福袋、お正月のお買い物に行くと、お店の一番目立つ場所に山積みに置いてある中身の見えない福袋を見ると、ついつい買いたくなりませんか?
「いったい何が入っているんだろう?」
「私の欲しい”あれ”が入っているかもしれない!」
実際の値段よりも安いと言われているあの福袋、値段につられてつい手を伸ばしてしまう気持ち、よくわかります。
でも同時に中身が何だかわからないと不安にもなりますね。
今日は、福袋が安い理由、そして損しない福袋の選び方、買うべき福袋の探すヒントをご紹介します。
気になるあの福袋、もしかしたら損な福袋かもしれませんよ?
あるいは、ちょっと福袋の見方を変えれば、お得な買うべき福袋があんなところに!
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目次
どうして福袋は人気なの?
中身が見えないワクワク感、ドキドキ感を買う?
さて、中身が見えない袋に入った商品を、あなたは普段買いますか?
「買う派」「買わない派」賛否あると思います。
「買わない人」は、「何かわからないものにお金を払いたくない」という気持ちからですし、「買う人」は、「何が入っているかわからないから楽しみー!」「開けるまでがわくわくする!」という気持ちになるのが理由かと思います。
つまり、袋に入っている中身を買うのではなく「何が入っているかわからないドキドキ、ワクワク」した気持ちを買っているのですね。
あるいは、新春最初のお買い物、もしも福袋に「いいもの」「欲しいもの」が入っていたら「幸先がいい」「今年一年いい事がありそう!」と思えるからかもしれません。
いずれにしても、その「ドキドキ感」や「ワクワクした気持ち」に沿うようなものが入っていたら嬉しいものです。
金額以上のお得感
福袋が人気の理由は「値段以上のものが福袋の中に入っている」という触れ込みです。
実際、店にもよりますが「5000円」で販売している福袋には8000円から10000円位のものが入っているといわれていて、福袋の中身の総額よりも安い値段設定なのです。
「あ、この値段で、こんなにお得なら買うべきかな?」
「だって実際の値段よりも安いのよ!お得でしょう?」
という気持ちになりますよね。
実際の値段よりも安く手に入るのなら買うべき!・・・そのお得感もまた、福袋が人気の理由の一つですね。
福袋が売れればその店の収入に
福袋には、お店側の事情もあって、お店が福袋を売り出す理由はちゃんとあるのです。
それは単純に「その福袋を買ってくれればそのお店の収入になるから」なのです。
福袋が売れれば、原価割れ(売値が仕入れ値より安い値段設定)さえしなければ、ちゃんとお店の収入になり、お店は儲かります。
さらに、福袋以外の通常商品もついでに買っていってくれれば、店にとってはさらに収入になりますよね。
そう・・・「安いとお客様がお得だと思って買ってくれて、それが店の集客、収入につながるから」なのです。
お客様の購買意識とお店の儲けを出したいという事情の結果、福袋が良く売れるようになるのです。
福袋の中身の正体は?
それでは実際に、福袋の中には何が入っているのでしょう?
「実際に福袋の中身よりも安い値段で売って、店は損しないの?」
そういう疑問も出てきますが、それは大丈夫です。
店側には「安く売っても平気」、むしろ「安くてもいいから売ってしまいたい」理由がちゃんとあるのです。
お店で福袋を作る時は、たいていそのお店の売れ残り品や人気がない在庫品を福袋に詰めるのです。
こうして売れ残り品や在庫品をまとめて福袋にして安い金額で売ることによって、在庫や売れ残りが一掃されれば店側にとっては大きなメリットになります。
ただし、あまり不人気な商品ばかりを福袋に入れてしまうと、「あの店の福袋はあんまり良くない」「売れ残り品ばっかり入っている福袋だよ!」という評判がたってしまい、福袋が売れなくなってしまいます。
店側は、そういった評判にならないように、バランスよく売れ残り品を袋にいれて、中身よりも安い値段で売れるように調節しているそうですよ。
なるほど…これでしたら、福袋が安い理由も頷けます。
「福袋」は、そのお店の「在庫一斉セール」といっても過言ではありませんね。
ただし、最近は福袋の中身のレベルもどんどん上がってきているようで、「年末に福袋用に売れ残り品ではない商品を仕入れています」というお店もどんどん増えてきているとか・・・
これは買うべき!お得な福袋の選び方
さて、いくら実際よりも安く手に入るとはいえ、「いらない」「使わない」ものばかりに大金を使っては損です。
ここでは、福袋の上手な買い方のポイントをご紹介します!
「中身の見える福袋」を選ぶ
最近は「中身が見える福袋」も多く見かけます。
これは、選ぶときに袋の中身を見て買うかどうか決められて、袋の中身を実際に見て、「これ欲しい!」と思ったものが買えるので、とてもお得です。
こういった福袋は主に食品店やスーパーの福袋に多いです。
中身が見えるので、「使うもの」や「好きな食べ物」がたくさん入っている福袋を選んで買うことが出来るので是非買うべき!
私の家の近所のスーパーでよく見かけるのが、「ワゴンの上の商品はよりどり〇品で〇×円」という福袋です。
まず中身を選べるのが嬉しいですし、選んだ総額は普段の金額よりも安いので、毎年とても重宝しています。
また、サラダオイルや缶詰など、賞味期限が長くて普段から良く使うものがたくさん入った福袋も買うべきお得な福袋ですね。
お気に入りの店、ブランドで福袋を選ぶ
例えば、お気に入りの雑貨店や好きなブランドショップなど、そういった店で福袋を買うのもお勧めです。
福袋の中身は、大抵そのお店で扱っている商品やブランド物が入っています。
お気に入りのブランドのアイテムやお気に入りの店の商品が入っている福袋なら、安心して買うことが出来ますよね?
例えば、「無印良品」の福袋はネット限定販売なのですが、無印ファンの間ではとても人気です。
シンプルで機能的、使い勝手も良いので、何を貰っても「損した」という気持ちにはなりません。
「無印良品」にかぎらず、お気に入りのブランドがあれば、「そのお店の雑貨や、そのブランドのアイテムが安く手に入る」のなら損はありません。
そのブランドや店の、思いがけない「掘り出し物」も入っているかもしれません、そのブランドのファンでしたら買うべきだと思います。
「商品券」「無料券」が入っている福袋はお得
これは食べ物屋さんやファーストフード店の福袋に多いのですが、その店の雑貨と一緒に、店の食べ物の「商品券」や「無料券」がついている福袋があります。
これはかなりお得!
お気に入りの店や日頃から利用しているお店の福袋だったら見逃す手はありませんね。
いつも利用しているあのコーヒー店の福袋・・・
レジ横で売っているお店のロゴの入ったアイテムと一緒に、コーヒーの無料券などが入っていたら・・・それは買うべきですよ^^!
私が毎年利用させていただいているのが、「ミスタードーナツ」の福袋、ひざ掛けやステーショナリー、お皿やマグカップの他に、ドーナツ10個引換券や20個引換券が!損した気分にはなりません。
ミスタードーナツに限らす、こうった福袋を扱っている店はまだまだありますので、そういった福袋はお得ですよ。
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これは要注意!損する福袋
さて、損する福袋には、いくつか共通点がありますので、それもご紹介します。
中身の予想がつかない福袋は要注意
たとえばデパートやディスカウントショップの入り口付近に売っている大きな袋に入った福袋ってありますよね?
大体福袋は「食料品」とか「衣料品」とか「雑貨」とか書いてあるのですが・・・そういった「福袋の中身のジャンル」が全く書いていない福袋があります。
中身が見えない福袋は損する可能性が高い福袋なのですが、その中でも「中身の予想がつかない福袋」これは要注意です。
「何が入っているかわからない」というドキドキ感、ワクワクした気持ちはひとしおですが、予想もつかない「大ハズレ」なものが入っている可能性も高いです。
もしもどうしても買いたいのであれば、「損してもいいや!」くらいの気持ちでレジに持っていきましょう。
服
一般的に、服が入っている福袋は損しがちです。
理由は、「売れ残り品だから」と、「服は好みがはっきり分かれているから」です。
売れ残るには、例えば「デザインや模様が人気がないから」ですとか「壊れている、ほつれているなど、商品そのものに欠陥がある」などの理由が挙げられます。
また、服は身に着けるものですかから、身に着ける人の好みもありますので、福袋の中身がもしも嫌いなデザインや合わないサイズのものだとしたら、いくら福袋が安いと言っても、損ですよね?
もしもどうしても服の福袋が買いたいのであれば、こんな対策はいかがですか?
- 事前にその店の商品が自分の好きな傾向の服かをチェックしておく。
- デザインや模様が好みじゃなくても「この機会にイメチェンするの!」くらいの気持ちで買う。
化粧品
これも、好き嫌いがはっきり分かれますね。
色や匂い、アレルギーの関係で「使えない」ものばかりはいっていることも・・・これは損ですよね。
損しないためには、まず
- 買うならば普段使っている化粧品メーカーの福袋を買う
- できれば中が見える福袋にして、中身をチェック!
「安いから」といって、普段使わないメーカーの福袋には手を出さず、買うとしたら、嫌いな臭いやアレルギーのあるものは避ける事をおすすめします。
家電
これも当たりはずれが激しく、損する可能性が高い福袋です。
「絶対使わない」ものや既に持っているアイテムが入っていることもしばしば・・・
以前、とある家電量販店の福袋を買ったのですが、入っていたのは「デジカメ」とその周辺機器でした。
デジカメ自体はとてもいいもので、「ラッキー!」と思ったのですが・・・そのデジカメと全く同じものを私はすでに持っていて、同じデジカメが二つ手元にある状態でした^^;
結局そのデジカメは姪にあげたので結果オーライだったのですが、ちょっと損した気分でした。
これもお得に購入したいのであれば、化粧品同様に中身が見える福袋にしましょう。
まとめ
福袋についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
福袋が安いのは、その福袋を売ってしまいたいお店の事情もありますし、買う側の心理は、「中身が判らないドキドキ感」が関係しているようですよ。
また、福袋をお得に買うには、中身を確認するか、確認できないのならせめてお気に入りのブランドや店の福袋でしたら、買うべきお気に入りのものが入っている可能性もあります。
特に、身に着けるものや、好き嫌い、アレルギーのあるものが入っている可能性のある福袋は要注意! 損しないためにも買うのを控えましょう。
お正月、福袋とも上手に賢く付き合いたいですね。
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