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激しい下痢や嘔吐の症状が続く嘔吐下痢症。

感染すると感染者はもちろん辛いですが、心配なのはその後の周りへの感染ですよね。

大人はもちろん、保育園や幼稚園などでの集団感染も目立ちます。

とにかく広く感染するのを防ぎたい!

身近に感染者が出てしまった場合、嘔吐下痢症で汚れてしまった場所をしっかり消毒することが感染防止策となります。

今回は嘔吐下痢症で汚れてしまった衣類、布団を中心に消毒方法や消毒液の作り方を紹介していきます。

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汚れてしまった布団の消毒方法


内閣府食品安全委員会のHPには、嘔吐下痢症の要因のひとつであるノロウイルスの消毒方法として、手洗いの方法が紹介されています。

・石けんには、ノロウイルスを直接失活させ消毒する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指からはがれやすくする効果があります。

・石けん(ハンドソープ)を使った手洗いでは、10秒間のもみ洗いと15秒間の流水でのすすぎを複数回繰り返すことが効果的です。2回繰り返すと、ノロウイルスの残存率を約0.0001%まで減らすことができたとする実験結果があります。

引用元:www.fsc.go.jp/sonota/dokukesi-norovirus.html


入念に手洗いを行うことで手の消毒は出来そうですが、嘔吐下痢症で汚れてしまった布団や衣類の消毒はどのように行えば良いのでしょう。

まずは嘔吐下痢症で汚れてしまった布団の消毒方法をご紹介します。


丸洗いOKの布団の消毒方法


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布団は丸洗い出来るか出来ないかで消毒の方法が違うので、まずは布団のタグをチェックし、洗濯可能か確認しましょう。

丸洗いできる布団の場合、洗濯機を使って消毒することができます。

布団が丸洗いできるなんて、便利になりましたね。

消毒方法は消毒液につけおきする方法をとります。

《準備する物》

①縦型洗濯機

②塩素系漂白剤

《消毒液の作り方》

・水10リットルに対し、塩素系漂白剤を40mlの割合で洗濯機に直接消毒液を作る。

《消毒方法》

①洗濯機に直接消毒液を作る

②①の消毒液に布団をつけおきする

③30分つけ置きした後、いったん洗濯機から消毒液を抜く

④通常通りの洗濯を行う

タオルケットや洗えるタイプの枕なども、同じ方法で消毒することができます。

丸洗いNGの布団の消毒方法


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水洗いできない布団の場合、消毒液につけおくことができません。

その場合、加熱による消毒を行います。

《準備する物》

・スチームアイロン

《消毒方法》

①布団についた汚物を処理する。

②汚物を処理した後、汚れた箇所にアイロンからでる蒸気を一カ所につき約2分当てる。

「加熱処理なら、布団乾燥機でもいいんじゃないの?」と思いそうですが、消毒の温度には条件があり、ウイルスが死滅するのは85度以上の熱になります。

布団乾燥機の温度は約70度でウィルスを死滅させることが出来ないため、必ずスチームアイロンで消毒するようにしましょう。

汚れた箇所全体にまんべんなく蒸気が当たるように、アイロンを動かしながら消毒をしてくださいね。

当てるのは必ず蒸気ですよ!

もしも布団に押し当ててしまったら、せっかく消毒しても黒焦げになって使い物になりませんので^^;

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汚れてしまった衣類の消毒方法


嘔吐下痢症で汚れてしまった衣類を通常の洗濯を行うだけでは、強力なウイルスは死滅しません。

それどころか他の衣類と一緒に洗濯してしまうと他の衣類にもウイルスが付着し、二次感染のおそれが!

そのため、衣類も基本的には布団と同様に、消毒液による消毒、もしくは加熱による消毒で消毒を行います。

消毒液による消毒方法


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消毒液による消毒方法は、布団と同様に消毒液につけおきし、消毒を行います。

《準備する物》

①バケツ or 洗面器

②塩素系漂白剤

《消毒液の作り方》

・水500mlに対し、塩素系漂白剤を2mlの割合で消毒液を作る。

500mlペットボトルを利用した場合、ペットボトルのキャップ半分より少なめの量が2mlの目安となります。

《消毒方法》

①バケツや洗面器などに消毒液を作る

②①の消毒液に1時間以上衣類をつけおきする

③洗濯機で通常の洗濯を行う

衣類の量が多かったり、バスタオルなど大きい洗濯物がある場合は、布団の消毒方法で説明した、洗濯機に直接消毒液を作る方法での消毒もできます。

ただし、塩素系漂白剤はその名の通り漂白を行ってしまうものですから、色柄ものの衣類の場合、色落ちしてしまう可能性が…

そこでもう1つの消毒方法として加熱による消毒方法があります。

加熱による消毒方法


《準備する物》

①バケツ or 洗面器

②85度以上のお湯

《消毒方法》

①バケツや洗面器などにお湯をはる

②①のお湯に2〜5分衣類をつけおきする

③2〜5分程度つけおきした後、水道水を少しずつ入れながら温度をさげてすすぐ

④洗濯機で通常の洗濯を行う

お湯の温度は85度以上に!

でないとウイルスが死滅しないので^_^;

お湯で消毒する方法は色落ちしにくくなりますが、衣類が縮むおそれやプリントのある衣類の場合、プリント部分が傷む可能性があるのでご注意ください。

消毒時の注意事項


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消毒液を使用し、汚物処理を行う際は、必ずマスク、使い捨てビニール手袋、使い捨ての紙エプロンなどを使用し、自身への感染を防ぎましょう。

まずは嘔吐物や便を消毒液をひたしたキッチンペーパーや捨ててしまってもいいぞうきん、タオルなどで静かにふき取ります。

このとき、汚物をペーパーでくるむようにし、ウイルスが飛散するのをできる限りおさえます。

ふき取ったペーパーやぞうきんはビニール袋に密封し捨てるようにしましょう。

市販の消毒液について


薬局などで手に入る一般の消毒液のほとんどはアルコール系のものになります。

インフルエンザなどのウイルスはアルコールでも殺菌が可能ですが、嘔吐下痢症の原因であるノロウイルスやロタウイルスはアルコールでは殺菌できません。

ただし手洗い後にエタノールを併せて使用することで消毒効果が高まるとされ、またすぐに手洗いできないような場合にエタノールを使用(公共の場での使用)は何もしないより有用とされています。

人が多く集まる病院やデパートなどで、不特定多数の人が触れる場所(エレベーターのボタンや自動販売機など)を触る場合、予防のためにエタノールでの消毒をしておくといいかもしれませんね。

まとめ


嘔吐下痢症で汚れた布団や衣類の消毒方法や消毒液の作り方をまとめてきました。

ノロイウルスくらい強力なウイルスになると通常の洗剤ではウイルスが殺菌できない!

さらに場合によってはウイルスが拡散してしまう可能性もあるなんて…

消毒方法を知識として覚えておくことで、二次感染が防げるかもしれません。

私もキッチンハイターの買い置き、そしていらなくなったタオルを雑巾にしておき、万一の際に備えておこうと思います。



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