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子どももある程度大きくなり、子育てにひと段落する時期である40代~50代。

まだまだ元気な年代であるこの時期に、胸にちくちくとした痛みやわきの下が腫れてひきつったり、胸のしこりを感じたりしてドキッとしたことはありませんか?

こんな症状がある場合「乳がん」を疑ってしまう人は多いかも知れませんが、実は「乳腺症」という病気の可能性もあるんです。

そんな乳腺症はどんな病気なのでしょうか?

また、乳腺炎や乳がんとの症状の違いは何なのか?

そこで今回は、40代~50代に多い乳腺症の症状、乳腺炎や乳がんとの違いについて調べてみました。

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乳腺炎と乳腺症の違い


乳腺炎と乳腺症は語句が似ているので、一般的に同じものとされがちですが、実は全くの別物で発症する時期や原因がそれぞれ異なります。

乳腺炎


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【発症する時期】

・授乳期間中

【原因】

・赤ちゃんの口を通して乳腺に細菌感染が起きるため

・授乳間隔にばらつきがあり、母乳の飲み残しがあると乳腺に母乳が溜まってしまうため

・きついブラジャーの着用や、授乳中の姿勢が悪かったりすることによる胸部の圧迫

上記以外にも根拠ははっきりしていませんが、ママが水分不足だったり、脂っこい食事を摂ったりすると乳腺炎になりやすい傾向にあるようです。

母乳育児をしているママは乳腺炎の危険といつも隣り合わせで、体質によっては何度も乳腺炎を発症してしまうことも。

また、乳腺炎の辛い症状として発熱がありますが、これは乳腺に溜まった母乳が体外に出されずに乳腺内で細菌感染し、炎症することによって起こります。

放っておくと乳房切開などの痛い処置が必要になることもあるので、早めの治療が大切です。

乳腺症


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【発症する時期】

・閉経前の40代~50代に多い

【原因】

・卵巣ホルモンのエストロゲンが過剰に分泌されてしまうことで起きる

生理前に胸が張ったり、ちくちく痛んだりすることはありませんか?

実は、この胸の張りやちくちくする胸の痛みは卵巣ホルモンのエストロゲンが原因で、乳腺の発育を促すホルモンになります。

乳腺症の原因はこのエストロゲンの過剰分泌によるもので、出産の有無にかかわらず女性であれば誰でも発症する可能性のある病気。

なお、乳腺の発達によって中には乳首から母乳のような分泌液が出ることもありますが、少量のため乳腺炎のような発熱を伴うことはありません。

また、閉経前の40代~50代は乳腺症以外にも乳がんの発症率が高い年代で、乳腺症の症状は乳がんの初期症状とよく似ているため、注意が必要になります。

乳腺症の症状


40代~50代に多い乳腺症の症状をまとめてみました。

【乳腺症の症状】

・ちくちくと針を刺すような胸の痛みが出る

・脇の下のリンパが腫れることもあり、脇の下から肩にかけてひきつった感じがする

・胸が張ったりしこりができたりする

・乳首から透明もしくは血が混じった分泌液が出る

・胸のかゆみがある

これらの症状が月経前に表れて、月経後に治まるのが乳腺症の大きな特徴です。

胸がちくちく痛んだり、しこりが見つかると重い病気ではないのかと心配になりますが、乳腺症のほとんどの場合、治療の必要がありません。

ただ、胸のしこりや乳首からの分泌液は、乳がんの代表的な症状とよく似ているため、乳がん発症率が最も高くなる40代~50代は特に注意が必要になります。

乳がんの場合は早期発見・早期治療が重要になりますので、気になる場合は、早めに病院へ行き医師に診てもらいましょう。

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乳がんと乳腺症の症状の違い


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乳がんは胸のしこりによって、自分で見つけられる唯一のがんだと言われていますが、乳腺症と乳がんのしこりや症状はとてもよく似ているため、素人では区別がつきません。

ちくちくした胸の痛みやしこりなど気になることがあれば、病院にいくのが一番なのですが40代~50代は子育てが一段落したからといってもまだ忙しい年代で、自分の身体のことは二の次で家族のために、日々忙しく働いている女性が多いのではないでしょうか?

しかしながら、乳腺症だと思っていたしこりが実は乳がんだったということが稀にあります。

乳がんの早期発見のためにも、乳腺症のしこりと乳がんのしこりの違いが分かるといいですよね。

乳がんと乳腺症のしこりの違いを以下にまとめました。

乳がんのしこり


・生理周期によってしこりが変化しない

・しこりが石のように固くなって押しても動かない

・(初期の場合)しこりを押しても痛みがない

・リンパ節にがんがある場合は、脇の下にしこりができる

乳腺症のしこり


・生理周期によってしこりが大きくなったり小さくなったりする

・しこりが柔らかいので押すと動く

・しこりを押すとちくちく痛む

・乳腺のある場所にしこりができるので、脇の下にしこりはできない

ここで一番注意していただきたいのが、脇の下にしこりがあるか否か。

乳腺症のしこりは乳腺があるところにしかできず、脇の下には乳腺がなくリンパ節があるため、脇の下にしこりができた場合は乳腺症ではなく、乳がんの転移かまたは別の病気が考えられます。

もし、脇の下にしこりが見つかった場合は、早めに病院へ行き診察を受けましょう。

その他にも、気になることがあれば早めに病院へ行くべきです。

その日一日、家事や育児をサボってしまっても、家庭が崩壊するようなことはまずなく、それよりも貴方が倒れたり、入院したりしてしまった方が家庭に危機が迫ります。

貴方の健康が家族を守るので、乳腺症だけでなく、他の病気に対しても体調管理をおろそかにしないようにしましょう。

乳腺症の対処法


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乳腺症と医師に診断されても、激しい胸の痛みがなければ基本的に治療はせずにそのまま様子を見ることになります。

激しい痛みがある場合は、鎮痛剤の内服や乳腺症の原因となるエストロゲン分泌を抑える薬で、月経を止めて治療をすることも。

また、規則正しいストレスのない生活を送ることで、卵巣ホルモンのエストロゲンの分泌を抑えることができます。

乳腺症を機に規則正しい生活をして、健康的な生活を目指してみるのもいいかもしれませんね。

なお、乳腺症でできる胸のしこりは良性で、それが悪性化して乳がんになることはありません。

しかしながら、乳腺症と乳がんのしこりは医師でも区別がつきにくいため、乳腺症と診断されても油断はできません。

40代~50代は乳がん発症率が最も高い年代で、年に1回の定期検診が進められますが、乳腺症と診断された場合は3~6か月毎に定期的に検査を受けた方が良いでしょう。

先ほども述べましたが、脇の下近くにしこりがあった場合は、良性であっても要注意ですよ。

まとめ


40代~50代に多い乳腺症の症状、乳腺炎や乳がんとの違いについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

胸にしこりが見つかったり、胸にちくちくとした痛みがあったり、脇の下から肩にかけてひきつったような症状が出たりすると乳がんを疑って、いてもたってもいられなくなりますよね。

ほとんどの場合は、乳腺症であり心配することはありませんが、時折乳がんが見つかる場合もあります。

実は、私の親戚も最初は乳腺症と診断されて、定期的な検査をしていたところ、半年後に初期の乳がんが見つかりました。

早期発見・治療ができたため、現在は完治して元気に過ごしています。

この場合、乳腺症のしこりが実はがんだったのか、もしくは乳腺症を発症後にがんができたのかは定かではありませんが、短い間隔での定期検診をしたおかげでがんを見つけることができました。

このように、ちくちくとした胸の痛みや胸のしこりをあらかじめ病院で診てもらい、定期検診を受けることで自分の命を守ることができます。

40代~50代は子育てが一段落したからといってもまだまだやりたいこともたくさんある年代ではないでしょうか。

私はまだ30代ですが、まだやりたいことがたくさんあります。

乳腺症も乳がんも女性特有の病気なので、しっかり気を付けて健康的な生活を送っていきたいものです。

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