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飼っている犬や猫は大切な家族です。

私も結婚を機に夫が連れてきた猫と生活していますが、育児や家事で忙しい時にふと横をみるとおじさんのように寝ている猫を見て癒されています。

大切な家族の一員である犬や猫、できれば病気なく寿命を全うして欲しい!

しかし、人間と一緒で犬や猫も病気になることがあります。

てんかんも犬や猫が罹る病気のうちの1つです。

もし飼っている犬や猫がてんかん発作によって、けいれんを起こし苦しんでいたら、飼い主の私たちはきっと慌ててしまうでしょう。

その時に落ち着いて行動できるよう、今回はてんかんの犬と猫の症状と原因、てんかんの対処法と寿命への影響についてまとめました。


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てんかんとは?


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犬や猫のてんかんは、人間が罹るてんかんと同じで、脳内の神経回路がなんらかの原因でショートしてしまい、突然発作が起きる病気です。

神経回路のショートした部分によって、様々なてんかん発作の症状が出ます。

犬は100頭に1頭(約1%)の割合でてんかんを発症し、猫は100頭に1頭以下(約0.3%)の割合でてんかんを発症するとの報告がでています。

猫よりも犬の方がてんかんを発症しやすいようです。


てんかんの原因


特発性てんかんと症候性てんかん


犬や猫のてんかんの原因は人間と同じで、《特発性てんかん》《症候性てんかん》の2種類あります。

それぞれの原因を以下にまとめてみました。

《特発性てんかん》

・原因不明

・遺伝による脳の欠損によりてんかんが発症するのではないかと考えられている

・犬のてんかんの原因のほとんどを占める

・てんかんを発症しやすい遺伝子をもっている犬種がいる

《症候性てんかん》

・交通事故などの外傷による後遺症で起こる

・脳腫瘍や脳炎、水頭症などの病気による脳の障害によって起こる

・猫のてんかんの原因のほとんどを占める


過度なストレス


《特発性てんかん》、《症候性てんかん》以外にも犬や猫は過度なストレスが原因で、てんかんを発症してしまう場合もあります。

事故や病気は避けられませんが、ストレスは飼い主によってコントロールできるので、犬や猫にとってストレスのない環境を作りましょう。


犬・猫のてんかんの症状


犬や猫のてんかんの症状は様々ですが、大きく分けて《全般発作》《部分発作》の2種類に分けられます。


全般発作の症状


《全般発作》は、脳の広い範囲で神経回路のショートが起こって表れるので、身体全体に発作症状がみられます。

《全般発作》の場合、ほとんどの犬や猫は意識を失い、以下の様な症状が表れます。

《全般発作の症状》

・前後の足がピーンと伸びて横転したり、後ろにのけぞったりする

・足や口がけいれんしてガタガタと震える

・手足の屈伸運動や犬かきをして泳ぐような動きが続く

・眼の瞳孔が開く

・失禁したり脱糞したりして、口から泡を吹く


部分発作の症状


《部分発作》は脳の一部で神経回路のショートが起こって表れるので、身体の一部分に発作症状がみられます。

《部分発作》の場合、脳のどの部分で神経回路のショートが起こっているかによって症状は様々ですが、意識を失ってしまう《全般発作》と異なり、ほとんどの犬や猫は意識があります。

意識が残ったまま身体をうまく動かせなかったり、身体の一部分にけいれんがおきたりする症状がみられます。


てんかん様発作


文字通り、てんかんによく似た症状のことを言います。

てんかん発作だと思って病院に行ったら、全く別の原因で起きている発作症状だったということもよくあります。

素人では見分けることができないので、てんかんの症状が出たら病院に行って診てもらうのが良いでしょう。


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てんかんの対処法


落ち着いて行動


飼っている犬や猫が突然倒れて、泡を吹きガタガタと震えだしたり、苦しそうにしていたりしたら、飼い主さんやその家族は驚いてショックを受けてしまうでしょう。

私の家で飼っている猫は、てんかんになったことはありませんが、家で骨折したことがあります。

尋常じゃない鳴き声と、怯えたようにビクビクと震える身体に私はショックを受けました。

また対処法が分からずに泣きながら病院に電話した記憶があります。

完治した今でもその時のことをたまに思い出し、心臓がバクバクすることも。

どの病気の発作でもそうですが、ショックを受けるような症状を目の当りにしても、決して慌ててはいけません。

例えてんかん発作についての対処法を知らなくても、落ち着いていれば病院に電話したり、ネットで調べたりと行動することができるからです。

犬や猫を守れるのは、飼い主さんとその家族だけなのですから落ち着いて行動しましょう。


発作の様子を動画撮影


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てんかん発作が出たときにまずしなければならない対処法が観察です。

てんかん発作の症状は様々で口頭で説明するのが難しい場合があるため、携帯電話の動画撮影で発作の様子を撮ると良いですね。

「見ているだけでも辛いのに、動画撮影なんて。。。」と思われるかもしれませんが、動画を見てもらうことによって発作の内容がすぐに獣医師に伝わるので、迅速な診断・治療につながるのです!


発作の時間を確認


てんかん発作が起こったときに観察とともにしなければならない対処法が、てんかん発作の時間を測ること。

てんかん発作は2〜3分、長くても5分以内に自然に止まる場合がほとんどです。

しかし稀に10分以上てんかん発作が続いたり、短時間でも意識が戻らないまま何度もてんかん発作が起きてしまったりする場合があります。

このような発作は《重積発作》と呼ばれ、寿命やその後の生活に影響をあたえる可能性があり、すぐに治療をしなければいけません。

《重積発作》の症状が出たら、すぐに病院へ連絡して獣医師の指示に従いましょう。


発作を見守る安全な環境


犬や猫がてんかん発作を起こした場合、無理に身体を押さえつけたりしてはいけません。

てんかん発作の間、犬や猫の脳内は興奮状態のため、故意に飼い主さんや自分を傷つけてしまうことがあるからです。

てんかん発作が起きている間に飼い主さんができる対処法は、静かにてんかん発作を見守る安全な環境をつくること!

いつてんかん発作が起きてもいいように、危険なものを床に置かないようにしたり、全身けいれんで排尿や脱糞をした際にすぐ処理できるように排泄シートを用意したりすると良いでしょう。


犬・猫のてんかんは寿命に影響する?


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てんかんの犬・猫は適切な治療をすれば、寿命に影響することはないと考えられています。

ただ、自然治癒することはないので、治療は必ず獣医師の指示に従うようにしましょう。

てんかんを治療せずに放っておくと、繰り返されるてんかん発作によって脳に障害を負ってしまう可能性も。

脳への障害は、犬や猫の生活に大きな影響を与えてしまいます。

てんかんの発作症状は、けいれんだけではありません。

飼い主のてんかんの知識があるか否かによって、犬や猫の寿命に影響を与えるといっても過言ではありません。

犬や猫は話すことができないので、少しでも気になることがあれば、病院に行くと良いでしょう。


まとめ


てんかんの犬と猫の症状と原因、てんかんの対処法と寿命への影響について述べてきましたがいかがでしたでしょうか。

犬や猫のてんかんは適切な治療をすれば寿命に影響することなく、過ごすことができます。

しかし、てんかん発作の症状は様々なので、飼い主さんやその家族で判断するのは難しいでしょう。

犬や猫は言葉を話すことができないので、飼い主さんの気づきが犬や猫の寿命に大きな影響を与えます。

飼っている犬や猫の様子を見て、いつもと様子がおかしいなと思ったら、迷わずに病院へ行くことをお勧めします。

大切な家族と少しでも長く過ごすためにもてんかんだけでなく、他の病気や緊急時の対処法についてもしっかりと学んでおきたいものです。


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