夏の味覚のトウモロコシ・・・「毎年たくさん食べているのよね」という方も多いのではないでしょうか?
そのトウモロコシのおいしい食べ方といえば「茹でて食べる」ことだと思いますが、皆さんどうやって茹でていますか?
お手軽にレンジで?それとも大きな鍋にお湯を沸かして茹でている方も多いと思います。
そんなトウモロコシのおいしい茹で方ってご存知ですか?
実はトウモロコシは、茹で方次第で食感や風味もがらりと変わってくるのです。
今日は、レンジでトウモロコシをおいしく茹でる方法や、鍋での茹で方、そして保存方法もご紹介したいと思います。
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目次
おいしく食べるために必要なこと
さて、トウモロコシのおいしい茹で方をご紹介する前に、どんな茹で方をするにしても、注意してほしいことが2つあります。
新鮮なうちに茹でる
トウモロコシは、収穫したその瞬間から傷んでゆきますので、買って帰ってきたらすぐに茹でましょう。
また「すぐに食べないんだけど・・・」という場合も、とりあえず茹でて保存するのがおすすめです。
新鮮なうちに茹でることが、おいしい茹で方の基本です。
買うのなら皮付きのまま
トウモロコシを買うときは、ぜひ「皮つき」で、買いましょう。
皮が付いているほうが、皮なしのトウモロコシよりも傷むのが遅いのです。
そして皮つきで茹でるのがおすすめ。
ここでは、皮つきでもOKなおいしい茹で方もご紹介しているので、是非皮付きのままで茹でてみてくださいね。
レンジを使ったおいしい茹で方
「トウモロコシの茹で方」と聞くと、私たちは「大きな鍋にお湯を沸かして、皮をむいたトウモロコシを入れて茹でて・・・」と、ちょっと大がかり。
トウモロコシが入る位の大きな鍋が必要になったり、夏の暑い台所でお湯を沸かしたり、また、油断して茹ですぎてしまうと水っぽくなってしまい・・・考えただけで「大変そう」ですよね。
けれど最近は、電子レンジを使ったおいしいトウモロコシの茹で方がありますよ。
皮つきの場合
トウモロコシを皮つきのままで加熱すると、トウモロコシの旨味や甘味が逃げずに凝縮されて、とてもおいしいトウモロコシに仕上がります。
「皮ごと?なんかちょっと抵抗あるんですけど・・・」
「それに、加熱した後、熱くなった皮剥くのも大変そう」
とびっくりしたり不安になったりしますが、加熱後の皮も剥く方法もご紹介します。
とても簡単にできますのでお勧めですよ。
【皮付きの茹で方】
- トウモロコシを皮つきでお皿に乗せて電子レンジ500~600Wで5~7分加熱
(この時ラップ等はしません。) - 加熱が終わったら、トウモロコシの根本、茎と葉の付け根のあたりからから2~3センチ程のところを切り落とす
- 切り落としたら、トウモロコシの先のヒゲの部分を持って軽く振ると、実だけがつるっと出てくる
(うまくできるとなかなか気持ちが良い作業です)
いかがでしょうか?簡単ですよね。
この方法ですと、茹でるための大きな鍋も必要ありませんし、食べたいときに1本から手軽に行える茹で方ですので、本当に便利ですよ。
皮なしの場合
「レンジで茹でるときは皮つきのほうが良い」ってわかっていても、ついつい買ってきたトウモロコシの皮をむいてしまう事もあります。
例えば、最近は野菜売り場でトウモロコシが売っていると、売り場のすぐそばに「トウモロコシの皮を捨てるゴミ箱」が設置されていて、一生懸命トウモロコシの皮をむいて買っている方も多く見かけます。
剥いてしまってから
「しまった!皮つきでレンジしたほうがおいしかったんだ・・・」
と思い出す事も(笑)
あるいは、「皮ごとレンジに入れるのはちょっと・・・」と抵抗がある方もいるようですね。
「レンジで茹でるのは皮つきじゃなきゃダメなの?」
いいえ、皮がなくても大丈夫です。
皮がない状態でおいしくレンジで茹でる方法もご紹介します。
【皮なしの茹で方】
- トウモロコシの皮をむいてヒゲを取り除き、きれいに洗う
- 塩1つまみをトウモロコシ全体にまぶす
- ラップできっちりと包んで、レンジで5分加熱(500~600W)
- 加熱後、粗熱が取れるまでラップをしたまま冷ます
この方法でしたら、皮つきでの加熱に抵抗がある方も、「うっかり皮をむちゃった!」という方でもレンジを使うことが出来ますよね。
鍋を使ったおいしい茹で方
レンジで簡単においしく茹でる方法をご紹介してしまうと、鍋で茹でて食べる方法がとても面倒くさく感じてしまいますね。
けれど、「レンジそのものに抵抗が・・・」という方もいるかもしれませんね。
そこで、鍋でトウモロコシをおいしく茹でる方法とポイントもご紹介します。
ポイント1:塩の量は適切に
トウモロコシを鍋で茹でると、「トウモロコシの実がシワシワになって、べちゃべちゃに・・・」という事、ありませんか?
トウモロコシを茹ですぎるとこうなってしまうのですが、茹ですぎのほかにもう一つ原因があります。
それは「茹でるときに塩を入れすぎた」場合。
トウモロコシを茹でるとき、塩を入れすぎてしまうとトウモロコシの水分が外に流れ出てしまい、シワシワ、べちゃべちゃなトウモロコシになりやすいのです。
茹でるときの塩の量は「水の量の3%」が理想。
もっとわかりやすく言うと
「水1リットルにつき大さじ2杯(30g)」
です。
この塩加減を間違えなければ、トウモロコシの実がしわしわにならず、ぷちっ!っとした触感のおいしいトウモロコシに仕上がります。
または、茹でるときに塩を入れず、茹であがったときに3%の塩水に4分ほど漬けておいても、程よい塩味が付いておいしくなりますよ。
ポイント2:茹で方で味も変わる
さて、鍋を使ったトウモロコシの茹で方も何種類かありますが、トウモロコシは茹で方によって食感が変わります。
そんなトウモロコシの茹で方を何種類かご紹介します。
茹でる方法1:沸騰してから茹でる
沸騰したお湯にトウモロコシを入れて3~5分茹でると、トウモロコシ独特のシャキッ!とした歯ごたえのある仕上がりになります。
茹でる方法2:水から茹でる
鍋に水とトウモロコシを入れて沸騰させ、その後3~5分茹でると、柔らかくふっくらとした食感になります。
歯ごたえのある食べ物が苦手なお子様向けな茹で方ですね。
茹でる方法3:沸騰させずに茹でる
鍋に水とトウモロコシを入れて火にかけたら、沸騰直前で火を弱くします。
そのままの沸騰直前の状態で15~20分茹でると、甘味と香りが引き立つ仕上がりになります。
このように見てみると、トウモロコシをおいしく茹でる方法もなかなか奥が深いですね。
みなさんはどのような茹で方がお好みですか?
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トウモロコシの冷蔵保存方法
トウモロコシは収穫するとどんどんおいしさも栄養価も落ちてしまうので、買ったらその日のうちに料理をして食べてしまうのが理想です。
けれど、もしも当日食べないのであれば、美味しく食べられるように保存しておきたいですよね。
ここでは、トウモロコシをのおいしい保存方法をご紹介します。
茹でてから冷蔵保存
生のまま冷蔵庫で保存することもできますが、味が落ちますのでお勧めできません。
必ず茹でてから冷蔵保存するようにしましょう。
冷蔵する場合は、少しだけ固めに茹でたら、皮やひげをきれいに取り去って、ラップにしっかりと包んで冷蔵庫で保存します。
冷蔵では一般的に2,3日保存できますので、それまでに食べてしまいましょう。
トウモロコシを冷凍保存方法
トウモロコシ、特売しているとつい大量に購入してしまうこと、ありませんか?
そんな時は是非冷凍しておきましょう。
トウモロコシは、生の状態でも、茹でた状態でも冷凍保存することが出来ます。
冷凍保存すると、1ヶ月ほどおいしく食べられますので、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。
生のトウモロコシの冷凍方法
皮をむいた状態でラップでぴったりと包み、ジップロックに入れて、急速冷凍します。
トウモロコシを皮つきで冷凍こともできるのですが、やってみたら(私の方法が悪かったのでしょうか?)解凍すると青臭さを感じたので、あまりおすすめしません。
生のトウモロコシの解凍方法
解凍するときは2種類ご紹介、どちらもおいしく解凍できますよ。
- ラップをはがして、湯気の上がった蒸し器に入れて10~12分蒸す
- ラップを緩く巻き直して、レンジで7分加熱(500~600w)
茹でたトウモロコシの冷凍方法
硬めに茹でたトウモロコシを熱いうちにラップで包んで、ジップロックに入れて急速冷凍させてください。
または、茹でた後に芯からトウモロコシを外して、きっちりとラップをしてジップロックに入れた後、急速冷凍するという方法でも冷凍できます。(この方法で冷凍すると、お料理に使いやすい上、冷凍庫の中でトウモロコシがかさばりません)
茹でたトウモロコシの解凍方法
解凍方法は2種類ご紹介します。
お好きな方法で解凍してみてください
- ラップのままレンジで温かくなるまで加熱する。(簡単に解凍できますが、加熱しすぎると実がべちゃべちゃになることもあります)
- 鍋にお湯を沸騰させて、その中に凍ったままのトウモロコシを入れて茹でる(実がべちゃべちゃにはならずおいしく温まりますが、鍋を用意するのが面倒なことも)
まとめ
トウモロコシのおいしい茹で方と保存方法についてご紹介しました。
夏の味覚、トウモロコシ、食べるならば美味しく茹でて食べたいですよね。
レンジでおいしく茹でることが出来るなんて、レンジがない時代に子供時代を過ごした私にとっては未知との遭遇ですが、実際にやってみるととても簡単においしく茹でることが出来る方法ですので、敬遠しないで試しに一度やってみてはいかがでしょうか?
また、傷むのが早いトウモロコシも、冷凍保存すればその風味を保ったまま保存できますので、たくさん買ったときには是非冷凍保存を。
出来るなら、おいしい状態で長く楽しみたいですよね。
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