1年に1回の特別なイベント、お正月に家族揃って食べるおせち料理、手作りで作る方も多いのではないでしょうか。
おせち料理はおかずがたくさんですから、少しずつ小分けに作っていかないと大変ですよね。
そんな時に気になるのが、おかずの日持ちや保存方法。
「今日から作って、三が日の間、賞味期限は大丈夫?」と不安になります。
お店で買ったおせちなら、賞味期限が記載されているので明確ですが、手作りのおせちだと、どれくらい日持ちするのか心配ですよね。
そこで今回は、手作りおせちがどれくらい日持ちするのかと、賞味期限を長くするための保存方法についてご紹介します。
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種類による日持ちの違い
おせちのおかずはたくさん種類があり、おかずによって使用されている材料が異なるため、どれくらい持つかはそれぞれ異なってくるんですよ。
例えば、手作りおせちにお馴染の伊達巻は、冷蔵で1週間ほど持ちますが、錦糸卵は冷蔵でも2日ほどしか持ちません。
保存方法も、冷凍保存が出来る物と出来ない物に分かれます。
そこで手作りおせちのおかずの種類ごとに、常温・冷蔵・冷凍で、それぞれどれくらい日持ちするかをご紹介します。
焼き物
焼き物は、おせちのおかずの中で、最も賞味期限が短いです。
【焼き物の日持ち】
・常温保存 ⇒ 1日程度
・冷蔵保存 ⇒ 2日程度
・冷凍保存 ⇒ 不可
とっても賞味期限の短い焼き物は、出来ればおせち料理の中でも早めに食べてしまった方がが良いですね。
煮物
煮物は、焼き魚よりは賞味期限が長く、冷蔵の場合少し日持ちします。
【煮物の日持ち】
・常温保存 ⇒ 2~3日
・冷蔵保存 ⇒ 3~4日
・冷凍保存 ⇒ 不可
水分が多いものは冷凍保存には向かないので、煮物の冷凍は難しいです。
佃煮
佃煮はおせちの中では賞味期限が長いです。
【佃煮の日持ち】
・常温保存 ⇒ 10日
・冷蔵保存 ⇒ 1ヶ月
・冷凍保存 ⇒ 2ヶ月
佃煮は冷凍保存なら2ヶ月も持ちますので、一度にたくさん作って、おせちを食べきった後でおかずにするのも良いですね。
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味付けによる日持ちの違い
手作りおせちの味付けによっても、どれくらい日持ちするかは少し変わります。
【日持ちがする味付け】
・酢を含む
・濃い
・香辛料が使われている
濃い味だと日持ちが良くなり保存期間が伸びるということは、薄味では日持ちが悪く保存期間が短くなるということなので、手作りおせちが薄味の場合は、前述した日付より少し早めに賞味期限が来ることを想定して下さい。
ちなみに、おせちでは無いのですが、お正月の定番「お餅」がどれくらい持つかというと、たったの2~3日です。
「え?もっと持つのでは?」と思った方もいらっしゃいますよね。
実は、市販されている真空パックのお餅なら普通のお餅より賞味期限が長く、どれくらい日持ちするかというと、なんと2年!
保存方法によって随分違いますね。
お餅を買うとき、食べる時はじゅうぶんに注意して下さい。
手作りおせちを日持ちさせる保存方法
手作りおせちは、保存方法を工夫することで、どれくらい日持ちするかを伸ばすことが出来ます。
完全に冷めてからパックに詰めよう
おせちのおかずがまだ冷め切らないうちに、密閉容器に保存してしまうと、日持ちが悪くなる原因になることも。
長持ちさせたい方は、熱が完全に冷めてからパック詰めしましょう。
私は、煮物を保存するときに、まだ熱い状態のまま密閉して冷蔵庫に入れてしまった経験があります。
当時作ったのは確か肉じゃがだったと思うのですが、肉じゃが本体だけでなく、冷蔵庫内で隣に置いてあった食材まで持ちが悪くなってしまいました・・・。
少し冷めるのを待つだけで日持ちが変わってくるので、焦らずに冷めるのを待ちましょう。
火を通そう
もう1度火を通すことで、手作りの煮物のおかずも長く保存する事が出来ます。
煮物に「火を通そう」と思っても、煮るための汁が無いと煮なおすことが出来ないですよね?
そのため、手作りの煮物をおせちにつめた後は、煮汁を別容器で保存しておくことをオススメします。
火を通すタイミングは、1日に1回くらいを目安にして下さい。
少し面倒ですが、例えばカレーなども、何度も火にかけると長持ちしますよね。
煮汁で火を通しなおすと、味ももう1度染みこんでくれるので、味も美味しくなりますよ。
冷凍保存した場合の上手な解凍方法
保存方法としては優秀な冷凍保存ですが、冷凍すると味が落ちてしまう場合も。
そこで、冷凍保存した場合の上手な解凍方法をご紹介します。
冷凍保存した場合は、冷蔵庫での自然解凍をするのがオススメです。
冷凍したままレンジでチンして解凍する事も出来るのですが、その場合は味が落ちてしまうので要注意!
せっかく頑張って作った手作りおせちですから、なるべく冷蔵庫で自然解凍するようにして下さい。
冷蔵庫での解凍には、12時間~24時間ほどかかりますから、食べたい日から逆算して解凍を開始する日を決めて下さいね。
傷みを判断する方法
どれだけ保存方法に気をつけても、残念ながら腐ってしまう場合も稀にあります。
そこで、最後に、食材が腐っているか簡単に判別する方法をご紹介しますね。
腐った食材は、「匂い」「ねばりけ」で判断する事が出来ます。
まず「匂い」ですが、ツーンと鼻を突くような匂いが特徴ですので、このような匂いがしたら要注意です!
次に、「ねばりけ」ですが、お箸で掴んだときに糸を引くような事があれば要チェック!
もちろん、納豆など糸を引いても当然の食材なら大丈夫ですよ。
賞味期限の切れたおせちを食べてしまうと、お正月からお腹を壊して大変な目にあってしまいます。
少しでも怪しいと思ったら、手をつけないようにして下さいね。
まとめ
おせちの保存方法や、おかずによってどれくらい持つかをお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか。
愛情たっぷりの手作りおせちはとても美味しいですが、市販品に比べて長持ちしないという特徴もあります。
ご紹介した内容を参考に、賞味期限切れのおせちを食べることのないよう、美味しいおせちを召し上がり下さい。
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