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毎年夏になると必ずどこかで集団食中毒のニュースが流れますよね。

「食中毒」と聞くと嘔吐や下痢が激しく脱水症状に見舞われたり、時には入院したりと重い症状をイメージする人が多いのではないでしょうか?

一方、「食あたり」と聞くと冷たいものの飲みすぎや暴飲暴食による腹痛や下痢で病院に行くほどでもない軽い症状をイメージしがちではないでしょうか?

実は、食あたりと食中毒の違いは症状の重い軽いで区別されるものではないのです。

今回は、食あたりと食中毒の症状や発症までの時間、対処法の違いを調べてみました。

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言葉や意味の違い


医学用語であるか


食中毒は菌やウイルス、化学物質が体内に入り込んだことによって下痢や嘔吐などの症状を引き起こすもので、医学用語として用いられています。

一方、食あたりも食中毒と同じ意味で用いられますが、医学用語ではなく日常的に用いられる俗語とされています。

原因がはっきりしているか


食中毒は体内に入った菌やウイルス、化学物質が原因で下痢や嘔吐などの症状を引き起こすものであり、食あたりは以下のように原因がはっきり分からないけれども下痢や腹痛などの症状を引き起こすものを言います。

【食あたりと呼ばれるもの】

・暴飲暴食で腹痛や下痢の症状が出る

・てんぷらとスイカなど悪い食べ合わせで胃腸が消化不良

・傷んだ果物を食べた数時間後に腹痛に見舞われる

・刺身を食べて腹痛の症状が出る

傷んだ食べ物や刺身を食べたことによる腹痛や下痢の症状はもしかしたら、体内に菌やウイルスが入ったことが原因で起きているもので食中毒かもしれません。

しかしながら、菌やウイルスが体内に入ったか否かは病院に行き、医師に診てもらうまでは分かりませんので、原因がはっきりしない腹痛や下痢などの症状は食中毒ではなく食あたりとされます。


症状の違い


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食中毒と食あたりの症状は、ほぼ同じですが食あたりには暴飲暴食や悪い食べ合わせなども含まれるため以下の様な症状の違いがみられます。

食中毒の症状


体内に入った菌やウイルスによって症状が異なりますが、主に以下の様な症状が表れます。

【食中毒の症状】
・腹痛
・下痢
・発熱(38~40℃)
・嘔吐

菌やウイルスが原因の食中毒の場合は、身体が菌やウイルスを駆除するために発熱する場合が多い傾向にあります。

食あたりか食中毒か私たちが診断することはできませんが、目安として発熱しているか否かで食あたりか食中毒かを予想することはできそうです。

食あたりの症状


食中毒の症状とほぼ同じ症状が表れますが、菌やウイルスが原因でない場合の食あたりの症状は軽い場合がほとんどで、下痢や腹痛を訴える人が多い傾向にあります。


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発症までの時間の違い


食中毒の場合


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菌やウイルスによって異なりますが、食中毒の原因が細菌性かウイルス性かによって発症までの時間が異なります。

細菌性食中毒の発症までの時間


細菌性食中毒は、大きく分けて感染型と毒素型に分けられ、発症までの時間がそれぞれ異なります。

感染型の場合、発症までの時間は10時間から72時間で、菌によっては潜伏期間が長く7日もかかるものもあり、その分回復までの時間が長くなるのが特徴。

一方、毒素型の場合の発症までの時間は5時間から24時間で、感染型よりも短いのが特徴です。

ウイルス性食中毒の発症までの時間


代表的な食中毒であるノロウイルスの発症までの時間は1~2日になります。

食あたりの場合


菌やウイルスが原因でない食あたりの発症までの時間は、個人差にもよりますが数時間から1日になります。

このことから、菌やウイルスが原因の食中毒は発症までに時間がかかり、食あたりの場合は急に症状が表れる場合が多いことが分かります。

対処法の違い


食中毒の対処法


菌やウイルスが原因の食中毒は、体内から菌やウイルスを出すまで嘔吐や下痢などの症状が治まらないのが特徴であり、市販の下痢止めや吐き気止めを飲むことは症状を長引かせてしまうので、間違った対処法になります。

嘔吐や下痢の症状は辛いですが、菌やウイルスが出るまで我慢するのが一番いい対処法。

但し、嘔吐や下痢によって脱水症状に陥ってしまう可能性があります。

子供や高齢者は脱水症状に陥ると命にかかわる可能性があるので、病院に連れていきましょう。


食あたりの対処法


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急に下痢や腹痛の症状が表れる食あたりは胃腸の消化不良が起こっていることがほとんどなので、胃腸の機能を回復させるために市販の胃腸薬を飲む対処法が効果的です。

薬に頼らない対処法としては、胃腸への負担を減らすため1~2回、食事を抜くと良いでしょう。

腹痛や下痢といった同じ症状が出る食あたりと食中毒ですが、薬を飲むと効果的な食あたりと薬を飲むと症状が長引く食中毒では対処法が異なります。

食あたりか食中毒か原因がはっきりしない場合は、むやみに市販薬を飲む対処法だと症状が長引いてしまう可能性があるので、症状が治まるまで飲食を抜くか病院へ行きましょう。


まとめ


食あたりと食中毒の症状や発症までの時間、対処法の違いをまとめましたがいかがでしたでしょうか。

私は今まで食あたりには何度か見舞われたことがありますが、食中毒は自分には関係のないものだと思っていました。

しかし、今回よく調べてみると食あたりと食中毒の症状はほぼ同じということが分かったので、もしかしたら自分が気づいていないだけで食中毒に罹っていたのかもしれません。

食あたりでも食中毒でも嘔吐や下痢などの症状は辛いもの。

衛生管理や自己の健康管理をしっかりと行い、楽しい夏を過ごしましょう。


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