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噛まれると死に至る危険性もあるマダニですが、実は人間だけでなく犬もマダニに噛まれて感染症になることを知っていますか?

さらに犬のマダニ感染症は、人よりも死に至る危険性が高くさらに治療法もありません。

犬にとってとても危険なマダニ感染症ですが、草が覆い茂っている場所や路地裏など、犬が好んで行きそうな場所にマダニは潜んでいます。

大切な家族の一員である犬をマダニから守るにはどうしたらいいのか、また、犬がマダニに噛まれたらどのように対処すればいいのか調べてみました。


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マダニは犬のどの部位を吸血する?


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犬はマダニに噛まれて不快な思いをしても、私たちに言葉で訴えることはできません。

なので、飼い主である私たちが、飼い犬を注意深く見てマダニを発見、駆除する必要があります。

マダニは犬の体表面を吸血しますが、吸血されやすい場所は毛の少ない以下の部位になります。

【マダニが吸血する部位】

・耳

・胸部

・内股部

・肛門の周り

マダニは湿気の多い草っぱらを好みますが、だからといって犬の行動を制限することはできません。

犬が散歩途中に草むらに入ったら、家に入る前にマダニに噛まれていないか、犬の身体をくまなくチェックしましょう。

マダニの取り方


犬の身体をチェックしているときにマダニを見つけたらどうすればいいのでしょうか?

犬が感染症にかかったら大変と思い、一刻も早くマダニを取り除こうと手で払おうとする人もいるかとおもいますが、それは間違ったマダニの取り方で、絶対にしてはいけません。

マダニが吸血する際、口器を犬の皮膚に深く刺しているので、無理矢理マダニを取り除こうとすると、口器を体内に残したままマダニが取り除かれてしまいます。

そして、口器が皮膚に刺さっている限り、感染症にかかる可能性があります。

では、愛する家族を救うには一体どうすればいいのでしょうか?

動物病院に連れて行く


マダニを取り除く1番安全な取り方は、動物病院に連れていくことです。

動物病院に行けば、マダニを安全に取り除き、さらに感染症にかかっているかどうかの検査も受けることができます。

特にマダニに噛まれたことによる犬の感染症は、死に至る危険性が高いため、早めの処置と治療が大事なので、犬がマダニに噛まれているのを発見したら、なるべく早めに動物病院へ連れていきましょう。

専用ピンセットで取り除く


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1番安全な取り方は、動物病院へ連れていくことですが、犬がマダニに噛まれた時が夜間や早朝、休日などで動物病院が閉まっていることもありますよね。

だからといって、動物病院が開くまで愛犬がマダニに噛まれたままでいるのを見るのが辛い人もいるのではないでしょうか。

その時は、市販のマダニ専用ピンセットでマダニを取りましょう。

専用ピンセットでは、マダニをつぶさないよう、先端が丸くなっており安全にマダニを取ることができますよ。

無理やり手で取ったり、マダニ専用でないピンセットでマダニを取ろうとすると、マダニがつぶれて体液が犬の体内に入り込むことで感染症のリスクをさらに高めてしまいますのでやめましょう。

マダニによる感染症


マダニによる感染症は様々ですが、今回は犬がかかると命に関わる2つの感染症をご紹介します。

バベシア病


バベシア・ギブソニーなどの原虫が寄生したマダニに犬が噛まれたことで起こるバベシア病

マダニが2~3日吸血することで感染しやすくなるので、早期発見・駆除が必要な病気です。

バベシア病に罹ると、犬の赤血球に原虫が寄生し、犬の免疫システムに不具合を与え、寄生した赤血球だけでなく、健康な赤血球まで破壊されます。

そのため、重度な貧血症状に見舞われ、重症化すると死に至ることも。

バベシア病の恐ろしいところは、現在のところ特効薬がなく、薬による完治ができないこと。

さらに、一度バベシア病になると、再発することもあるので注意が必要です。

【症状】

・代表的な症状として、発熱、粘膜が白くなる、ビリルビン尿(茶色い尿)などの症状がある

・重症化すると、重度の貧血、黄疸、多臓器不全が起こり、治療が遅れてしまうと死に至ることも。

【潜伏期間】

・2~3週間

エーリヒア症


急性期のリケッチア血症の犬を吸血したマダニが、新たに別の犬を吸血することで起こるエーリヒア症

免疫が低下している犬が感染すると重症化し、死に至ることもありますが、健康な犬が感染しても何も症状が表れないことも。

ただ、症状が表れなくてもその犬は保菌しているので、多頭飼いしているところは、マダニを介して発症することもあるので、注意が必要です。

また、犬から人への感染はありませんが、リケッチア血症に感染したマダニが人を噛むと感染する恐れがあります。

【症状】

・間欠熱、リンパ節腫脹、(鼻)出血、体重減少、重度の眼疾患、および免疫介在性疾患、血球減少症に続発する骨髄増生などの症状

【潜伏期間】

・8~20日間

こちらも治療が遅れるとバベシア病と同様に死に至る恐れがあるので、早期発見、治療が重要です。

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マダニの感染症対策


マダニは森の中だけでなく、丈の長い草が覆い茂っている場所や湿気の多い路地裏など犬の散歩コースにも潜んでいます。

マダニの感染症が心配だけど犬の散歩を止めるわけにはいかないですよね。

では、犬をマダニの感染症から守るにはどんな対策をすればよいのでしょうか?

散歩前の虫除けスプレー


犬をマダニの感染症から守るには、マダニを寄せ付けないよう対策をしていく必要があります。

手軽にできるマダニ対策が、散歩前の虫よけスプレーです。

私たちが犬の散歩をする前に、蚊などの虫に刺されないよう、虫よけスプレーをするのと同じように、犬にも散歩前に虫よけスプレーをかけてあげましょう。

もちろん人間用の虫よけスプレーをかけるのではなく、マダニに効く犬専用の虫よけスプレーが市販されているので、それをかけましょう。

犬専用マダニ避けスプレー


A.P.D.C. ニーム&シトロネラスプレー 125ml

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マダニ・蚊を95パーセント以上ブロックする自然由来の虫よけスプレーで、マダニに効くディートの成分の代わりに虫が嫌う香りの植物成分が含まれています。

犬が舐めても安全な成分でできているので、安心して犬の身体にかけてあげることができますよ。

made of Organics for Dog アウトドアスプレー 125ml

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マダニ・蚊を90パーセント以上ブロックする100パーセント自然由来の虫よけスプレーなので、安全に使用することができます。

また、虫よけスプレーによる皮膚への刺激が少なくなるよう、アロエをベースにした保湿・保護成分が多く入っているのも魅力的。

犬だけでなく、私たちも安全に使うことができますよ。

定期的な駆除薬の投与


散歩前の虫よけスプレーは手軽にできるマダニ対策ですが、虫よけスプレーがかかっていない箇所があったりすると、そこにマダニが付くことも。

また、犬用の虫よけスプレーにはディートのように強い成分は入っていないので、完全にマダニを防げるわけではありません。

そうなると虫よけスプレーだけでは心もとないですよね。

そこで、おすすめなのが動物病院でのマダニ駆除薬の投与です。

現在、ネットで検索すると餌に混ぜるタイプの駆除薬や犬の皮膚に塗る駆除薬など市販のものが多く売られていますが、それらは医薬部外品なので、どのぐらいの効果があるのか半信半疑なところがあります。

1番安全で効果的なマダニ対策は、動物病院でマダニの駆除薬を定期的に投与してもらうこと。

心配なことがあればすぐに獣医に聞けますし、万が一マダニの駆除薬で副作用が起きた場合にもすぐ対応してくれますよ。

マダニ駆除薬の投与は動物病院によって異なりますが、犬の大きさによって料金が変わります。

まとめ


犬がマダニに噛まれた時の取り方やマダニの駆除方法についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

私は犬ではなく室内で猫を飼っているため、マダニに噛まれることはありませんが、元野良ネコだったため、初めの頃は猫風邪ばかり引いて、心配な日々を過ごしました。

犬も猫も大切な家族の一員なので、病気になるととても心配だし、辛そうな姿を見るのは耐えられないですよね。

言葉を話せない犬だからこそ、私たち飼い主がしっかりと体調管理やマダニ対策をしていく必要があります。

また、マダニについて事前に知っておけば、マダニに噛まれたとしても冷静に対応し、犬の命を守ることもできます。

この記事を読んで、1人でも多くの飼い主が大切な家族を守れますように。


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