「節分」と言えば何を連想しますか?
「恵方巻き」「豆まき」などでしょうか?
最近では豆まきをやる家庭も減っているそうですが、芸能人や相撲取りが豪快に豆まきをする姿がニュースで流れると「節分だなぁ」と季節を感じますね。
ところで、節分に豆まきをする事が当たり前のようになってますが、なぜ始まったのか知っていますか?
また、きちんとした豆まきのやり方などはあるのかも気になりますよね。
そこで今回は、節分の豆まきのやり方や時間帯だけでなく、意味や由来などについても詳しくご紹介します。
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節分の豆まきのやり方や時間帯
節分の豆まきの正しいやり方や時間帯は知っていますか?
きっと「豆まきにやり方や時間帯なんてあるんだ…」と思った方もいますよね。
私も調べるまでは知りませんでしたが、豆まきには正しいやり方や時間帯があるので、ぜひ実践してみてください。
節分の豆まきのやり方
ではまず、豆まきのやり方についてです。
【豆まきのやり方】
- 予めスーパーなどに売っている豆を購入しておく
- 「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまく
※「鬼は外」と言っている時には、家の窓や玄関から外に向かって投げ、「福は内」と言っている時には、部屋の中に豆をまくのが正しい豆まきのやり方です。
家の外に豆をまくとご近所迷惑になるので、玄関方面に投げるので十分だと思いますよ。
私が小さかった頃、私の家では鬼のお面をかぶった父に向かって家族みんなで全力で豆をまいていました。
節分の豆まきの正しいやり方をご紹介しましたが、時代や住宅事情により出来ない事もあると思いますので、それぞれのご家庭でできる範囲で節分の豆まきを楽しんでくださいね。
節分の豆まきの時間帯
続いて豆まきの時間帯についてです。
私の家でもそうでしたが、きっと多くのご家庭で夜の時間帯に節分の豆まきを行うことが多いと思いますが、実はそれ正解なんです。
節分の豆まきでは、鬼を退治しますよね?
その鬼は昔から夜になると現れると言われているので、夜の時間帯に行うことがいいとされています。
それに、その時間帯だと家族全員揃うご家庭が多いので、尚いいですね。
家族みんなで鬼を退治しましょう!
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豆まきの意味や由来
当たり前のように豆まきを行なっていますが、意味や由来について気になったことはありませんか?
節分の豆まきも昔からの行事なので、意味や由来がきちんとあるんですよ。
豆まきの意味や由来を知って節分の豆まきを行うとまた違った楽しみがあるかもしれませんね。
豆まきの意味
簡潔にいうと、豆まきには「邪気を追い払う」という意味があります。
というのも昔、豆には「穀物の精霊が宿っている」と神聖なものとして扱われていました。
そのため豆は豆まきだけでなく、神事などにもよく使われていたそうです。
それだけでなく、豆には魔を滅するという「魔滅(まめ)」という漢字が充てられていて、豆をまくことで魔を滅する(鬼を追い払う)という意味があるそうですよ。
豆が神聖なものとして扱われていたなんて今から考えると意外なことなので驚きましたが、豆まきにはこんなに深い意味があるので節分の豆まきが薄れていくのはちょっと寂しいですよね。
豆まきの由来
豆まきの由来はなんと平安時代まで遡ります。
「追儺(ついな)」という儀式をご存知でしょうか?
追儺とは、鬼を追い払う儀式のことです。
豆まきは今は立春の前日である節分に行いますが、昔は節分とは立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを指していました。
平安時代の節分には特別な行事はありませんでしたが、方違(かたたがえ)をした記録が残っています。
方違とは平安時代に行われていた風習の1つで、外出や宮中の政などの際にその方向の吉凶を占い、その方角が悪い方角であるといったん違う方向に出かけ、目的地の方角が悪い方角にならないようにすることです。
このことを踏まえて考えると、節分が「厄を祓うべき日」と考えられていた証と言えますね。
一方、中国ではこの日に「人に疫をもたらす鬼を追って、来たるべき春に福を求める」という風習がありました。
「桃の弓に棘(よもぎ)の矢」を射て、五穀・小豆、小石なども撒いたと言われています。
つまり、これが現在の日本で行われる豆まきの由来で、当時の日本では春を迎えるにあたって行なっていた宮中の「追儺」が由来だと言えるでしょう。
豆まきの由来を知ってみると節分の豆まきがいかに大事かが分かりました。
後片付けが面倒なので豆まきはしないというご家庭の方にもぜひ行なってもらいたいですね。
まとめ
節分の豆まきのやり方や時間帯、意味、由来などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
豆まきは夜の時間帯に「鬼は外、福は内」と言いながら、家の外や中に豆をまくこと、豆をまくのは「邪気を追い払う」という意味があったことなどが分かりました。
それだけでなく、追儺という平安時代行われていた鬼を追い払う儀式が豆まきの由来だということも。
これらのことを踏まえて今年の節分の豆まきを行なってみると、違った角度で楽しめるでしょう。
節分の豆まき、今年はアナタのご家庭でも是非やってみてはいかがでしょうか?
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