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紅葉(もみじ)の育て方と剪定方法は?庭植えや鉢植えについても

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秋が深まるとテレビでは紅葉(こうよう)の風景が放送されます。

テレビ越しでも秋の紅葉はとても綺麗で私たちの心を癒します。

テレビ越しでさえもこんなに綺麗なので、紅葉(もみじ)狩りに行ったら「もっと美しい紅葉が見られるのでは?」と思うのですが、忙しい私たちは時間を見つけて紅葉狩りに行くのは難しいですよね。

もし、紅葉を庭や鉢植えで楽しむことができたら家に居ながら紅葉狩りを楽しむことができますが、紅葉を育てるのは難しいと思っていませんか?

実は紅葉は鉢植えで、初心者でも育てることができるんですよ。

今回は鉢植えでの紅葉(もみじ)の育て方と剪定方法、庭植えの仕方やかかりやすい病気についてご紹介します。

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紅葉の育て方

紅葉の栽培方法

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一般的にイメージされる紅葉(もみじ)は、大きな木なので狭い庭やマンションで育てるのは無理だと考える人もいるのではないでしょうか?

実は、紅葉は庭植えだけでなく、きちんと手入れをすれば鉢植えや盆栽で小さく育てることもできるんですよ。

また庭植えと違い手軽に紅葉の苗を移動できる鉢植えでの栽培方法は、園芸初心者にも向いています。

広い庭がなくても家にいながら紅葉狩りを楽しむことができるなんて素敵なことですよね。

まずは、初心者でも育てられる鉢植えでの育て方についてみてみましょう。

鉢植えに適した時期

紅葉(もみじ)の鉢植えは真冬を除く、10月下旬~11月、または2~3月に行ないます。

この時期は、紅葉を含む落葉樹の休眠期にあたり、冬の寒さに耐えるため一時的に活動を停止しています。

休眠期に鉢植えや植え替えを行うと、苗木への負担が少ないのでこの時期に苗木を購入し、鉢植えを行いましょう。

紅葉が好む環境

紅葉(もみじ)は日当たりが良いところを好みますが、乾燥や寒気に弱いという性質があります。

鉢植えのメリットは鉢を自由に移動できることで、紅葉にとって過ごしやすい環境を作ることができます。

基本的に戸外で育てますが、季節によって以下の場所に置きましょう。

【鉢植えの紅葉を置く場所】

〈春・秋〉
・直射日光の当たらない明るい場所

〈夏〉
・日陰の場所

〈冬〉
・寒気にさらされない場所

水やり、肥料のタイミング

紅葉(もみじ)は乾燥に弱い植物なので、水はけの良い鉢植えではつい乾燥しがちになるため、毎日の水やりを欠かさずに行いましょう。

鉢植えでの水やりのタイミングは、季節によって異なります。

【水やりのタイミング】

〈春・秋〉
・1日1回、根本に水やりを行う

〈夏〉
・1日2回、朝晩の水やりが必要で、葉の水分蒸発を防ぐため、葉に水やりを行う

〈冬〉
・紅葉の様子をみながら、乾燥していたら水やりを行う

庭植えの場合は、ほとんど水やりは必要ありませんが、夏の暑い時期は葉が乾燥して枯れてしまう恐れがあるので、1日2回葉に水やりを行いましょう。

また、鉢植えで大きく紅葉を育てたい場合は4~7月、9月以降紅葉までの間に月1ペースでリン酸とカリウムが多い固形肥料を置きます。

紅葉が始まると肥料は不要になりますので、除去しましょう。

紅葉の剪定

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鉢植えで紅葉(もみじ)を育てる時は、大きくなりすぎると鉢植えに入らなくなるので毎年落葉後すぐの晩秋から冬(11月下旬から1月)の間に剪定を行いましょう。

この時期の剪定は休眠期で紅葉への負担が少ないのももちろんですが、落葉後で剪定する枝がよく見えて切りやすくなります。

【剪定方法】

1.紅葉の幹や太い枝から上方に向かって真っすぐ伸びている徒長枝(とちょうし)を根元から切る

2.重なっている枝も同じように根元から切る

3.紅葉の樹形に合わせて、不要な枝を切っていく

4.太い枝を切った後の根本に殺菌剤や癒合剤を塗り、病気や害虫を防止する

木の剪定は「できれば葉が覆い茂る夏前に行いたい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、夏前は活動期にあたるため剪定をすると枝から樹液が漏れて、木を弱らせてしまいます。

どうしても行いたい場合は、太い枝を避けて細い枝のみ剪定しましょう。

紅葉の病気

紅葉(もみじ)は生き物ですので、人間と同じように病気になることもあります。

紅葉の病気は放っておいていいものもありますが、中には対処が遅れると翌年にも影響が出てしまうものも。

ここでは、紅葉の病気と対処法について見ていきましょう。

【首垂細菌病(くびたれさいきんびょう)】

〈症状〉
樹木類には珍しい細菌病で、4~5月にかけて新しく伸びた若い枝葉に発症し、枝の先端から黒い病斑が表れ、葉が枯れていく。

〈対処法〉
気温の上昇とともに症状が治まるので、対処は必要ない

【うどんこ病】

〈症状〉
名前の通り、うどんの粉をまぶしたかのようなカビが葉に付着する病気で、気づくのが遅れると、一気に拡散し次年度以降にも影響を与える。

〈対処法〉
・うどんこ病は水に弱いため、まずは葉に水をかける
・切り取れる葉を全て取り除き、燃えるごみで捨てる
・30~50倍に薄めた酢の水溶液か800倍に薄めた重曹の水溶液を葉に直接吹きかける

【黒紋病(こくもんびょう)】

〈症状〉
葉に黄緑色の斑点ができ、のちに黒いぽつぽつとした隆起が葉の表面に現れる。

〈対処法〉
・落葉してしまったものも含めて全て取り除き、燃えるごみに捨てる
・ダイセン、ベンレート水溶液を樹木全体に吹きかける

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紅葉の植え替え

植え替えのタイミング

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紅葉(もみじ)は鉢植えの場合、根が育ちすぎて根詰まりし、翌年の新芽の生育に影響を与えてしまいますので年に1回、1回り大きな鉢に植え替えます。

鉢植えの植え替えのタイミングは、剪定と同じ時期の11月下旬から1月の間に行います。

剪定の後に植え替えを行うと、紅葉の手入れが1度で終わるのでお勧めですよ。

【鉢植えの植え替え方法】

1.鉢植えから紅葉の株を引き抜く

2.古くなり変色した根を切る

3.新しい鉢の底に網を敷き、その上に軽石を乗せる

4.土を2センチ程度入れる

5.根を整えた株を入れて土をかぶせる

ここで注意したいのが手順2の根切りで、根を切りすぎると、紅葉に栄養が行きわたらなくなり、最悪の場合枯れてしまうことも。

せっかく育てた紅葉を枯らさないためにも根切りをする際は、変色した根を切るにとどめておきましょう。

庭植えするのに適した場所

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自宅に庭がある人は、鉢植えで紅葉(もみじ)をある程度大きくしたら、庭植えをしてみてはいかがでしょうか?

庭植えすると毎年の鉢の植え替えは必要なくなりますし、水やりも夏場の暑い時期のみ行うだけで済みますよ。

紅葉は先ほど述べたように、日当たりが良いところを好むけれども乾燥や寒気に弱いという性質を持っています。

ここで日当たりを重視してしまうと、夏の直射日光で葉が枯れてしまいますし、湿気を重視してしまうと、根が枯れてしまいます。

なかなか気難しい紅葉ですが、もし人間に例えるのであれば、我儘なお嬢様のよう。

そんなお嬢様の紅葉を満足させる場所は、庭の中でも午前中に日が当たり、午後の暑い時間帯に日陰になる家の東側。

ここであれば、適度な日当たりと湿度でお嬢様もすくすく成長し、秋になると綺麗な紅葉(こうよう)を見せてくれるでしょう。

まとめ

鉢植えでの紅葉(もみじ)の育て方と剪定方法、庭植えの仕方やかかりやすい病気についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

庭の紅葉と言えば、私の祖父は植物を育てるのがとても上手で、庭には様々な植物が植えられていました。

その中でも、祖父の自慢の紅葉は、毎年秋になると真っ赤に色づき、私たちの心を癒しました。

ところが、数年前に起こった自然災害によってやむを得ず伐採し、今はもう紅葉を見ることができません。

祖父の紅葉はもう見れないけれども、紅葉の育て方が分かったので、今度は私が紅葉を植えて、家族を癒したいと思います。

皆さんも、紅葉を育てて自宅で紅葉狩りをするのはいかがでしょうか?

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