親子で頭を悩ませる夏休みの宿題と言えば、自由研究ではないでしょうか?
自由研究のテーマを決めて、実験や調査をしたのはいいものの、何にどうやってまとめればいいのか、悩むことはありませんか?
私も小学生~中学生の間、夏休みの自由研究をしてきましたが、書き方やまとめ方のコツが分からなかったので、自己流で書いていました。
でも自己流で書くとやはり見栄えが悪く、先生から『貴方の研究はよく分からないなぁ』と言われてしまったことも。
自分の子どもにこのような切ない思いをさせないために自由研究の書き方のコツ、模造紙や画用紙やノートを使ったまとめ方について調べてみました。
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目次
自由研究の書き方
自由研究の内容によって書き方は多少異なりますが、以下の項目を書くとまとめやすいでしょう。
テーマを決めたきっかけ
自由研究のテーマを決める際、何か疑問やきっかけがあったはずです。
きっかけは些細なことで構いませんが、いきなり言われても思い浮かばないと思いますので、以下に例を並べてみました。
貝の種類を調べる自由研究
【きっかけ】
海水浴に行った時に拾った貝殻の柄が綺麗で、何の種類だろうか疑問に思ったから
漢字の成り立ちを調べる自由研究
【きっかけ】
漢字の宿題をしている時に、辞書を開いたら漢字の成り立ちについて書かれているページを見つけて、他にも色々調べたいと思ったから
些細なきっかけで良いと言いましたが、『お母さんが研究テーマを決めたから』、『自由研究のため、家族で工場見学をしたから』など正直に書くのはやめた方が良いですね。
自由研究の内容と方法
自由研究の内容や方法について詳しく書いていきます。
自由研究の種類によって、書き方が多少異なりますので、以下を参考にしてみてください。
科学実験の場合
- 実験の予想
- 実験で用意したもの、材料
- 実験の方法・内容
社会科見学や調べ学習の場合
- 調査に使った道具や材料
- 調査した場所(社会科見学の場合)
- 調査の方法・内容
工作・料理の場合
・何を作ったのか
・工作で使った道具や材料
・作り方
自由研究の信ぴょう性を高める書き方のコツとして、自由研究にかかった時間や、自由研究をした日程などを書くと良いでしょう。
調査に行った場合は、パンフレットや地図なども貼るとより分かりやすい内容になります。
自由研究の結果
科学実験であれば実験結果、社会科見学であれば調査結果、工作・料理であれば出来上がった作品をまとめます。
科学実験の場合、失敗することもあるかと思います。
子どもは失敗したことを書きたくないと言うかもしれませんが、失敗こそ自由研究の醍醐味なので、失敗した内容も記録しなぜ失敗したのか考えるのが大切です。
ちなみに、私は小学校高学年の時、水草を育ててどれだけ増えたか観察する自由研究をしましたが、観察の途中で台風が来てしまい、水草が雨水で流れて観察ができなくなってしまいました。
その様子を包み隠さず正直にまとめて提出したところ、先生から褒められた経験があります。
やってみた感想
自由研究をやってみて良かった点と反省点を書きます。
また、楽しかった、辛かった、難しかった、嬉しかったなど研究をしたときの素直な気持ちを書くのも良いでしょう。
自由研究を終えてから疑問に思ったことやさらに知りたくなったことを書くとより良い感想に仕上がりますよ。
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自由研究を何にまとめるか
学校によっては、自由研究をまとめる紙の種類を指定するところもありますが、一般的には、まとめる紙の種類は生徒に任せられています。
どの紙でまとめてもいいのですが、自由研究の内容によって以下の紙を使うとまとめやすいですね。
模造紙
自由研究で科学実験を行う場合は、マス目入りの模造紙がおすすめ。
科学の実験では、グラフや表を使って実験の内容や結果をまとめることが多いので、マス目入りの模造紙だと書きやすいですよ。
文字を書く際も、マス目に沿って書くことができるので、画用紙のように文字が斜めになったりすることがありません。
また、大きく1枚にまとめることができるので、実験の経過を一目で確認することができるのもメリット。
ただ、サイズが大きい分レイアウトを考えて書かないと、余白が多すぎたり、文字を大きくしすぎて入らなかったりすることがあるので注意しなければいけません。
画用紙
自由研究で社会科見学や調べ学習をした場合は、画用紙がおすすめ。
社会科見学では、施設などを見学した際にパンフレットや資料をもらったり、見学先の写真をとったりするでしょう。
画用紙では、パンフレットや写真を自由に配置してまとめることができます。
調べ学習でも、絵や図を書くときには厚手の画用紙がおすすめです。
但し、画用紙は白紙の模造紙と異なり、サイズが小さいので写真や絵を多用すると画用紙の枚数がかなり多くなってしまうことも。
写真や絵を多く載せたい場合は、載せる写真を縮小印刷するか、白紙の模造紙を使ってまとめても良いでしょう。
ノートやアルバム
観察日記や工作を自由研究テーマにした場合は、ノートやアルバムがおすすめ。
観察日記の場合は、1日1ページ、同じレイアウトでノートに書いていくと変化の様子が見られて、分かりやすいノートができます。
観察日記をする場合は、ノートに毎日書かなければならないので大変ですが、終わった後の達成感は子どもの自信にもつながりますよ。
工作の場合は、作品作りの工程を写真に収めておきアルバムにまとめます。
また、自由研究を提出する際は、アルバムと一緒に作った作品も忘れずに持って行きましょう。
自由研究のまとめ方のコツ
自由研究で実験や調査、作品作りを行っても、まとめ方が上手くいかなければ、他の人に見てもらえず、せっかくの自由研究も台無しです。
夏休みに頑張った自由研究、できるだけ多くの人に見てもらいたいですよね。
ここでは、画用紙や模造紙に自由研究をまとめる時のコツをいくつかご紹介します。
まとめ方のレイアウトを考える
画用紙や模造紙に自由研究をまとめる前に、文字や絵、写真をどのように配置するか、簡単なレイアウトを作ってみましょう。
自由研究を早く終わらせたいからといって、いきなり模造紙や画用紙にまとめていくと、余白が多すぎたり、紙に文字が入らなかったりするので、1からまたやり直しをしなければならないときも。
そうならないためにも、A4用紙の紙に自由研究のレイアウトを書いていきます。
これは、自由研究の設計図と言えるものなので、時間がかかってもしっかり考えて書くと良いでしょう。
下書きをする
レイアウトが完成したら、いよいよ模造紙や画用紙に自由研究をまとめていきます。
そのままマーカーで書くと、誤字脱字をしてしまった場合に、修正液を使って消さなければならず、紙も汚れてしまうのでまずは鉛筆で下書きをします。
真っ白な模造紙や画用紙に文字を書いていくと、文字がだんだん下がってきたリ、上がってきたリして読みにくくなったりすることはないですか?
その時は、定規でまっすぐ線を引いて、線に沿って文章を書いていくと文字が真っすぐ並ぶので、読みやすくなりますよ。
写真やグラフを利用
自由研究を文字ばかりでまとめてしまうと、せっかくいい内容を書いていても見づらくなってしまいます。
夏休みに頑張った自由研究を多くの人に見てもらうコツとして、写真や絵、図、グラフなどを利用すると見やすくなります。
また、文字ばかりになりそうな時は、箇条書きを加えていくのもまとめ方のコツの1つ。
メリハリがつくので、文字ばかりでも読みやすくなりますよ。
まとめ
自由研究の書き方のコツ、模造紙や画用紙やノートを使ったまとめ方について書いていきましたが、いかがでしたでしょうか。
私が小中学生の頃はまだインターネットが普及しておらず、自由研究の調べものや書き方は図書館の本で調べるしか方法がありませんでした。
でも私の住んでいる地域には図書館が1つしかなかったため、夏休みの期間は、自由研究に関連する本が全て貸し出しになっており、なかなか借りることができませんでした。
今は、インターネットで色々調べることができるので、自由研究の幅も広がっているのではないでしょうか?
今後は、模造紙や画用紙、ノートに自由研究をまとめるだけでなく、パソコンの電子データで自由研究をまとめる時代がくるかもしれませんね。
楽しい夏休みもあと少し、自由研究をきれいにまとめて他の人と差をつけてみてはいかがでしょうか?
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