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浜松と宇都宮の餃子の違いや特徴は?おすすめの人気店も紹介

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「浜松餃子」と「宇都宮餃子」

日本でも有名な、地名を冠した餃子ですが、この2つの違いってご存知ですか?

実はこの2種類の餃子、特徴や材料に違いがあるのです。

今日は、この2種類の餃子の違いをご紹介します。

知ってるつもりで意外と知らないこの2つの餃子の違いと、それぞれの餃子のおすすめな人気店も併せてご紹介します。

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浜松餃子の特徴

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浜松餃子の始まりは、戦前の大正時代、そのころ浜松には中国人が多く住んでいて、その中国人が開いていた中華料理店に餃子があり、そのころから浜松では餃子に親しんでいたと伝わっています。

そして終戦後、浜松で屋台店を営んでいた人が、中国から戻ってきた軍人さんに「餃子を作ってほしい」と言われて、作り方を教わり作り始めたのが、浜松に餃子が本格的に広まった始まりです。

その後、餃子の作り方が広まり、様々な店が餃子を作り始め、現在では浜松餃子の専門店が80店舗、浜松餃子を扱っている店が300店舗以上あるとも言われています。

300店舗もあるの?とびっくりしてしまいますね。

特徴

浜松餃子には、他の餃子にはない特徴がいくつかあります。

特徴1:野菜はキャベツと玉ねぎ

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もともと中国における餃子は「具材は特に決まっておらず、その日冷蔵庫にある肉や野菜」を餡にして入れていました。

そこで浜松餃子もまた、浜松の特産品や多く収穫できる野菜が餡になるようになりました。

それが「キャベツ」「玉ねぎ」「豚肉」でした。

キャベツも玉ねぎも、当時から現在にかけて浜松でた多く作られていますし、また養豚も当時から盛んにおこなわれていた為です。

特徴2:肉の割合が多い

浜松餃子の大きな特徴の一つは「肉が多い」ことです。

野菜より肉の割合が多いので、全体的にずっしりとした食感、いかにも「肉を食べている!」と感じる餃子です。

さすが養豚が盛んな地域の餃子!

特徴3:つけだれ

浜松餃子の専門店や、浜松餃子のお店は、それぞれこだわりが強いようで、それぞれの店の浜松餃子に合う「つけだれ」をそのお店で用意しているところが多いです。

そのつけだれもお店によって微妙に味わいも違うので、このつけだれの存在も、浜松餃子を食べる楽しみの一つかもしれませんね。

「餃子は醤油とラー油!」と思っていると、この「つけだれ」の存在には驚くかもしれませんよ。

特徴4:もやし

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面白いな、と思ったのがこの「もやし」の存在、浜松餃子には必ずと言ってよいほど「もやし」が添えられています。

他の地域との大きな違いの一つも、この「もやし」の存在、浜松餃子は肉の割合が多い餃子、それをもやしと一緒に食べると、さっぱりと食べることが出来るのです。

なるほど、考えられているんですね。

特徴5:フライパンによる円形焼き

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浜松餃子をお店で食べると、フライパンに餃子をきれいに敷き詰めたような形でお皿に盛りつけて出てきます。

他の地域にはこのように出す餃子はあまりないので、この違いには最初驚きます。

もともと戦後は屋台での料理として始まったといわれている浜松餃子。

屋台で餃子を焼こうとすると、鉄板では焼きにくいのでフライパンに円形に餃子を並べて焼くようになりました。

そのため、今でも浜松餃子はフライパンに円形に並べて焼かれているものが多いです。

そして、フライパンに円形に餃子を並べると中央に穴が出来るのですが、そこに上でご紹介した「もやし」がトッピングされるのです。

特徴5:お持ち帰りもOK

もともと浜松の人は外食が好きではなく、外食店も少なかったそうです。

その為、「お店の餃子を持って帰ってお家で食べる」という人は今でも多く、有名店や浜松餃子の専門店でも「お持ち帰りOK」というお店は多く、今でも町に2,3店の「お持ち帰りOK」な餃子店があるのだとか・・・

中にはイートインスペースがない「お持ち帰り専門」の浜松餃子店もありますよ。

浜松餃子がおすすめの人気なお店

それでは、浜松に行ったら是非寄ってみたい、浜松餃子のおすすめなお店をご紹介します。

おすすめ店その1:むつぎく

浜松餃子といったら、この「むつぎく」と言われるくらいの人気があるお店で、JR浜松駅から徒歩3分ほどのところにある浜松餃子専門店、その人気は、開店前にすでに行列ができている程。

定番の「浜松餃子」は、フライパンに敷き詰めて焼いた円形焼き、中央にはもやしがトッピングされている「ザ・浜松餃子」といった雰囲気です。

数年ほど前私が初めてこの店に行ったときは、自宅で食べる餃子よりも「少し小さめ?」と感じましたが(我が家の餃子が大きすぎるのかも??)、お肉の味わいも野菜の甘味もしっかりしていていくらでも食べられそう。

「人気店」と言われるのも頷けます。

【浜松餃子・むつぎく】

 

住所:静岡県浜松市中区砂山町356-5

TEL:053-455-1700

営業時間:
・昼(毎日)⇒11:30~14:30(14時 オーダーストップ)
・夜(平日・土)⇒17:00~21:30 (21時 オーダーストップ)
・夜(日曜・祝日)⇒17:00~21:00 (20時半 オーダーストップ)※又は餃子完売まで

公式サイト:むつぎくのサイトはこちら

 

★むつぎくの口コミ★

https://www.instagram.com/p/BiVRloYj5dO/?utm_source=ig_embed

https://www.instagram.com/p/BfCs9mJlXav/?utm_source=ig_embed

おすすめ店その2:福みつ

「福みつ」も開店前にすでに行列ができている人気店。

浜松駅から歩いて30分程と、ちょっと離れているのですが、こちらもおすすめです。

こちらのお店はメニューは餃子だけという餃子専門店

少し厚めに感じる皮がおいしそうな黄金色の焼けていて、見た目を裏切らないカリっとした食感が何とも言えず美味しいです。

丸形焼きでもないですし、もやしもつかない「普通の餃子」とよく似た餃子ですが、餃子のサイズが大きく食べごたえを感じました。

餃子らしい餃子をしっかり食べたいとこはここがおすすめ。

【福みつ】

住所:静岡県 浜松市中区佐藤1丁目25-8

TEL:053-461-6501

営業時間:11:00~22:00(但し、餃子がなくなり次第終了)

定休日:水曜日

 
★福みつの口コミ★

お持ち帰りする方も。

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宇都宮餃子の特徴

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宇都宮に餃子が伝わったのは戦後まもなくと伝わっています。

もともと餃子は中国や満州の料理、それが宇都宮に渡ったきっかけは、第二次世界大戦でした。

大戦中に満州に行軍していた宇都宮出身の日本軍の軍人さんが、満州で、満州餃子を食べたのがはじまりでした。

本場の満州餃子、その味が美味しかったのか、それとも日本にない食べ物に感動したのか、その軍人さんは日本に帰国するとき餃子の作り方を教わって帰り、戦後、宇都宮に戻ったのち、教わった作り方をもとにして日本で餃子を作り始めたのが、宇都宮餃子の始まりでした。

戦後、満州から日本に戻った軍人さんが餃子を作って生計を立てた、という話は日本の各地で聞きますが、ほとんどが見よう見真似、一方、この宇都宮出身の軍人さんは、満州の現地の人から直接餃子の作り方を教わって帰国して、教わった通りに宇都宮で餃子を作ったのです。

それがいつしか宇都宮市内に広がり、市内の各地に餃子の店が増えてゆき、知る人ぞ知る餃子の町へとなってゆきました。

1990年に入ってからは、宇都宮は、この餃子を町おこしに使い始め、宇都宮以外の人たちも「宇都宮餃子」を知るようになり、全国に広まったのでした。

現在は「宇都宮餃子会」という、餃子店や宇都宮餃子を扱う中華料理店の組合まであり、その加入店舗は80店舗、この組合に加入していない店舗も併せると200店を超える餃子店があるのだとか・・・

特徴

そんな宇都宮餃子の特徴もいくつかありますので、ご紹介します。

特徴1:白菜を使用

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もともと満州餃子に入っている野菜は「白菜」であったことから、その作り方がそのまま伝わった宇都宮餃子にも白菜が多く入っています。

白菜を中心にして、ニラやキャベツなど何種類かの野菜が入っているのが一般的です。

特徴2:野菜の割合が多い

宇都宮餃子は「野菜を食べる料理」という傾向が強いので、餃子の餡に入る野菜の割合がとても多いのも特徴の一つです。

餃子に入れる肉は「味付け程度」で、その味わいも野菜の味が強く、肉っぽさが少なくてさっぱりとしています。

特徴3:テーブルには「お酢」

これは「特徴」というより「傾向」といったところでしょうか?

餃子というと「醤油」と「ラー油」で食べるのが一般的だと思っていましたが、宇都宮餃子は「お酢」をかけて食べる方が多いようで、宇都宮餃子のお店には必ず「お酢」が置いてあります。

お酢をかけると、野菜が多く油を使ってパリッと焼いてある餃子が、さらにさっぱりと食べられます。

また、一部の店舗では「マヨネーズ」が添えてあったりマヨネーズがかかっている餃子メニューもあるのだとか・・・

「マヨネーズ?」と、普段餃子にマヨネーズをかけたこともない私は驚きましたが、野菜中心でさっぱり仕上げな宇都宮餃子、マヨネーズをかけて食べるのもありのようですね。

宇都宮餃子がおすすめの人気のあるお店

宇都宮にも、宇都宮餃子のおすすめ人気店があります。

宇都宮へ行ったら、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

おすすめ店その1:みんみん

「みんみん」は、市内に13店舗あるチェーン店で、大体いつも行列ができている人気なお店。

宇都宮駅の東口にもありますので、宇都宮に来た時には是非寄ってほしい人気店の一つです。

メニューには「焼き餃子」「あげ餃子」「水餃子」と3種類、どれもおいしいですし、しかも1皿1人分の値段が250円前後とリーズナブルなのもおすすめのポイント。

観光客だけではなく、地元の人にも人気があるお店です。

【餃子・宇都宮みんみん(駅東口店)】

住所:宇都宮市宮みらい1-13

TEL:028-651-6810

営業時間:11:00~20:00

休業日:公式サイトに掲載

公式サイト:みんみんのサイトはこちら

 
★みんみんの口コミ★

https://www.instagram.com/p/BNlnIRqh_n_/?hl=ja

https://www.instagram.com/p/BmhrBiPnmsq/?hl=ja

おすすめ店その2:正嗣(まさし)

「みんみん」とならんで、宇都宮餃子の人気1,2を争う人気店「正嗣(まさし)」

創業50年の歴史ある餃子店で、地元の方でもこのお店に通っている方が多いという、地元に愛されている餃子店です。

メニューは「焼き餃子」と「水餃子」だけという、生粋の餃子専門店で、「餃子で勝負」「餃子が自慢」という店の気持ちが伝わってきます。

餃子の特徴は、皮が薄くてパリパリッとした食感が良い焼き餃子。

また、ここのお店は「つけだれ」もおすすめ、ちょっと辛いのですがそれが病みつきになる味です。

【ぎょうざ専門店 正嗣】

住所:宇都宮市馬場通り4-3-1

TEL:028-622-7058

営業時間:11:30~20:00

定休日:水曜日(月に2回火・水曜日連休あり)

公式サイト:正嗣のサイトはこちらから

 
★正嗣の口コミ★

宇都宮餃子と浜松餃子の違い

さて、ここで浜松餃子と宇都宮餃子の違いを表にまとめてみました。

  浜松餃子 宇都宮餃子
野菜の種類

キャベツ・玉ねぎが中心 白菜が中心
キャベツ、ニラなど
豚肉
野菜よりも肉が多い
肉は少量
つけだれ 店によってつけだれがある お酢・醤油など
(マヨネーズをかけるところも)
味わい 肉が多い為
肉をしっかり食べている感じがする
野菜が多い為
さっぱりと食べられる
そのほかの特徴 もやしがトッピング
フライパンで「円形焼き」
お持ち帰りOK

こうして2種類の餃子を見てみると、同じ「餃子」なのに違いが浮き彫りになって面白いですね。

餡の肉の多さの違いは、養豚が盛んな浜松餃子らしいですし、肉が多く入った分、もやしを一緒に食べることでさっぱりさせるという特徴も、面白いですね。

一方宇都宮餃子には、浜松餃子における「もやし」のように「一緒に食べる」野菜はないけれど、その代わりに餃子そのものに入る野菜の量が多く、お酢を付けて食べることでさっぱりといただく、という違いがあります。

どちらも「さっぱり」「おいしく」食べたいのですね。

また、浜松餃子の特徴が宇都宮餃子と違い、多いのには驚きましたが、それだけ「餃子に対するこだわり」が多いのかもしれませんね。

まとめ

「浜松餃子」と「宇都宮餃子」の違いと特徴についてご紹介してみましたが、いかがでしたか?

地域の名前を冠した餃子、地域の特産品が餡に入っていたり、歴史的背景があったりと、知らないことや違いも多くて驚きました。

けれど、これだけの違いがあっても、どちらも甲乙つけがたいくらい美味しく、おすすめですので、浜松や宇都宮に行ったときには人気のお店に足を運んで食べてみてはいかがでしょうか?

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