30年を区切りとして平成は終わり、翌31年の1月からは新元号がスタートする予定だというニュースが流れてから、にわかに新元号への関心が高まってきました。
30年間続いた平成が終わるのかと思うとちょっと寂しさも感じますが、新元号がスタートするのはやはりなんとも言えないドキドキやワクワク感があります。
元号が変わるという歴史的瞬間に立ち会えるチャンスは決して多くはないので、ドキドキ・ワクワクも当然なのかもしれません。
そこで今回の記事では歴代の元号の紹介や、歴代の元号から予想される新元号の候補など、ネット上で囁かれている予想も含めてまとめてみました。
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元号の決め方
元号の候補はどのように決めるのかと言うと、詳しくは以前の記事でもご紹介したのでそちらを読んでいただくとして、大まかな条件は次の通りです。
1,国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つ
2.書きやすいこと
3.読みやすいこと
4.漢字2文字であること
このような条件を兼ね備えた言葉が、新元号の候補になります。
元号の決め方についてはこちらの記事をご覧下さい。
→生前退位でいつ新元号に変わるのか?その決め方と問題点や影響
歴代の元号一覧
では歴代の元号にはどのようなものがあったのでしょうか。
一覧表にまとめてみましたのでご覧ください。
ただし、全部を一枚の一覧表にまとめてしまうと巻物が出来てしまいそうな量なので、飛鳥時代から近代まで時代ごとに一覧表を分けてご紹介したいと思います。
飛鳥時代
・大化(たいか):645〜650年
・白雉(はくち):650〜654年
・朱鳥(しゅちょう):686年
・大宝(たいほう):701〜704年
・慶雲(けいうん):704〜708年
・和銅(わどう):708〜715年
奈良時代
・霊亀(れいき):715〜717年
・養老(ようろう):717〜724年
・神亀(じんき):724〜729年
・天平(てんぴょう):729〜749年
・天平感宝(てんぴょうかんぽう):749年
・天平勝宝(てんぴょうしょうほう):749〜757年
・天平宝字(てんぴょうほうじ):757〜765年
・天平神護(てんぴょうじんご):765〜767年
・神護景雲(じんごけいうん):767〜770年
・宝亀(ほうき):770〜781年
・天応(てんおう):781〜782年
・延暦(えんりゃく):782〜806年
平安時代
・大同(だいどう):806〜810年
・弘仁(こうにん):810〜824年
・天長(てんちょう):824〜834年
・承和(じょうわ):834〜848年
・嘉祥(かしょう):848〜851年
・仁寿(にんじゅ):851〜854年
・斉衡(さいこう):854〜857年
・天安(てんあん):857〜859年
・貞観(じょうがん):859〜877年
・元慶(がんぎょう):877〜885年
・仁和(にんな):885〜889年
・寛平(かんぴょう):889〜898年
・昌泰(しょうたい):898〜901年
・延喜(えんぎ):901〜923年
・延長(えんちょう):923〜931年
・承平(じょうへい):931〜938年
・天慶(てんぎょう):938〜947年
・天暦(てんりゃく):947〜957年
・天徳(てんとく)::957〜961年
・応和(おうわ):961〜964年
・康保(こうほう):964〜968年
・安和(あんな):968〜970年
・天禄(てんろく):970〜973年
・天延(てんえん):973〜976年
・貞元(じょうげん):976〜978年
・天元(てんげん):978〜983年
・永観(えいかん):983〜985年
・寛和(かんな):985〜987年
・永延(えいえん):987〜989年
・永祚(えいそ):989〜990年
・正暦(しょうりゃく):990〜995年
・長徳(ちょうとく):995〜999年
・長保(ちょうほう):999〜1004年
・寛弘(かんこう):1004〜1012年
・長和(ちょうわ):1012〜1017年
・寛仁(かんにん):1017〜1021年
・治安(じあん):1021〜1024年
・万寿(まんじゅ):1024〜1028年
・長元(ちょうげん):1028〜1037年
・長暦(ちょうりゃく):1037〜1040年
・長久(ちょうきゅう):1040〜1044年
・寛徳(かんとく):1044〜1046年
・永承(えいしょう):1046〜1053年
・天喜(てんき):1053〜1058年
・康平(こうへい):1058〜1065年
・治暦(じりゃく):1065〜1069年
・延久(えんきゅう):1069〜1074年
・承保(じょうほう):1074〜1077年
・承暦(じょうりゃく):1077〜1081年
・永保(えいほう):1081〜1084年
・応徳(おうとく):1084〜1087年
・寛治(かんじ):1087〜1094年
・嘉保(かほう):1094〜1096年
・永長(えいちょう):1096〜1097年
・承徳(じょうとく):1097〜1099年
・康和(こうわ):1099〜1104年
・長治(ちょうじ):1104〜1106年
・嘉承(かしょう):1106〜1108年
・天仁(てんにん):1108〜1110年
・天永(てんえい):1110〜1113年
・永久(えいきゅう):1113〜1118年
・元永(げんえい):1118〜1120年
・保安(ほうあん):1120〜1124年
・天治(てんじ):1124〜1126年
・大治(だいじ):1126〜1131年
・天承(てんしょう):1131〜1132年
・長承(ちょうしょう):1132〜1135年
・保延(ほうえん):1135〜1141年
・永治(えいじ):1141〜1142年
・康治(こうじ):1142〜1144年
・天養(てんよう):1144〜1145年
・久安(きゅうあん):1145〜1151年
・仁平(にんぺい):1151〜1154年
・久寿(きゅうじゅ):1154〜1156年
・保元(ほうげん):1156〜1159年
・平治(へいじ):1159〜1160年
・永暦(えいりゃく):1160〜1161年
・応保(おうほう):1161〜1163年
・長寛(ちょうかん):1163〜1165年
・永万(えいまん):1165〜1166年
・仁安(にんあん):1166〜1169年
・嘉応(かおう):1169〜1171年
・承安(しょうあん):1171〜1175年
・安元(あんげん):1175〜1177年
・治承(じしょう):1177〜1181年
・養和(ようわ):1181〜1182年
・寿永(じゅえい):1182〜1184年
・元暦(げんりゃく):1184〜1185年
鎌倉時代
・文治(ぶんじ):1185〜1190年
・建久(けんきゅう):1190〜1199年
・正治(しょうじ):1199〜1201年
・建仁(けんにん):1201〜1204年
・元久(げんきゅう):1204〜1206年
・建永(けんえい):1206〜1207年
・承元(しょうげん):1207〜1211年
・建暦(けんりゃく):1211〜1213年
・建保(けんぽう):1213〜1219年
・承久(じょうきゅう):1219〜1222年
・貞応(じょうおう):1222〜1224年
・元仁(げんにん):1224〜1225年
・嘉禄(かろく):1225〜1227年
・安貞(あんてい):1227〜1229年
・寛喜(かんき):1229〜1232年
・貞永(じょうえい):1232〜1233年
・天福(てんぷく):1233〜1234年
・文暦(ぶんりゃく):1234〜1235年
・嘉禎(かてい):1235〜1238年
・暦仁(りゃくにん):1238〜1239年
・延応(えんおう):1239〜1240年
・仁治(にんじ):1240〜1243年
・寛元(かんげん):1243〜1247年
・宝治(ほうじ):1247〜1249年
・建長(けんちょう):1249〜1256年
・康元(こうげん):1256〜1257年
・正嘉(しょうか):1257〜1259年
・正元(しょうげん):1259〜1260年
・文応(ぶんおう):1260〜1261年
・弘長(こうちょう):1261〜1264年
・文永(ぶんえい):1264〜1275年
・建治(けんじ):1275〜1278年
・弘安(こうあん):1278〜1288年
・正応(しょうおう):1288〜1293年
・永仁(えいにん):1293〜1299年
・正安(しょうあん):1299〜1302年
・乾元(けんげん):1302〜1303年
・嘉元(かげん):1303〜1306年
・徳治(とくじ):1306〜1308年
・延慶(えんきょう):1308〜1311年
・応長(おうちょう):1311〜1312年
・正和(しょうわ):1312〜1317年
・文保(ぶんぽう):1317〜1319年
・元応(げんおう):1319〜1321年
・元亨(げんこう):1321〜1324年
・正中(しょうちゅう):1324〜1326年
・嘉暦(かりゃく):1326〜1329年
・元徳(げんとく):1329〜1331年
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南北朝時代
南北朝時代には南朝と北朝それぞれに天皇が存在したため、同時期に二つの元号が存在しています。
南朝と北朝、それぞれの元号は下の一覧表の通りです。
南朝
・元弘(げんこう):1331〜1334年
・建武(けんむ):1334〜1336年
・延元(えんげん):1336〜1340年
・興国(こうこく):1340〜1346年
・正平(しょうへい):1346〜1370年
・建徳(けんとく):1370〜1372年
・文中(ぶんちゅう):1372〜1375年
・天授(てんじゅ):1375〜1381年
・弘和(こうわ):1381〜1384年
・元中(げんちゅう):1384〜1392年
北朝
・正慶(しょうきょう):1332〜1334年
・建武(けんむ):1334〜1338年
・暦応(りゃくおう):1338〜1342年
・康永(こうえい):1342〜1345年
・貞和(じょうわ):1345〜1350年
・観応(かんのう):1350〜1352年
・文和(ぶんな):1352〜1356年
・延文(えんぶん):1356〜1361年
・康安(こうあん):1361〜1362年
・貞治(じょうじ):1362〜1368年
・応安(おうあん):1368〜1375年
・永和(えいわ):1375〜1379年
・康暦(こうりゃく):1379〜1381年
・永徳(えいとく):1381〜1384年
・至徳(しとく):1384〜1387年
・嘉慶(かきょう):1387〜1389年
・康応(こうおう):1389〜1390年
・明徳(めいとく):1390〜1394年
室町時代
・応永(おうえい):1394〜1428年
・正長(しょうちょう):1428〜1429年
・永享(えいきょう):1429〜1441年
・嘉吉(かきつ):1441〜1444年
・文安(ぶんあん):1444〜1449年
・宝徳(ほうとく):1449〜1452年
・享徳(きょうとく):1452〜1455年
・康正(こうしょう):1455〜1457年
・長禄(ちょうろく):1457〜1460年
・寛正(かんしょう):1460〜1466年
・文正(ぶんしょう):1466〜1467年
・応仁(おうにん):1467〜1469年
・文明(ぶんめい):1469〜1487年
・長享(ちょうきょう):1487〜1489年
・延徳(えんとく):1489〜1492年
・明応(めいおう):1492〜1501年
・文亀(ぶんき):1501〜1504年
・永正(えいしょう):1504〜1521年
・大永(だいえい):1521〜1528年
・享禄(きょうろく):1528〜1532年
・天文(てんぶん):1532〜1555年
・弘治(こうじ):1555〜1558年
・永禄(えいろく):1558〜1570年
・元亀(げんき):1570〜1573年
安土桃山時代
・天正(てんしょう):1573〜1592年
・文禄(ぶんろく):1592〜1596年
・慶長(けいちょう):1596〜1615年
江戸時代
・元和(げんな):1615〜1624年
・寛永(かんえい):1624〜1644年
・正保(しょうほう):1644〜1648年
・慶安(けいあん):1648〜1652年
・承応(じょうおう):1652〜1655年
・明暦(めいれき):1655〜1658年
・万治(まんじ):1658〜1661年
・寛文(かんぶん):1661〜1673年
・延宝(えんぽう)1673〜1681年
・天和(てんな)1681〜1684年
・貞享(じょうきょう):1684〜1688年
・元禄(げんろく):1688〜1704年
・宝永(ほうえい):1704〜1711年
・正徳(しょうとく):1711〜1716年
・享保(きょうほう):1716〜1736年
・元文(げんぶん):1736〜1741年
・寛保(かんぽう):1741〜1744年
・延享(えんきょう):1744〜1748年
・寛延(かんえん):1748〜1751年
・宝暦(ほうれき):1751〜1764年
・明和(めいわ):1764〜1772年
・安永(あんえい):1772〜1781年
・天明(てんめい):1781〜1789年
・寛政(かんせい):1789〜1801年
・享和(きょうわ):1801〜1804年
・文化(ぶんか):1804〜1818年
・文政(ぶんせい):1818〜1830年
・天保(てんぽう):1830〜1844年
・弘化(こうか):1844〜1848年
・嘉永(かえい):1848〜1854年
・安政(あんせい):1854〜1860年
・万延(まんえん):1860〜1861年
・文久(ぶんきゅう):1861〜1864年
・元治(げんじ):1864〜1865年
・慶応(けいおう):1865〜1868年
近代
・明治(めいじ):1868〜1912年
・大正(たいしょう):1912〜1926年
・昭和(しょうわ):1926〜1989年
・平成(へいせい):1989〜
こうして歴代元号の一覧表を見てみると近代こそひとつの元号が長く続いていますが、古い時代には1年ほどで終了している元号もあり、次々と目まぐるしく元号が変化してきたことがわかります。
現在では元号が変わるという歴史的瞬間に立ち会える機会は多くありませんが、ちょんまげを結っていた時代には次々に変わる元号を覚えておくのも大変だったでしょうね。
新年号の候補予想
では平成の次にはどんな元号がくるのでしょうか?
新元号の候補を予想してみましょう。
歴代の年号から予想される候補
歴代の年号を折角一覧表にまとめたので使われている漢字を集計してみました。
その結果、使われている回数が多い漢字トップ10は上のグラフのようになります。
【永】 長く続く。時の限りがない。
【元】 根源。根本的存在。
【天】 世界を覆うもの。万物を支配する神。
【治】 国を治める
【応】 相応しい。
【正】 正しい。
【長】 長い時間。優れる。
【文】 書物。文章。
【和】 穏やか。争わない。
【安】 安らか。
トップ10に並ぶ漢字が持つそれぞれの意味は上に書かれたような意味で、平和な時や安らぎが長く続くようにとの願いが込められているようです。
新元号も歴代の元号のように、平和や安らぎを感じるような言葉が候補になるのではないかと予想できますね。
ネット上の予想
ネット上では新元号の候補について、どのような予想がされているのでしょう。
寂しいことに元号が変わるそうですね。元号といえば二文字ですね。というわけで、こちらが新元号候補49個になります。
#真田丸 #新元号 pic.twitter.com/ko8v1pLyte— 名前はまだ決まらない (@namaehamada_nai) January 10, 2017
新元号候補
・硬座
・和諧
・快速
・特快— THE ATS(寄居台湾友好協会会長?) (@theatsblog) January 10, 2017
いまんとこ新元号候補で一番笑ったのは「苦節」
— かっ (@k1katsumi) January 11, 2017
https://twitter.com/yuinyan_key/status/820640552005693440
「なるほど!」と思えるものもあれば「それはちょっと。。。」と思うものもありますね。
未来人の予想
一時期ネット上では未来からやってきた未来人の語る予想・・・未来からやって来た人の言葉ですから、予言の方が適当ですね・・・が、話題になっていましたね。
日本で起きた災害を予言したとか、アイドルグループの解散を予言したとか言われていますが、平成の次の元号についても予言をしているのだそうです。
2062年からやってきた未来人にとって2017年や2018年の出来事は歴史の教科書の1ページですから、知っていて当然と言えば当然ですね。
その未来人が語る平成の次は、安始だそうです。
未来人の予言については、こちらの記事をどうぞ。
→平成の次の年号を予想!未来人が予言した安始や安久についても
まとめ
新元号について、歴代の元号から予想できる候補やネット上で噂されている候補についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
歴史の授業で元号を教わってからウン十年、久々に歴代の年号を見直してみましたが、改めて日本の歴史の長さを感じました。
そして今も昔も私たちの生活に密着した元号には「平和で穏やかな時が未来永劫続きますように」との願いが込められているのだと、知ることが出来ました。
新元号は何になるか、現段階ではまだわかりません。
私の個人的な想いを言わせて頂くなら「自律」「大成」「向上」など、向上心や成長を感じる言葉が新元号の候補に相応しいのではないかと思っています。
間もなく平成は終わりを告げます。
昭和から平成に変わったとき、「不慣れだな」と感じたのも僅かの間。
いつの間にか平成は私たちの日常に浸透していました。
次にやってくる新元号はまだわかりませんが、昭和から平成に変わったときのように、いつの間にか私たちの日常に当たり前に存在するのでしょうね。
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興文か光文が良いと思います。
これからの日本は文化を大切にして国が伸びていくと思います。左右対称の文字も良いと思うし、頭文字のKも良いと思います。
平成の時は修文というのが候補だったが頭文字がSになる為、修文より興文が意味でも発音でも頭文字でも、書いた時でも良いと思います。
光文は昭和の時第一候補だったのが、誤報で没になってしまったので、本来非常に良い年号なので、復活させたい。
晴忠