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夏のお弁当対策!作り置きの保存方法や腐る時間と温度について

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みなさんは会社や学校にお弁当を持っていってますか?

また、家族のためにお弁当を作っている主婦の方も多いんじゃないでしょうか?

この時期、お弁当が傷まないか心配ですよね。

私もお弁当を作ることが多く、夏場でも会社にお弁当を持っていっていましたが、気温の高い日は特に「傷まないかなぁ。」と心配でした。

しかし、実際に傷んだり、腐ったりしてしまうのはどのタイミングなんでしょうか?

腐ってしまうまでの時間や腐ってしまう温度がある程度分かっていたら、何か対策できそうな気がしますよね?

そこで今回は、夏場のお弁当が腐る時間と温度や、夏場でも作り置きお弁当は持っていけるのかについてまとめてみました。

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夏場のお弁当が腐る時間や温度

お弁当が腐る原因

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そもそもお弁当が腐る理由は、お弁当の中の細菌の量が増えることに関係しています。

腐るということは、細菌が温かく湿っているところで食べ物などの栄養が多くある場所で、どんどん繁殖を繰り返した結果になります。

まさに夏場のお弁当は、温度・湿度・栄養が揃っている細菌の大好物ということになりますね。

これが夏場のお弁当が腐りやすい原因です。

夏場のお弁当が腐る温度

温かく湿っており、食べ物がある場所を好む細菌。

この条件さえ整えば、増えるスピードはとても早く、1個の細菌が1日で1000個に増えることもあります。

考えるだけで恐ろしいですよね。

この「温かく」ですが、細菌の種類にもよりますが、30度〜40度の温度で最も繁殖するようになります。

ちょうど夏場の気温くらいが細菌が増えやすい温度になりますね。

細菌の繁殖にはベストの温度になりますし、イコールお弁当が腐りやすくなるということです。

夏場のお弁当が腐る時間

お弁当が腐ってしまう時間ですが、これはお弁当の中身や食べるまでの保存状況などによって変わってきますが、おおよその目安としては、作ってから約3時間といったところになります。

せっかく早起きして作ったお弁当が、3時間後には腐ってしまっていたら、何のために早起きしたのか、虚しくて仕方ないですよね。

そこで、夏場のお弁当作りには腐らせないための工夫や対策が必要です!

夏場の作り置きお弁当の対策

毎朝早起きしてお弁当を作る方もいれば、早起きはできないし、朝は他の家事で忙しくてお弁当作りにあてる時間なんてない!という方もいるかと思います。

どちらにしても、お弁当作りに便利になるのが作り置きお弁当や作り置きおかず!

前の晩にお弁当を詰めておき、翌朝持っていくだけにしておいたり、前日の晩御飯の残りや週末作っておいた作り置きおかずを朝詰めて、いざ出勤!という方も多いかと思います。

とっても便利な作り置きお弁当や作り置きおかず。

でも、夏場はこのようなお弁当作りで大丈夫なのでしょうか?

結論からすると、あまり好ましい方法とは言えません。

しかし、保存方法や注意点さえ間違わず、しっかり対策を行えば、これらを利用することはできます。

作り置きお弁当・おかずの保存方法や注意点

できる限り細菌を増やさないよう、対策を行う必要がある夏場のお弁当。

注意点として次の4つのポイントを覚えておいてください。

1.消毒

手をしっかり洗ってから調理するのはもちろん、調理器具や保存容器は熱湯消毒やアルコール消毒を行ってから使用するようにしましょう。

2.加熱をしっかり

特に肉や魚などのタンパク質を多く含む食材は完全に火を通さなければなりません。

生の部分が残っていると細菌が増える原因になります。

3.味付けは普段よりも濃いめにする

実は塩にも殺菌効果がある事をご存じですか?

そのためお弁当のおかずには、ちょっと濃いめの味がオススメです。

ただし塩分の取りすぎは健康の為にもよくありませんので、何事も程々に。

4.完全に覚めてから冷蔵庫や冷凍庫で保存する

冷蔵保存、冷凍保存のどちらであっても、この4つのポイントに注意し調理しましょう。

作り置きお弁当・おかずの使い方や注意点

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作り置きお弁当やおかずを使うときですが、お弁当を持っていく日の朝、一度お弁当をレンジで加熱し、完全に冷めてから蓋を閉め持っていくようにします。

食中毒の原因である細菌のは75度以上1分間の加熱で死滅するものが多いです。

そのためレンジでの加熱は、おかずや食材の内容にもなるので何分とは言えませんが、湯気がしっかり出るくらいまで加熱しましょう。

このとき、中までしっかり加熱できているか確認し、加熱できていないようであれば、混ぜたり、上下を入れ替えるなどし、おかず全体が加熱できるようにします。

また、ごはんだけは極力朝炊けたものをよく冷ましてから、持っていく前に詰めるようにしましょう。

中途半端な冷まし方だと、お弁当箱の中が蒸れてしまい、水滴がでてしまいます。

この水滴によって湿った環境が整ってしまい、細菌が繁殖しやすくなるので注意しましょう。

また家庭で作る冷凍保存のおかずの場合も市販の小分け冷凍食品のように急速冷凍ができないため、お弁当を持っていく日の朝、一度レンジで加熱し、しっかり冷ましてから持っていくことが重要になります。

おすすめの食材やおかず

夏場の作り置きお弁当におすすめの食材やおかずを紹介します。

【オススメの食材・おかず】

・切り干し大根の煮物

・ひじきの煮物

・ほうれん草のおひたし

・ほうれん草のソテー

・唐揚げ

・きんぴらごぼう

・だし巻き卵

・かぼちゃの煮物

これらのおかずは、味を少し濃くつけ、汁気をしっかりきって保存しておく対策をしておけば、作り置きおかずとして使いやすいおかずになります。

また、味付けに生姜やカレー粉、酢、わさび等の防腐効果のあるものを使うとより効果的です。

梅干にも殺菌効果があるので、ごはんの上には梅干しをのせるといいでしょう。

夏場に避けたい食材やおかず

逆に夏場の作り置きお弁当に避けたい食材やおかずの紹介です。

【避けたい食材・おかず】

・水分の多い食品

・水分の多い煮物

・レタスやプチトマトなどの生野菜

・生のフルーツ

・マヨネーズやタルタルソース

・加熱をしていない、かまぼこやちくわなどの練り物

・加熱をしていないハムやソーセージなどの加工肉

どうしても水分の多いおかずを入れたい場合は、味付けの際片栗粉でとろみをつけたり、おかずを入れるアルミカップなどにとろろ昆布や鰹節をひいてからおかずを入れるようにし水分を吸わせるようにしましょう。

ポテトサラダやマカロニサラダは思いの外水分が多く傷みやすくなるので、夏場のお弁当にはやめておいた方が無難ですね ^ ^;

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夏場のお弁当箱について

腐りにくいお弁当作りの対策として、詰める具材おかずもポイントですが、お弁当箱自体の消毒を行うことも重要なポイントになってきます。

お弁当箱の消毒と管理

お弁当内の細菌を増やさない対策として、お弁当箱を清潔にしておきましょう。

特に、プラスチック製のお弁当箱は、四隅に油が残りやすいため、食器用洗剤をしっかり使用したり、熱湯洗浄を行うことで、汚れ全てを取り除くことが重要です。

また、お弁当箱のフタのゴムパッキンも、汚れがつきやすいため注意が必要です。

私の体験ですが、過去にゴムパッキンを分解せずに、フタの部分のみ丁寧に洗って使用していたことがありますが、あるときゴムパッキンを外して洗ってみたところ、すでに黒カビのようなものが生えており、絶句しました。

食中毒になっていなかったのが奇跡的です。

そんな風にならないためにも、毎日ちゃんと分解して洗うようにしましょう。

できれば週に一度くらいは熱湯でしっかり消毒するといいですね。

お弁当箱は洗ったあと、キッチンペーパーで拭き取り、食用品用の除菌アルコールスプレーをかけ、自然乾燥することでさらに除菌効果が高まります。

夏場にオススメのお弁当箱

最近では、お弁当箱にも様々な種類がありますよね。

季節に応じてお弁当箱を変えることも、お弁当を腐りにくくする対策になります。

そこで、夏場にオススメのお弁当箱をいくつか紹介します。

保冷剤一体型ランチボックス

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フタの部分に保冷剤が内蔵されており、冷凍庫でフタを凍らせるだけで保冷剤を準備しなくてもいいお弁当箱。

お弁当箱を持っていくときに保冷バッグに入れて持っていけば、保冷効果の持続も期待できます本体は電子レンジ可能な商品もあるので、食べる前にレンジで温めれば、温かいごはんを食べることもできます。

ステンレス製やアルミ製のお弁当箱

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熱伝導がいいステンレス製やアルミ製のお弁当箱は、保冷剤の効果も持続しやすくなり、夏場にオススメのお弁当箱と言えます。

曲げわっぱのお弁当箱

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インスタグラムなどのSNSでおしゃれなお弁当を作ってアップしている人も多くいる曲げわっぱのお弁当箱。

曲げわっぱに使われている木のおかげで、余分な水分は吸収するものの、通気性もあるため、ごはんが冷めても固くなりにくく、傷みにくいと言われています。

ただし、値段や質もピンキリなので、やはり保冷剤と保冷バッグを利用し使うことをオススメします。

まとめ

いかがでしたか?

やはり夏場はお弁当が腐ってしまうのに好都合な条件が多くなってしまうのは事実です。

しかし、消毒などの対策をしっかりおこない、詰めるおかずを少し工夫することで、夏場でも作り置きお弁当を持っていくことは可能です。

基本的な対策を怠らず、美味しいお弁当で素敵なランチタイムを過ごしてくださいね (^ ^)

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