脳血管1

一昔前は年を取ると「ボケる」などといった表現が使われていましたが、最近は「認知症」という言葉がメジャーになってきました。

そんな認知症ですが、一般的に知られている「認知症」は「アルツハイマー型認知症」の事を指すことが多く、段階的に進行するのが特徴ですが、進行が急激な「脳血管性認知症」という認知症をご存知でしょうか。

「脳血管性認知症」は進行が早く、初期症状も急に現れるため、驚かれるご家族も多いのだそうですよ。

そこで、今回は「脳血管性認知症」の初期~末期の症状の特徴や、寿命についてお伝えしたいと思います。

スポンサードリンク


脳血管性認知症とは


脳血管2

脳血管性認知症とは、

  • 脳出血

  • くも膜下出血

  • 脳梗塞

など脳の血管が原因で起きる認知症で、年齢に関わらず起きる可能性がありますが、脳出血などが起きるリスクが年齢に比例して高くなるため、高齢者が発症しやすい認知症です。

また、生活習慣によって起こり、女性に比べて男性に発症することが多いという特徴もあります。

脳の血管の病気は、急に倒れて救急車で運ばれるなど症状が分りやすい場合もありますが、知らないうちに出血している場合もあるため、認知症の症状によって気付く場合もあります。

日本の高齢者の認知症の過半数を占める「アルツハイマー型認知症」

  • 記憶力が落ちる

  • 判断力が落ちる

という特徴がありますが、「脳血管性認知症」

  • 急に性格が豹変する

  • おしゃべりになる

といった特徴もあり、一目では認知症と気付けない場合も多くあります。

私の主人の祖父がこの「脳血管性認知症」にかかってしまったのですが、急に性格ががらっと変わってしまい、家族一同呆然としました。

認知症というと「記憶出来なくなる」と考えていたため、最初は誰一人として認知症と思わず、症状を検索するうちに病名にたどり着いた形です。

脳血管性認知症の初期症状


脳血管3

脳血管型性認知症の初期症状の特徴は、

  • おしゃべりになる(話が止まらない)

  • 喜怒哀楽が激しくなる

  • 何かが急に出来なくなる

  • ろれつが回らない

  • 手足に痺れを感じる

などで、他の認知症と違い、日や時間帯によって症状が出たり出なかったりすることがあったり、ふと平常心に戻ることもあるので、自分で自分が何か変だと気付く方もいます。

初期の症状は、脳の病気や手術後などに突然現れるのが特徴のため、初期の症状が出ても認知症と気付けないケースもあるようです。

主人の祖父の場合は、突然おしゃべりになり、いくら話を止めようとしても平気で1時間以上話し続ける状態で、すぐに怒って物を投げつけたり泣き出したりと、喜怒哀楽の激しさが現れました。

あまりにも人格が前日と変わってしまったため、とても驚き、一緒に暮らしていないため最初は「少し義母さんが大袈裟に言ったのでは」と疑ってしまいましたが、慌てて駆けつけると確かに主人の祖父が突然人格が変わってしまったような状態に・・・。

とても優しくて穏やかな人だったので本当にびっくりしました。

初期症状は認知症らしくないかもしれませんが、脳血管性認知症も名前の通り認知症ですから、症状が現れたら病院で一度診てもらいましょう。

ただし、人格の変化から病院へ連れて行くのも嫌がって一苦労の場合もあるので、機嫌が良い時間帯や日を狙って診察するようにして下さいね。

スポンサードリンク


脳血管性認知症の末期症状


脳血管4

初期症状が出た後、脳血管の症状の進行もしくは、脳の病気は再発しやすいという特徴があるため、再発を繰り返すことによって末期に向けて症状が進んでいきます。

初期症状がいきなり現れたのと同様に、末期症状までの進みも、緩やかに進むのではなく、初期症状が出て数年経っていきなり症状が悪化し、また数年後に急激にというように、症状が一気に末期に向って変わっていく場合が多いようです。

末期症状の特徴は、

  • ろれつが回らず会話がなかなか出来ない

  • 物がしっかり飲み込めない

  • お漏らししてしまう

  • 集中出来ない

  • ウツ症状が出てくる

などで、初期に比べて末期は身体に現れる特徴が多くなります。

末期症状が出てくると、日常生活を一人では行えなくなってくるので、つきっきりで介護するか施設を利用したりデイサービスを利用する必要が出てきてしまいます。

見えない所で脳血管の症状が進行するのはなかなか止めることが出来ませんが、脳の病気が再発しないように再発を防ぐことは出来ますので、少しでも末期症状になるのを遅らせる努力を出来るといいですね。

例えば、生活習慣の中でも「喫煙」「飲酒」「食生活」が脳の病気の原因として挙げられますので、ご本人が生活を変えられない場合は、ご家族が少しずつでも生活を改善出来るように手伝ってあげましょう。

脳血管性認知症と寿命の関係


脳血管性認知症と寿命にはどのような関係があるのでしょうか。

脳血管性認知症は寿命とはあまり関係がありませんが、脳血管性認知症の原因となる脳の病気は、どれも寿命が縮んでしまう特徴のある病気です。

また他の認知症もそうですが、身体の機能や判断力が落ちることで、今まではしなかったような行動に出た結果、命を落としてしまう高齢者の方もいらっしゃいます。

前述したように脳の病気は1度起きると再発の危険性が高く、特に5年以内に再発してしまう可能性が高いので、脳血管性認知症が末期症状に進むのを防ぐためにも、寿命を伸ばすためにも、脳の病気となっている生活習慣を変えることが大切です。

生活習慣によって引き起こされる病気は、脳の病気だけではなく、糖尿病などといった病気もありますから、生活習慣を変えることで他の病気の予防にも繋がり、結果的に寿命を伸ばす事に繋がります。

少しでもご家族の寿命が伸びるように、生活習慣を変えれるよう働きかけていきたいですね。

まとめ


脳血管性認知症は、いきなり症状が発症し、人格が変わるなどの症状が出るケースもあるため、周囲はびっくりしてしまうことも多いと思いますが、焦らず病院に診察に行くなどの処置をまずはとって下さい。

寿命と直接関係はありませんが、やはり生活習慣を変えない限り、認知症以外の原因で寿命が短くなってしまうことも考えられるため、生活習慣の改善を検討しましょう。


スポンサードリンク