寒い季節になると、テレビショッピングでよく販売される「カニ」。
カニの販売が始まると「あぁ、冬がやってきたな」と感じる人もいるのでは?
ちょっと高価なので、食卓に並ぶことが少ないカニですが、食卓に出てくると特別な感じがしますよね。
我が家では、親戚一同が集まったお正月にしかカニが出ませんが、そんな時に食べきれずに残ったカニの保存方法はどうしたら良いのでしょうか?
また、賞味期限はいつまでなのかも気になりますよね。
そこで今回は、「誰か私にカニを贈ってくれないだろうか」と期待している私が、カニの保存方法について調べてみました。
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カニの保存方法
「生カニ、生冷凍、ボイル済冷凍」など、購入したり贈り物でもらったりするカニの状態は様々です。
それぞれのカニの状態によって、適切な保存方法や賞味期限があります。
ここでは、生カニ、生冷凍、ボイル済冷凍の保存方法と賞味期限についてご紹介します。
生カニ
生カニとはその名の通り、活きたカニのこと。
私が住んでいる九州ではなかなか見かけることはありませんが、カニが採れる地域では活きているカニをそのまま購入することもあるのではないでしょうか。
では、この生カニはどのように保存すればいいのでしょうか?
残念ながら、生カニは長期保存が難しいため美味しく食べたい場合は、なるべく早く食べるのが良いでしょう。
どうしても保存して後から食べたい場合は、以下の保存方法で冷凍庫に入れます。
活蟹の保存方法
- 新鮮なうちにボイル
- キッチンペーパーで包む
- その上からラップでくるんでビニール袋へ
- 冷凍庫で保管
活蟹の賞味期限
冷凍してから3日以内
ボイルした生カニの場合の賞味期限はたった3日しかないんです。
賞味期限を過ぎてしまうと食中毒の危険がありますので、もったいなくても賞味期限が過ぎたボイル済のカニは食べないようにしましょう。
生冷凍のカニ
業者の特別な加工で「生冷凍」されたカニは、届いたらすぐに解凍して食べるのが一番美味しい食べ方。
でも、すぐに食べない場合は届いた状態のまま冷凍庫に保管しましょう。
冷凍庫に保管した場合の賞味期限は約1か月になります。
ただし、一度解凍してしまった生冷凍カニは、賞味期限が2日になってしまうので早めに食べましょう。
また、一度解凍してしまった冷凍生カニを保存する際は、先ほど紹介したようにボイルして冷凍庫に保存しましょう。
ボイル済冷凍カニ
活蟹や生冷凍カニを一度解凍してボイルした場合の賞味期限は2~3日ととても短いのですが、業者が特別な加工でボイルし冷凍したカニは長期保存が可能です。
ボイル済冷凍カニを購入したり贈ってもらったりした場合は、食べる分だけ分けて残りは冷凍庫に保管しましょう。
ボイル済冷凍カニの賞味期限は1か月なので、ゆっくり食べることができますよ。
ただ、タラバカニなどの大きなカニの場合は、冷凍庫に保存しようとしても入らない場合があります。
その時は、解凍して身をほぐしタッパーでしっかりと密封して冷蔵庫で保存しましょう。
ただ、冷蔵庫に保存した場合の賞味期限は3日なので、早めに食べることをおすすめします。
また、解凍方法については、次の章にてご紹介します。
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冷凍カニの解凍方法
カニを長期保存する場合は、冷凍庫に保存するのが良いことが分かりました。
では、冷凍庫から食べる分のカニを取り出して解凍する場合はどのように解凍すれば良いのでしょうか?
冷凍カニの解凍は冷蔵庫が基本
冷凍カニや冷凍保存したカニを解凍する時は、冷蔵庫内でゆっくりと解凍させるのが基本。
室温で解凍すると、急速に解凍が進んでしまいます。
そうなると、氷が一気に溶けて美味しいカニのエキスが水分とともに流れ出てしまいます。
美味しく食べるためにも、面倒ですが冷凍カニは冷蔵庫で解凍を行いましょう。
冷蔵庫の解凍時間はカニの大きさによって異なりますが下記のようになります。
12~15時間
【1匹丸々の場合】
18~24時間
24時間以上解凍してしまうと、腐敗が進んでしまうので注意。
また、解凍時に水分が大量に出て冷蔵庫を汚してしまう恐れがあるので、冷凍カニをラップでしっかりと密封しビニール袋に入れておきましょう。
冷凍カニは水から茹でる
カニを使った料理の代表といえば、カニ鍋ではないでしょうか?
熱々の鍋に入ったカニの足を取り出して、フーフー言いながら身を取って食べるのは、面倒だけれどもとても美味しいですよね。
そんなカニ鍋をするときに、沸騰したカニ鍋に冷凍カニをそのまま入れたりしていませんか?
一番美味しいのは、面倒だけれども解凍して入れるのが良いのですが、カニが届いてからその日の夜にカニ鍋を食べることもありますよね。
その場合、冷蔵庫での解凍時間が足りずに晩御飯には間に合わなくなってしまうのですが、一体どうすればいいのでしょうか。
答えは、冷凍カニを水から茹でること。
もちろん、カニのエキスは流れてしまいますが、鍋に溶け込んでいるので最後まで美味しく食べることができます。
また、鍋の水が沸騰してからカニを入れてしまうと身が殻にべったりと引っ付いてしまい、なかなか身を取ることができませんので注意しておきましょう。
まとめ
生、冷凍、ボイルの場合のカニの保存方法や賞味期限についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
我が家のカニ鍋はいつもボイル済冷凍カニだったので、生のカニは見たことも食べたことのないのですが、きっと新鮮でいい出汁が出るんでしょうね。
想像するだけでお腹が空いてきました。
また、カニ鍋をする際に沸騰した鍋に冷凍カニを入れない方が良いことを初めて知りました。
我が家のカニ鍋は、鍋が沸騰してからカニを入れていました。
毎年カニの身がほぐしにくいとは思っていましたが、冷凍カニをいれるタイミングを間違っていたようです。
今回、水から冷凍カニを入れることを覚えたので、今年からは私もカニ鍋づくりに参加して、冷凍カニを水から入れようと思います。
これで、今年はストレスフリーでカニの身がほぐせそうです。
この記事を読んだ人が、カニの正しい保存方法と解凍方法を知り、カニを美味しく食べることができれば幸いです。
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