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日本の夏は高温多湿のため、老若男女誰でも熱中症になる可能性があります。

熱中症は、炎天下の中で作業や仕事をしている人がなりやすいと思われがちですが、実は室内にいる高齢者が熱中症を発症しやすく、緊急搬送されて死亡した高齢者の割合は全体の80%にもなります。

軽度の熱中症であれば、水分補給や涼しい場所での休憩によって回復しますが、重度になると死に至ることもある熱中症。

できるのであれば、未然に防ぎたいですよね。

実は、熱中症は食生活や睡眠、衣服など普段の生活を少し意識するだけで予防することができます。

今回は、毎年厳しい暑さが続く九州生まれの主婦が、誰でも手軽にできる熱中症対策と予防法をご紹介します。


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熱中症対策


水分と塩分補給をこまめに行う


ひと昔前の体育会系の部活では、肉体的にも精神的にも自分を追い込むために極力水分補給を控えるよう言われていました。

しかしながら、今の夏の暑さでそのようなことをしたら、熱中症にかかり命の危機にさらされてしまいます。

厳しい夏の暑さで熱中症にならないためにも、水分と塩分補給はこまめに行いましょう。

塩分補給におすすめな食べ物


熱中症の1つである”熱けいれん”は、汗で失われた塩分により血中の塩分濃度が下がることで発症します。

熱けいれん対策のため、水分補給だけでなく塩分も適度に補給しましょう。

近年は、スポーツドリンクによって、手軽に塩分を補給することができるようになりましたが、甘い飲み物はどうしても喉が渇いてしまう人も多いのでは?

ここでは、熱中症対策で塩分補給におすすめな食べ物をご紹介します

梅干し

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熱中症対策に効果的なミネラルをバランスよく含み、塩分もしっかりと摂ることができる梅干しは、熱中症対策に効果的な食べ物。

また、疲労回復に効果があるクエン酸も多く含んでいるので夏バテの予防にもなります。

塩飴

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熱中症対策といえば、経口補水液と塩飴ではないでしょうか?

塩飴が出始めた頃は、しょっぱくてあまり美味しくない食べ物をイメージさせる塩飴でしたが、今の塩飴は味にバリエーションが増えており、美味しく食べられますよ。

ちなみに、私のおすすめはレモン塩飴で、甘さ控えめでレモンの爽やかさが口の中に広がりますよ。

スイカと塩

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昔から食べられているスイカは90パーセントが水分でできており、糖分とミネラルが豊富な食べ物。

スイカを食べるだけでも、十分な熱中症対策になりますが、塩をかけて食べると、適度に塩分補給ができて、さらに効果的。

また、スイカに塩をかけると甘く感じるので、スイカがさらに美味しく食べられますよ。

経口補水液


熱中症対策に経口補水液を飲むと良いと聞いたことはありませんか?

経口補水液とは、ナトリウムなど身体に必要な電解質と糖分がバランスよく配合された飲み物のこと。

熱中症だけでなく、下痢や嘔吐などで失われた水分や塩分を摂るのにも効果的な飲み物です。

自宅にある調味料で簡単につくることができますよ。

経口補水液の作り方

【材料】
・水…1リットル
・塩…小さじ1/2(3グラム)
・砂糖…大さじ4と1/2(40グラム)
・レモン汁(お好みで)

【作り方】
上記の材料をペットボトルなどの容器に入れてよくとかせば完成。

私も実際に作って飲んでみましたが、正直飲みにくく感じました。

それは、経口補水液が熱中症や胃腸の病気などによる脱水症状を改善するために作られた飲み物なので、スポーツドリンクよりも塩分が多く含まれているから。

塩分が多く含まれている飲み物なので、高血圧や肝臓病、糖尿病を患っている人は、飲みすぎると病状が悪化するので注意が必要です。

室内を涼しくする


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近年、熱中症で緊急搬送される高齢者が増加しています。

厚生労働省の最新の統計によると平成27年に熱中症で死亡した65歳以上の割合が80.7パーセント。

その多くが炎天下の作業時ではなく、自宅で亡くなっています。

高齢者が自宅で熱中症にならないためには、どのような対策をすればよいのでしょうか?

気温と温度を確認


日本の夏は気温が高いのはもちろんのこと、湿度も高くなるのが特徴。

湿度が高いと、汗をかいても気化することができないので、身体にどんどん熱がこもってしまうので、熱中症の危険が高まります。

熱中症は、気温28℃、湿度55パーセントを越えると発症しやすくなります。

クーラーや除湿器を活用し、上記の基準を超えないよう気温と湿度をこまめに確認しましょう。

気温と湿度の関係については、こちらをご覧下さい。

厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課提出資料

高齢者を気に掛ける


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高齢者は、体温調節機能が低いため、熱中症になりがちです。

また、クーラーの冷気が苦手な人が多い傾向にあります。

これは私の実体験ですが、介護の仕事をしていた際、ご利用者様の家の掃除をするため、夏の暑い日に訪問しました。

そこで目にしたのは、締め切った暑い室内で長袖を着て過ごすご利用者様。

熱を測ったところ38℃の高熱で、軽度の熱中症になっていたため、すぐに病院へ連れて行きました。

幸い命に別状はありませんでしたが、もし訪問の日が1日ずれていたら、ご利用者様は熱中症で亡くなっていたかもしれません。

一人暮らしの高齢者がいるご家庭は、熱中症対策のため、密に連絡を取ったり、訪問介護サービスを利用したりしましょう。

暑さと日差しを避ける


屋内でも気温と湿度が高ければ熱中症になりやすくなりますが、やはり炎天下で作業をしていると、室内にいる人よりも熱中症を発症する可能性が高くなります。

強い日差しを浴び続けてしまうと、汗をかく間もなく体温が上昇し、脱水症状になりやすくなるからです。

また、体温が上昇すると風邪で発熱した時と同じ状況になるので、体力とともに気力も奪われていきます。

炎天下で作業をする際の熱中症対策として、最も効果的なグッズが帽子です。

熱中症対策に効果的な帽子


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帽子をかぶると言っても極端な話、ニットの帽子では熱中症の発症を促してしまいます。

では、どんな帽子が熱中症対策に効果があるのでしょうか?

【熱中症対策に効果的な帽子とは?】

・風通しの良い素材で作られている

・帽子にツバが付いていて、影を作ってくれる形をしている

・熱を反射する色の帽子

上記の条件にばっちり当てはまる帽子が麦わら帽子です。

イメージとしては、網目がざっくりしているので、通気性はよさそうですが、網目から紫外線や熱が突き抜けてきそうですよね。

でも実はそれは誤解で、麦わら帽子の素材である麦稈真田(ばっかんさなだ)は紫外線に強く、熱を遮断する効果があります。

そのおかげで、麦わら帽子は古くから日差し除けとして、私たちを熱中症から守ってくれました。

快適な衣服を身に着ける


スーツで出かける場合


夏の暑い日にスーツを着て営業に出ると汗が止まらなくなり、くらくらしてしまったことはありませんか?

近年はクールビズに対応したオフィスが増えたものの、営業先に行く時はやはり、ネクタイにスーツの人が多いのではないでしょうか。

仕事とは言え、炎天下の中、スーツにネクタイをして長時間歩いていると、服の中に風が通らず、熱が服の中にこもってしまいます。

特に首周りには大きな血管が通っているので、そこに熱がこもると温かい血液が全身に回ってしまうので、熱中症をさらに加速させます。

熱中症にならないためにも、移動中はネクタイを外し、シャツの一番上のボタンを開けましょう。

首元を開けることによって、服の中に風が通り、体温の上昇が抑えられます。

プライベートで出かける場合


プライベートで夏の暑い日に出かける際は、次の点に気を付けて服を選び、熱中症対策をしましょう。

【熱中症にならない服装の条件】

・速乾性のあるもの

・汗を吸ってくれるもの

・通気性のよいもの

・首回りがゆったりしているもの

また、ロングヘアーの女性は、髪を束ねて首回りに熱がこもらないようにするだけでも、熱中症を予防できます。

冷却グッズの活用


熱中症対策のために、市販されている冷却グッズを活用するのも効果的です。

ここでは、手軽に使えて効果抜群の冷却グッズをいくつかご紹介します。

クールコアタオル


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サッカー選手三浦和良選手が公認していると言われているクールコアタオル。

水に濡らして絞るだけで冷たくなり、何度も使用することができます。

洗濯機で洗えるのはもちろんのこと、紫外線を98パーセントもカットしてくれる優れものの冷却グッズです。

タオルが冷たくなる理由は、タオルが吸収した水分を効率よく蒸発させて気化熱を発生させているから。

気化熱を発生させたタオルの生地の温度が下がるため、私たちの肌をひんやり冷やすことができるのです。

実は私も購入者の1人なのですが、外出先でも水さえあれば何度も冷たくさせることができるので、夏の暑い日に首にかけて置くだけでも熱中症を予防できます。

ポータブル扇風機


夏の暑い日にバーベキューやお祭りに行く際、ポータブル扇風機があると涼むことができます。

ポータブル扇風機は、小さくて涼しくならないのではないかと思うかもしれませんが、今は手で持てるサイズにも関わらず、風量も強い商品が数多く販売されています。

暑い日の外出はもちろんのこと、アウトドアにも役立つとても便利な冷却グッズです。

熱中症対策 ひんやり日焼け止め


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紫外線が強い夏は、日焼けが気になる女性も多いのではないでしょうか?

長時間、強い日差しと紫外線が当たる日焼けは、体温を上昇させて熱中症になる危険も。

今は、男女関係なく日焼け対策をしなければならない時代。

熱中症対策と日焼け止め対策を同時にできるスプレーが『熱中症対策 ひんやり日焼け止め』になります。

今まで、スプレータイプの日焼け止めは販売されていましたが、今は冷感スプレーと合体したものが販売されていますよ。

このスプレーは、押した瞬間になんと-5℃まで冷やしてくれるというので驚きです。

日焼けも気になるけど、汗でベタついた肌も冷やしたいという方におすすめの冷却グッズです。

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熱中症の予防法


十分な睡眠


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熱中症の予防法としてまず挙げられるのが、睡眠です。

睡眠不足になると、自律神経が乱れてしまい、熱中症になりやすくなります。

睡眠が熱中症の予防法になると分かっているものの、熱帯夜で寝苦しい夜は、なかなか寝付けないこともあるのではないでしょうか?

私たちが深い眠りに入るには、体温が徐々に低下していく必要があります。

熱帯夜で暑い夜は、気温が高いためなかなか体温を下げることができず、深い眠りに入ることができません。

深い眠りに入ることができないと、何度も目が覚めてしまうので、睡眠不足に陥ってしまいます。

クーラーが苦手な人もいるかと思いますが、睡眠時間を確保するためにも、寝付くまでの数時間は、クーラーを付けて深い眠りに入れるよう適切な室温にしましょう。

室温は28℃以下で湿度55パーセント以下にすると、快適な睡眠空間になりますよ。

身体を暑さに慣れさせる


熱中症と言えば、暑い真夏にかかるものだと思い込んでいませんか?

実は熱中症は、まだ暑さに慣れていない梅雨明けにかかる人が多い傾向にあります。

梅雨明けは、身体が暑さに慣れていないため、体温調節機能がうまく働きません。

体温調節機能が働かないと、上手く汗をかくことができず、水分や塩分が必要以上に汗とともに流れて、脱水症状に陥りやすくなったり、汗をかけずに、体温が上昇したりして熱中症になりやすくなります。

また、オフィスなどでは冷暖房機器が充実しており、年中快適な温度に保たれているので、普段の生活ではなかなか身体を暑さに慣れさせておくことができません。

自力で汗をかく


身体を暑さに慣れさせて、熱中症を予防するには、自力で汗をかき体温調節機能を働かせることが必要。

身体を暑さに慣れさせるには、以下の予防法が効果的です。

【手軽にできる熱中症予防法】

・半身浴やサウナで汗をかく

・1日30分以上のウォーキングで汗をかく

・自転車をこいで汗をかく

上記の予防法を上手く組み合わせれば、1週間で身体を暑さに慣れさせることができ、熱中症を未然に防ぐことができます。

熱中症を予防する食事


熱中症を予防するには、規則正しい生活や熱中症にならない身体作りが大切です。

身体作りの基本となるのが、食事です。

夏の暑い日は、食欲が落ちてなかなか食事が喉を通らない人もいるのではないでしょうか?

しかし、夏だからこそ熱中症に負けない体力をつけるため、バランスのとれた食事をこころがけましょう。

ここでは、熱中症を予防する食べ物・飲み物をご紹介します。

熱中症を予防する食べ物


豚肉

豚肉は肉の中でもビタミンB1が豊富に含まれており、身体の中の糖質をエネルギーに変えて疲労を回復します。

夏の暑さで疲れた身体を豚肉を食べて回復し、元気な身体を維持しましょう。

うなぎ

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スタミナをつけるにはうなぎを食べるのが良いと昔から言われていますよね。

うなぎには、豚肉と同じくビタミンB1が多く含まれている他、カリウムやカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。

その他にも健康に良い様々な栄養素が入っているうなぎを食べて、熱中症を予防しましょう。

枝豆

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ビールのおともである枝豆は、良質なタンパク質とビタミンB群が豊富に含まれており、熱中症対策に最適な食べ物。

大人も子どもも手軽に食べることができるので、積極的に摂るようにしましょう。

熱中症を予防する飲み物


牛乳

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熱中症予防には水分と塩分補給が重要と言われていますが、塩分がほとんど含まれていない牛乳が熱中症を予防する飲み物とされているのはなぜでしょうか?

それは、牛乳の中に入っている成分の1つであるアルブミンというタンパク質が含まれているから。

アルブミンには血液を増やす作用があります。

体内の血液が増えると、汗がかきやすくなったり、皮膚から熱を放出する機能が高くなったりするので、体温調節がしやすくなります。

このことから、熱中症を予防する飲み物として牛乳が挙げられるのです。

まとめ


熱中症の対策と予防法、効果的な食べ物や飲み物と冷却グッズについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

私が小さいころ、冷却グッズと言えば保冷剤くらいしかなかったのですが、今は様々な冷却グッズが販売されています。

特に日焼け止めと冷却スプレーが合体した商品は、この暑い夏に役立ちそうですね。

また、普段何気なく飲んでいる牛乳が熱中症予防に効果があるとは驚きです。

熱中症は普段の生活を少し気を付けるだけで防ぐことのできる病気です。

自分の身体を過信せず、熱中症対策や予防法を実践して、熱中症に負けない身体を作っていきたいものです。


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