せっかくご飯を炊いてもちょっと食欲がなかったり食べなかったりして、余ってしまう事はありませんか?
そんな時美味しくご飯を保存する方法を知っていたら、また次のお食事の時美味しく食べられますね。
そこで、余ったご飯を美味しく保存する方法をまとめてみました。
せっかく炊いたご飯なのですから、美味しく保存して美味しくいただきたいですよね。
また、普段何気なくやっているあの保存方法、実は味を劣化する保存方法かもしれませんよ?
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おすすめな保存方法
ご飯の美味しさの秘密は「デンプン」にあります。
炊きたてのご飯のデンプンはふんわりとして美味しいのですが、このデンプンは温度が2~4度になると途端に劣化しパサパサになってしまうのです。
その為、保存するにはちょっとしたコツがいるのです。
そんな保存方法をご紹介します。
冷凍庫
余ったご飯を冷凍で保存するとご飯に含まれている水分がそのまま凍り、ご飯から水分が抜けることもなくおいしいまま保存できます。
もしも、余ったご飯を保存するのであれば、冷凍保存するのが一番日持ちする上、味も落ちないのでおすすめです。
冷凍するときは、ご飯が暖かいうちにラップの上にふんわりと薄めにご飯を置いて、ラップでふんわりと包みます。
あらかじめ冷凍するつもりでご飯を炊くのであれば少し固めに炊くと、レンジで解凍した時にちょうど良い柔らかさになりますよ。
冷凍での日持ち
ご飯を冷凍保存すると3週間ほどは美味しく食べられるのだとか。
遅くても1か月以内に食べきってしまいましょう。
美味しく解凍する方法
よく、冷凍ご飯を冷凍庫から出して自然解凍してからレンジで加熱する人がいますが、自然解凍している間に冷凍ご飯から水分が抜けてしまったり、ゆっくり解凍することで、デンプンが劣化する温度にご飯を長い時間さらす原因になりますので、おすすめできません。
冷凍ご飯は事前に解凍せず、凍ったままレンジで一気に加熱する方が美味しく解凍できますよ。
・ご飯をお皿にうつして、ふんわりとラップをかける。
冷凍した時のラップのまま解凍すると、解凍した時に出てきた水分でご飯がぐちゃぐちゃになってしまうことも。
・レンジの「解凍」機能は使わない。
レンジの「解凍」機能は、凍った食品をじわじわと時間をかけて温める機能なのので、この機能を使うと時間をかけている間にご飯の水分が抜けたり、劣化してしまいます。
解凍するときは、普通の「あたため加熱」の機能を使いましょう。
・加熱後、ほぐして再加熱
お茶碗1膳分のご飯の場合、高めのワット数(700Wなら2分程、500Wなら2~3分程度)加熱をした後、ご飯をお箸などでほぐして、さらにもう1回、30秒~1分程加熱すると、美味しく解凍することが出来ますよ。
常温
冷凍する場合ほど長期ではありませんが、余ったご飯を常温保存することもできます。
常温で保存する場合は、ご飯をしっかり冷ました後、ラップや密閉できる容器に入れておきましょう。
冷ますことで、蒸気によるご飯の劣化を防ぎ、しっかりと密閉することで乾燥による劣化を防ぎます。
常温で日持ちは1日が限度
常温保存での日持ちは1日程度、表面が黄色くなってしまったり乾燥してしまったら劣化しているので食べない方が無難です。
また、暑い真夏の時期や真冬の寒い時期の常温保存はさらに日持ちが悪くなることも。
なるべく日の当たらない涼しい場所に保存しましょう。
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おすすめできない保存方法
余ったご飯の保存方法を間違えてしまうと、せっかくの美味しいご飯も味が落ちてしまいます。
ここでは、おすすめできない保存方法をご紹介します。
普段こんな保存方法をしている方、いませんか?
冷蔵庫では劣化が早まる
「ご飯が余ったから、ちょっと冷蔵庫に入れておきましょう」
そう言って、余ったご飯を冷蔵庫で保存している方、いませんか?
実は冷蔵庫で保存するのは、一番ご飯が劣化してしまう保存方法なのです。
ご飯の美味しさの秘密「デンプン」は、温度が2~4度になると急激に劣化、つまり冷蔵庫の中の温度(3~6℃)は一番「ご飯が劣化する」温度なのです。
また、冷蔵庫の中は湿度も低いので、食べ物を入れておくと乾燥しがち、ご飯も冷蔵庫の中に入れると乾燥しやすくパサパサになってしまう事も。
冷蔵庫での日持ち
冷蔵保存のご飯の日持ちは、2日間程度といわれています。
「確実に食べる」予定がある時はいいのですが、「いつ食べるかわからないからとりあえず冷蔵庫に・・・」と、冷蔵庫に入れてしまい、すっかり忘れてご飯がパサパサに・・・なんてことにならないように注意しましょう。
なお少しパサパサした程度のご飯でしたら、お茶碗や器にうつして料理酒を少しふりかけラップをしてレンジで加熱すると、パサパサした感じはある程度は消えますのでおすすめです。
また、雑炊やチャーハンにしても美味しく食べられますよ。
炊飯器の保温
炊いたご飯をそのまま、炊飯器の保温状態で保存しておく・・・
実はこの保存方法も、ご飯が劣化してしまうのでおすすめできません。
ご飯に熱を加え続けるとその熱でご飯が劣化してしまい、お米の艶がなくなったりパサパサになってしまう事も。
炊飯器で炊いたご飯は、なるべく早く炊飯器から出してあげてください。
炊飯器の保温での日持ちは意外と短い
炊飯器での保存は、6時間が限度といわれています。
また、ご飯を6時間も保温しておくと電気代もかさみ、6時間保温状態にしておくのと、1回炊飯するのとでは同じくらい電気代がかかるそうです。
ご飯は一食で食べる分だけ炊いて、食べきってしまうのが理想ですね。
まとめ
ご飯の美味しい保存方法をまとめてみましたが、いかがでしたか?
普段、何気なくやっているご飯の保存方法が、ご飯を劣化させていた・・・なんて方もいるかもしれませんね。
我が家では、「保温」を切った炊飯器で保存していましたが、これも常温保存とさほど変わらないですし、さらに冷えた水滴がご飯に入ったりするのでさらに劣化が進む保存方法のようです。気をつけなければ!
ご飯を美味しく食べるコツをまとめると、
・余ってしまったら炊飯器から出して冷凍保存
・常温や冷蔵保存しているときは、早めに食べる
になります。
この3つを心掛けて、美味しくいただきたいですね。
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