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小学生のプログラミング必修はいつからで何年生が対象?その目的や授業内容について

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平成29年3月31日に学習指導要領が改訂されました。

その中でも特に私たちの注目を集めているのが小学生のプログラミング教育の必修化

プログラミングと聞くとなんだか難しそうに感じますよね。

もし子どもがプログラミングについて質問を受けたら答えられない!と頭を抱えるパパやママもいるのではないでしょうか?

でも実は小学生が学ぶプログラミングは、そんなに難しいものではないんです。

むしろ小学生が楽しく学べるような授業内容になっているんですよ。

今回は、小学生のプログラミング必修化の目的や授業内容、何年生から授業が始まるのかについてまとめてみました。

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プログラミングの必修化開始はいつ?

スケジュール

平成29年3月31日に発表された学習指導要領の改訂内容によると、プログラミングの必修化は2020年4月からになるようです。

東京オリンピック開催の記念すべき年から始まるプログラミング、なんだか近未来的でワクワクしますよね。

但し、一部の学校ではプログラミング教育の推進にあたり先行研究が行われるので2020年よりも前に試験的に授業を行われることが予想されます。

プログラミングを学ぶ目的

考える

2020年から始まるプログラミング教育の必修化に伴い今からプログラミング教室に通って、プログラミング言語を学ばせた方がいいのでは?と思ってるパパやママもいるのではないでしょうか?

ですがちょっと待ってください!

2020年から始まる小学生のプログラミング教育は、プログラミングの技能を習得するのが目的ではありません。

文部科学省によると、小学生がプログラミングを学ぶ目的(ねらい)は

  1. プログラミング的思考を習得する
  2. プログラミングの働きと良さを知るとともに情報社会がコンピューター等の情報技術によって支えられていることに気付く
  3. コンピューター等を活用して身近な問題を解決したりより良い社会を築いたりしようとする態度を育む
  4. プログラミングを活用して各教科の理解を深めること

と掲げています。

ここで1番重要なのが「プログラミング的思考」なのですが、一体どんなものなのでしょうか?

文部科学省のページでは以下のように説明されています。

「プログラミング的思考」は、 「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」文部科学省-小学校プログラミング教育の手引(第一版)

この説明を見ると分かったような分からなかったようなモヤモヤした感じになりますよね。

では、この説明にある「自分が意図する一連の活動」をコンピューターを用いた動作に置き換えてみると

  1. コンピューターにどのような動きをさせたいのかという自らの意図を明確にする
  2. コンピューターにどのような動きをどのような順序でさせればよいのかを考える
  3. 一つ一つの動きを対応する命令(記号)に置き換える
  4. これらの命令(記号)をどのように組み合わせれば自分が考える動作を実現できるかを考える
  5. その命令(記号)の組合せをどのように改善すれば自分が考える動作により近づいていくのかを試行錯誤しながら考える

となります。

これなら先ほどの引用よりも分かりやすくなりましたよね。

このことからにプログラミング教育を受ける際に、プログラミング技術はそこまで必要ないことが分かっていただけたかと思います。

なので、今から慌ててプログラミング技術を習得する必要はないのでご安心ください。

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プログラミングの授業内容とは?

授業

プログラミングの必修化は何年生から?

文部科学省のページに記載されている小学生への学習指導例では、5年生の算数でプログラミングを用いた指導例を紹介しています。

このことから、プログラミング教育は小学5年生から行われることが推測されます。

プログラミングの授業内容

2020年から新しく導入されるプログラミング教育ですが、実は新たに【プログラミング】という教科が追加されるわけではありません。

算数、理科、音楽の教科の中にプログラミングを用いる単元がいくつか用意されるとのこと。

文部科学省の学習指導例では、5年生の数学の単元の1つである【正多角形】でプログラミングを用いて正多角形を作る授業内容の例が紹介されています。

また、6年生の理科の単元の1つである【電気の利用】で、センサー付きの照明がどのような仕組みで通電しているのかをプログラミングを用いて明らかにして理解を深める授業内容の例が紹介されています。

その他にも音楽の授業で、専用のソフトを使い短い作曲をしたりする方法なども紹介されており、小学生が楽しくプログラミング教育を受けられるよう工夫されています。

まとめ

2020年から始まる小学生のプログラミング必修化についてまとめてみました。

まだ詳しい内容は明らかにされていませんが、コンピューターを使った授業内容は子どもたちの興味を引き立てるのでプログラミングも楽しく学べそうですよね。

私の息子はまだ小さく、将来は何年生からプログラミングがあるのか分かりませんが、プログラミングが必修なのは変わらないと思うので今から少しずつ勉強して、将来息子に質問されたときに正しい回答ができるようにしたいなぁと思っています。

また、最近話題のプログラミング教室では何年生対象でどんな授業内容なのか気になります。

コンピューターは今や私たちの生活にはなくてはならない存在なので、息子を含め将来の子供たちには、正しい知識を身に付けていってもらいたいものです。

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