濯をすると効果的に臭いが取れます。

【クエン酸洗濯の方法】

・洗濯機に水を入れて、クエン酸を入れる。(水10リットルに対してクエン酸10g程度。)

・臭いが気になる洗濯物を入れて洗濯機のスイッチオン、この時、普通の洗剤や柔軟剤は入れません。(洗濯用洗剤は弱アルカリ性の成分のものが多いので、クエン酸と洗濯用洗剤を一緒に使うと成分が中和されて効果がなくなってしまいます)

・一通り洗濯が終わったら終了です。

なお、この方法では、洗濯物の「酸性の汚れ」は残ってしまう事も。

洗濯物の汚れが気になる時は、クエン酸洗浄が終わった後、洗濯用洗剤での洗濯をしてください。

場合によっては二度洗濯することになってしまうので、普段の洗濯にクエン酸洗濯を採用するのは二度手間になってしまうのでおすすめしませんが、なんとなく臭いが取れない洗濯物だけ、この方法を行うのはとても効果的ですよ。

クエン酸を柔軟剤として使う

柔軟

クエン酸を「柔軟剤」として使うと、洗濯用洗剤のアルカリ性の成分をクエン酸が中和してくれるので、洗濯物独特の「ゴワゴワ」した肌触りが消えて、ふんわりと仕上がりますよ。

使い方はとても簡単で、洗濯用の洗剤で洗濯し「すすぎ」になったら一度洗濯機を止めてクエン酸を入れます。

クエン酸の量は、水10リットルに対してクエン酸10g程度なので、洗濯の時と同じ量ですね。

あとは洗濯を再開、普通にすすぎ、脱水を行います。

洗濯機をすすぎの時にいったん止めるのは「面倒くさい」と思うかもしれませんが、このひと手間で洗濯物がふんわり仕上がるので、ぜひ挑戦してみてください。

お風呂での使い方

お風呂

お風呂では水を多く使いますので、「水垢」や「石鹸垢」をはじめとしたアルカリ性の汚れはあちこちにたくさんありますし、身体を洗う場所ですので清潔に使いたいですね。

そんなお風呂場の水垢落としと抗菌、殺菌をクエン酸で一気に行ってしまいましょう。

鏡や蛇口のくもりをピカピカに


お風呂の鏡や蛇口が曇ったり白っぽい水の跡がついていませんか?

いくら洗剤できれいにしても残ってしまう水の跡・・・実はそれらはお風呂の水や水蒸気のカルキがくっついてしまった汚れ、アルカリ性ですので、クエン酸で落とすことが出来るのです。

お風呂掃除のとき、鏡や蛇口にクエン酸でスプレーしてスポンジでこすってみましょう。

クエン酸スプレーは、水200ccにクエン酸を小さじ3~4杯溶かしてスプレーボトルに入れて使います。

軽い汚れならそれで落とすことが出来ます。

それでももしも落ちない頑固な汚れだったら、「クエン酸パック」がおすすめです。

【クエン酸パックの使い方】

・気になる汚れの上にキッチンタオルを敷いて、その上からクエン酸スプレーをたっぷり吹きかけます。

・その上からさらにラップをまいて数時間そのままにしておきます。

汚れと、クエン酸で濡れたキッチンタオルをしっかりと密着させ、ラップでキッチンタオルが乾燥するのを防止する感じです。

その後ラップやキッチンタオルを外して、汚れをスポンジでこすってみましょう。

汚れがクエン酸でふやけて、汚れが落ちやすくなっていますよ。

このクエン酸パックは、お風呂場だけでなく、例えば台所やトイレのしつこい水垢汚れにも使えますので、気になる汚れがあったら試してみましょう。

気になる黒ずみもクエン酸


気が付くとお風呂の床に「黒ずみ」がくっついていること、ありませんか?

実はあの黒ずみも石鹸垢や身体から出る汚れが原因のアルカリ性の汚れなので「クエン酸」でしっかり落としてしまいましょう。

クエン酸スプレーをしてスポンジでこすればきれいになりますが、それでも落ちないときは、上でご紹介した「クエン酸パック」をやってみてください。

簡単に撃退することが出来ますよ。

シャワーヘットの汚れ


シャワーヘットの水が噴き出てくるところを見てみると、凄く汚れていることがあります。

普段、掃除を忘れがちなこのシャワーヘットの汚れは水垢ですので、クエン酸で落としましょう。

洗面器に水1リットルに対して大さじ2~3のクエン酸を溶かして、その中にシャワーヘットを2~3時間つけておき、その後スポンジやブラシでこすりましょう。

細かくて落ちにくい汚れは竹串やつまようじを使うと落としやすいです。

トイレでの使い方

トイレ

トイレも水をよく使うところですので、クエン酸の出番は多いです。

汚れだけではなく雑菌繁殖も多いので、クエン酸の殺菌除菌効果で清潔にしたいですね。

また、トイレ独特のアンモニア臭はアルカリ性ですので、酸性のクエン酸を使うと中和されて消すことができます。

トイレの黄ばみはアルカリ性


トイレの便器の中やヘリの内側に付着している「黄ばみ」、いくら洗剤とトイレブラシでごしごしこすっても落ちない頑固な汚れですね。

実はあの黄ばみの原因はは尿石、人の尿に含まれているタンパク質が結晶化してくっついてしまったもので、水垢の一種なのです。

「水垢」ということはアルカリ性ですので、「クエン酸」でお掃除が出来そうですね。

【黄ばみをクエン酸で掃除する方法】

・クエン酸スプレーを汚れている箇所一体に吹きかける。

・汚れている所にトイレットペーパーを密着させる。

この時、汚れにクエン酸とクエン酸に浸ったトイレットペーパーをしっかりと密着させてください。

・その状態で30分放置して、トイレットペーパーで汚れをふき取る。

黄ばみがクエン酸でふやけて落ちやすくなりますよ。

トイレの黄ばみはかなりしつこい汚れで、ちょっとやそっとじゃ落ちないことも、気長に落としましょう。

もしも、それでも落ちないのなら「クエン酸ペースト」を使って掃除をしてみましょう。

【クエン酸ペーストの作り方】

・クエン酸大さじ3杯に対して水小さじ1杯を混ぜてペーストを作る。

・落ちない汚れの個所にペーストを塗って30分放置する

・ペーストの上から汚れをトイレブラシでこする。

これで、随分汚れが落ちますよ。

タンクの蛇口もピカピカに


トイレタンクの上に手を洗うための場所があるトイレ、その蛇口もしっかり綺麗にしたいですね。

クエン酸スプレーをしっかりと吹きかけて、スポンジでこすればきれいになりますよ。

また、汚れが酷いようならば「クエン酸パック」をしても大丈夫です。

加湿器の掃除

加湿器

冬や乾燥する季節に活躍する加湿器

加湿器を毎日使い続けていると、タンクの中に白っぽい結晶化した汚れが増えてゆきます。

その白っぽい汚れが「カルキ」、これも水垢の仲間ですので、クエン酸で掃除することが出来ます。

【加湿器の掃除の方法】

・ぬるま湯3リットルに対して大さじ2杯のクエン酸を入れる。

・1時間位加湿して、その後タンクを洗う。

この方法をすると、クエン酸水を使って加湿するような状態になりますが、クエン酸には臭いはないし、加湿器を運転しても問題ないのでご安心を。

また、この「カルキ掃除」は、加湿器だけではなく、電気湯沸かしポットや水筒の内部のカルキにも有効です。

方法は加湿器の掃除と同じですが、水筒の蓋やプラスティックの部分に直接クエン酸が被らないように注意してください。

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我が家でのクエン酸活用法


さて、私の家でもクエン酸はよく使っています。

クエン酸スプレーをいつも台所に置いて、一日の終わりや洗い物が終わった後、シンクにクエン酸スプレーを吹きかけて、その後布巾やきれいな雑巾で乾拭きします。

シンクの白っぽい曇りや汚れがきれいに取れるだけでなく、生ごみの臭い等もきれいに消えます。

また、冷蔵庫のドアや食器棚の取っ手、流し下の収納のドアの取っ手にも吹きかけて乾拭きしています。

クエン酸は殺菌抗菌効果が強いので殺菌効果があればと思っています。

クエン酸を使う時の注意


さて、自然に優しい上汚れも落ちるクエン酸ですが、使う注意がいくつかあります。

手荒れに注意

ゴム手袋

いくら自然や環境にやさしいクエン酸でも、成分は「酸性」、しかもかなり強力な酸の成分です。

皮膚に漬ければ手荒れの原因となりますので、掃除にクエン酸を使うときは必ずゴム手袋を着用しましょう。

酸に弱い場所の掃除は控える


クエン酸は酸性ですので、酸に弱い素材の掃除に向きません。

大理石、アルミ、タイルなどこの素材の掃除はやめておきましょう。

特に気をつけたいのが「台所のシンク」です。

水垢などはクエン酸できれいになりますが、そのまま放置してしまったら錆びの原因になります。

掃除の後はもう一度しっかりと拭いて、クエン酸の成分もしっかり綺麗にするようにしましょう。

まとめ


クエン酸をつかったお掃除方法をご紹介しましたが、お役に立ちましたか?

クエン酸はすべての汚れを落としてくれる万能洗剤ではありませんが、その汚れを見極めて、クエン酸で落ちる汚れ「アルカリ性の汚れ」であれば、クエン酸は絶大な効果があります。

さらに抗菌効果もあるので、清潔にしておきたい場所にはもってこいですよ。


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