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冬桜の見頃はいつ?関東と関西の名所や穴場スポットまとめ

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あたたかくなってきた頃に、空も心もその優しい桃色に染めてくれる桜。

一般的に桜といえば春に咲くものですが、秋冬にも咲く桜があることをご存知でしょうか。

冬桜と呼ばれるその桜は秋冬だけでなく春にも花を咲かせる二度おいしい桜なのですが、実は日本各地にお花見スポットが存在しています。

紅葉が美しくなるこれからの季節は、紅葉と冬桜を一緒に楽しめる絶好の季節!

そこで今回はそんな冬桜の見頃と関東と関西の名所、そして穴場までご紹介いたします。

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桜なのに冬に咲く「冬桜」の見頃

「冬桜と言うのだから、春に咲くソメイヨシノのような桜が真冬に満開になるのかな?」と思われた方もいるかも知れませんが、冬桜は一般的に言う桜とは印象がかなり異なります。

冬桜は秋から徐々に開花しゆっくりと長く楽しめる桜で、ソメイヨシノのように狂い咲きしないのが特徴です。

そのため「今週末が花見のピーク!」といったような事も起こりにくく、寒い時期な事もありますが花見の場所取りに苦労することもないのではないでしょうか。

ただ秋冬に加え春にも開花するため、一体いつが一番の見頃なのかと疑問に思われた方もいらっしゃるかも知れません。

春は春でもちろん美しいのですが、その時期は春咲きの桜が満開を迎える頃でもあるので、控えめな冬桜は少し負けてしまうかも。。

そこでオススメしたいのは、秋の紅葉の時期に紅葉の黄色や赤をバックに桜を楽しむお花見です。

紅葉のピークは地域差があるので一概には言えませんが、大体10月中旬〜11月末が見頃かと思います。

その頃はちょうど冬桜も一番花を咲かせる頃なので、どちらも楽しみたいという方にはピッタリです。

関東、関西の冬桜の名所

それでは実際に冬桜を楽しめる名所を、関東と関西それぞれご紹介致します。

関東の名所と見頃

長谷寺(はせでら)

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まず最初に関東の冬桜の名所としてご紹介したいのは、あじさいで有名な鎌倉の長谷寺

実はあじさい以外にも1年を通じて花を楽しむことが出来るため「花の寺」として親しまれています。

そんな長谷寺で10月中旬頃から咲き始めるのは、”子福桜(コブクザクラ)”という品種の冬桜です。

八重咲きで白っぽい花びらが華やかな桜で、一つ花から複数の実をつけることからこのような名前がついています。

長谷寺のおすすめポイントは、11月も中旬頃になると子福桜だけでなくざる菊やサフラン、サザンカにイチョウ等の紅葉も一緒に楽しむことが出来るところ!

なので冬桜の開花状況はもちんですが、紅葉の具合を見ながらのお花見がおすすめです。

【場所】
神奈川県鎌倉市長谷3-11-2

【時間】
3月〜9月:8時〜17時(閉山17時30分)
10月〜2月:8時〜16時半(閉山17時)

【参拝料(一般)】
大人:300円
小学生:100円

【見頃】
10月中旬〜11月末

【関連サイト】
鎌倉長谷寺HP

桜山公園(さくらやまこうえん)

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群馬の藤岡市にある桜山森林公園では、見頃となる11月中旬〜12月にかけて約7000本の冬桜と紅葉を一緒に楽しむことが出来ます。

またその時期には夜間園内がライトアップされているため、昼だけでなく夜も楽しめるのが嬉しいところ。

毎年12月1日には冬桜の開花を祝う「桜山まつり」も開催され、そこでは藤岡市の名物「とっちゃげな汁(すいとん汁)」も振る舞われます。

春に咲く際はソメイヨシノ、梅、ろう梅、ツツジや椿等の花も咲いているため、たくさんの花見が一気に楽しめるので、春に行くのもおすすめです。

【場所】
群馬県藤岡市三波川2166-1

【時間】
随時

【入園料】
無料

【見頃】
11月中旬〜12中旬

【関連サイト】
藤岡市観光ガイド

城峰公園(じょうみねこうえん)

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埼玉の児玉郡にある城峰公園では冬桜のシーズンは日没後から夜20時までライトアップされており、毎年10月末には冬桜まつりも行われています。

冬桜まつりでは特産品の販売や抽選会の他、ご当地ヒーローのステージショーなど子供も飽きずに楽しめる要素がたくさん!

カップルはもちろん、家族連れにもピッタリな名所です。

【場所】
埼玉県児玉郡神川町大字矢納1277

【時間】
8時〜17時
※GW、夏休み、10月下旬〜12月上旬は無休(冬桜まつりは2017年10月29日)

【入園料】
無料

【見頃】
10月下旬〜12月上旬

【関連サイト】
神川町観光協会

関西の名所と見頃

橿原神宮(かしはらじんぐう)の深田池(ふかだいけ)

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関東の冬桜の名所としてご紹介したいのは、奈良の橿原神宮

ここは「日本書紀」において日本建国の地と記されている、まさに建国の聖地です。

年間を通して様々な行事が行われているため、季節を問わずいつ訪れても楽しめる場所ではありますが、特に秋は紅葉に彩られ非常に美しい景色を楽しむことが出来ます。

そんな神宮の広い敷地内で冬桜が楽しめるのは、本殿西に位置する深田池の辺りです。

鳥居と紅葉の赤と、冬桜の淡いピンク色が美しい幻想的な光景が見られるのでカメラをお忘れなく!

【場所】
奈良県橿原市久米町934

【時間】
時期により異なるので、橿原神宮のHPをチェックしてください。

【駐車場】
普通車500円

【見頃】
10月下旬〜12月中旬

【関連サイト】
橿原神宮公式サイト

西明寺(さいみょうじ)

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西明寺は湖東三山(ことうさんざん)と呼ばれる天台宗の寺院の1つで、本堂や三重塔は国宝に指定されている非常に歴史のあるお寺です。

また秋は紅葉が非常に美しいことでも有名で、なんとその数約1000本。

アメリカのCNNより「日本の最も美しい場所31選」にも選ばれた、日本有数の観光スポットでもあります。

そんな西明寺で見られる冬桜は、いわゆる冬桜(小葉桜)ではなく「不断桜(ふだんざくら)」という天然記念物に指定されている品種。

7本の美しい不断桜が紅葉に彩られた中で控えめに咲く姿は、美しい以外の言葉が見つからない事間違いなしです。

【場所】
滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26

【時間】
8時〜17時

【入山料】
大人(高校生以上)600円、中学生300円、小学生200円

【見頃】
10月下旬〜12月上旬

【関連サイト】
西明寺公式サイト

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知る人ぞ知る、冬桜の穴場スポット

わざわざ遠出して見るのも大変だし、もう少し楽に行けるところで冬桜を見ることが出来ないか…と思ってらっしゃる方に、駅チカで比較的行きやすい場所にある穴場スポットをいくつかご紹介致します。

いずれの場所も冬桜以外にも楽しめるポイントが多い場所なので、用事ついでのお花見もオススメ。

関東の穴場と見頃

堀切菖蒲園(ほりきりしょうぶえん)

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関東の冬桜穴場スポットとしてご紹介したいのは、電車でもアクセスしやすい東京の堀切菖蒲園

その名前の通り花菖蒲が有名な観光名所ですが、実は花菖蒲だけでなく冬桜や梅、藤、牡丹等も楽しむことが出来ます。

最寄りの京成電鉄「堀切菖蒲園」駅から徒歩10分程で着くので、気軽に訪れられるのも魅力です。

また現在トイレや休憩所等の施設をバリアフリーにするための工事を行っているため、ベビーカーや車椅子の方にも訪れやすくなるはずです。

【場所】
東京都葛飾区堀切2-19-1

【入園料】
無料

【駐車場】
なし(土日祝日は近隣の堀切橋駐車広場を1回500円で使用可能)
※現在工事中のため、平成30年3月までは休園しています。

【見頃】
10月下旬〜12月上旬

【関連サイト】
葛飾区公式サイト

小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)

JRや大江戸線、東京メトロの東西線に有楽町線、南北線の「飯田橋駅」と、丸の内線「後楽園駅」からそれぞれ徒歩8分程のところにある小石川後楽園

そんなアクセス抜群な場所でも、冬桜を楽しむことが出来ます。

紅葉等秋に楽しめるものも多いので秋訪れても十分楽しめますが、春も古いしだれ桜や梅を楽しめるのでおすすめです。

【場所】
東京都文京区後楽一丁目

【時間】
午前9時〜午後5時(入園は午後4時半まで)

【入園料】
一般300円、65歳以上150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

【見頃】
10月下旬〜12月中旬

【関連サイト】
公園へ行こう!

関西の穴場と見頃

妙蓮寺(みょうれんじ)

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関西の穴場としてご紹介したいのは、豊臣秀吉から贈られた臥牛石(がぎゅうせき)等が置かれた庭園が有名な妙蓮寺

ここで見られるのは一般的な冬桜(小葉桜)ではなく、御会式桜(おえしきざくら)という品種です。

他の冬桜と同じく10月の中旬頃から咲き始め、翌年の4月頃まで楽しむことが出来ます。

【場所】
京都市上京区寺ノ内通大宮東入ル妙蓮寺前町875

【時間】
10時〜16時
※毎週水曜、年末年始は休み

【料金】
境内自由(方丈・庭は500円)

【見頃】
10月中旬〜4月頃

【関連サイト】
妙蓮寺公式サイト

まとめ

冬桜の見頃の時期や名所、そして穴場スポットをご紹介致しましたがいかがだったでしょうか。

春に咲くソメイヨシノ程の強さはありませんが、小さくて可愛い冬桜は見る人を優しい気持ちにしてくれます。

秋の紅葉をバックに見るも良し、春の満開の桜をバックに見るも良し、長く咲くからこその楽しみ方が出来るので、是非今年の秋〜春は冬桜を見に行ってみてください。

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