今年の2018年には1月31日(水)に皆既月食が起こるので、楽しみにしている方も大勢いると思います。
前回の皆既月食が起こったのは2015年なので実に3年ぶり。
ワクワク度も高まりますね。
そこで今回は皆既月食が起こる時間帯や方角、肉眼では見えるのか?、皆既月食が赤い理由などについて詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
3年振りの天体ショー、皆既月食を家族みんなで楽しみましょう。
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皆既月食とは?
まずは皆既月食とは何なのかということをご説明します。
月食とは、「太陽、地球、月が一直線に並んで月が地球の影に隠れることで暗くなり、月が欠けてしまったかのように見える現象」のことです。
普段見ることができないので神秘的だなぁと感じますよ。
もう少し詳しく説明すると、地球の影には太陽光の一部だけが遮られた「半影」、太陽光がほぼ遮られた「本影」の2種類があり、月が半影に入ることを「半影食」、月が本影に入ることを「本影食」と言うそう。
一般的にこの本影食のことを「月食」と呼んでいます。
月の一部だけが本影に入ることを「部分月食」と言い、月がすっぽりと本影に入ってしまうことを「皆既月食」と言います。
月食は部分月食から始まり徐々に皆既月食へ、その後また部分月食になるという順番で進んでいきます。
では次に皆既月食の時間帯や方角についてみていきましょう。
皆既月食の時間帯や方角
2018年の皆既月食は全国で全過程が観れますし、なんと1時間17分も皆既月食を楽しむことができるそうです。
今年の皆既月食の時間帯や方角をご紹介するので、見逃さないで下さいね。
皆既月食の時間帯
・20時48分 部分月食開始
・21時51分 皆既月食開始
・22時29分 最大食(月が最も大きく欠けた状態)
・23時8分 皆既月食終了
・0時11分 部分月食終了
今年の皆既月食は、深夜ではなく比較的早い時間からスタートするので、家族みんなで楽しめそうな時間帯ですね。
ただ最も見所である最大食の時間帯が少し遅く、翌日が平日のため小さい子どもは見ることが難しいかもしれません。
始まりの時間帯が20時48分なので、20時頃に月の位置を確認しておくといいかもしれません。
また、今回の皆既月食はブルームーン(ひと月のうちに2回目の満月が現れる現象)と同時に見ることが出来ます。
実は皆既月食とブルームーンを同時に観測できるのはかなりレアなこと!
前回の「皆既月食+ブルームーン」から数えると今年は35年振りで次回は19年後となるので、この機会を逃しては勿体ない。
是非、まん丸のお月様が時間と共に変化していく冬の天体ショー「皆既月食」をご家族皆さんで楽しんでくださいね。
皆既月食の方角
続いて皆既月食の方角ですが、月が昇る「東から南東」が観測するときには適していると言われています。
そう言われるとその方角から観測してみようかなと思いますが、全国どこでも全過程を観測できるようなので、そこまで必死にならなくてもいいかもしれませんね。
ですが、「何としても最高のきれいな皆既月食が見たいんだ!」という方には今言った方角から観測することをオススメします。
外から観測しようと思っている方は、時間帯が遅いこともあり、かなりの寒さが予想されるので防寒対策などをしっかりとして観測してください。
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肉眼での観測
皆既日食を肉眼で見ると失明などの危険性があることがほとんどで、肉眼で見てはいけないとされていますが、皆既月食はどうなのでしょうか?
結論から言うと、皆既月食は肉眼で見ることができますし、失明などの危険性もほとんどありません。
先ほど言った東から南東の方角の夜空を見上げ、月を探すと皆既月食が見れることでしょう。
しかし、肉眼だとぼやけてしまったりハッキリと観測することが難しいかもしれません。
そういう場合には、双眼鏡や望遠鏡で観測することをオススメします。
特に部分月食の時には、地球の影が月面を移動している様子が分かりやすく感動的ですよ。
また、肉眼と違って明るく見えたり暗く見えたりすることがあるので見比べてみるのもいいですね。
私は双眼鏡や望遠鏡を持っていないので、肉眼で見る予定ですが、肉眼でもきれいに見ることができるので、今からドキドキ、ワクワクしています。
皆既月食が赤い理由
最後になりましたが、皆既月食が赤い理由って気になりませんか?
私は「なぜ赤いのだろう?」と思ったことはありましたが、皆既月食が赤い理由を放置したままでした…。
皆既月食が赤い理由を今回調べてみてなるほどと思えたので、皆既月食が赤い理由を知りたい方は要チェックです。
皆既月食が赤い理由は、ズバリ「散乱」という現象が関係しているそう。
どういうことかと言うと、太陽の光が地球の大気を通過する時に波長の長い青い光は空気の粒によって散乱してしまいますが、波長の長い赤い光は空気の粒の影響を受けにくいため、光を弱めながらではありますが、通り抜けるのです。
そして、その赤い光はわずかに屈折するので、地球を回り込んで月を照らします。
この赤い光が散乱しにくいので、皆既月食が赤く見えるんですね。
皆既月食が赤い理由は、もっと難しい話なのかと思っていましたが、意外と簡単なような…という感じです。
もし赤い光が散乱しやすく青い光が散乱しにくかったら、皆既月食は青く見えていたのかな?と考えてみるとなんだか面白くも感じました。
まとめ
今回は皆既月食の時間帯や方角、肉眼での観測、赤い理由など様々なことをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
2018年の皆既月食は、1時間17分とたっぷりと楽しめますし、20時48分から始まることも分かりましたね。
また、皆既月食が赤い理由も分かってもらえたと思います。
今年の皆既月食はとても好条件できれいに見えるそうなので、肉眼や双眼鏡などでぜひ見てみてくださいね。
神秘的な赤色をまとった月を見ないと損すること間違いなしです!
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