生麺パスタは、乾麺パスタと比べて食感がモチモチしていて美味しく食べられるパスタですね。
「パスタを食べるなら生麺でしょう!」
パスタ好きな方の中には、そうおっしゃるファンもいらっしゃるとか。
けれど乾麺パスタだって、ちょっとひと手間加えるだけで、生麺に匹敵するほどおいしく食べることが出来るのです。
そんな、乾麺パスタを美味しく食べる裏技をご紹介します。
簡単なちょっとしたひと手間ですので、どこの家庭でも普通に出来る方法ですよ。
「パスタ好きだけど、なんかちょっと飽きちゃったのよねー」
という方、是非一度お試しください。
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普通のパスタを茹でる方法
美味しく食べる裏技の前に、普通の乾麺パスタを普通に茹でる方法を簡単に確認しますね。
【一般的な乾麺パスタの茹で方】
- お湯を沸かす
- 沸騰したら塩を入れてパスタを入れる
- 表示されている時間ゆでる
- やや固めに茹であがったらお湯を切り、ソースを絡める
こんな感じでしょうか?
一般的に言われている「乾麺パスタの茹で方」はこんな感じだと思います。
これでも「難しい」という事はないと思いますが、「面倒くさい」と思う人はいるかもしれませんね。
「ゆで時間が長すぎるの。もっと時短できないかしら?」 「ちょっと目を離して茹ですぎると柔らかくなりすぎて台無しになっちゃうの」
そんな声が聞こえてきそうで、一言「美味しくゆでる」のも簡単ではないですよね。
乾麺パスタを美味しく食べる裏技
けれど、この普通に茹でる方法よりももっと美味しく、それこそ生麺パスタのように美味しく食べる裏技があるのです。
「でも難しいんじゃないの?特別な道具がいるとか」
そんなこともありません。普通に台所にある道具で十分です。
今までよりも簡単で美味しく食べることが出来る方法があるのなら、・・・是非やってみたいですよね。
しかも、その方法が普通にパスタを茹でるよりも時短で茹でられるならなおのことです。
それでは、その方法をご紹介します。
用意するもの
- 乾麺パスタ
- 水
- パスタが入るくらいの容器
どこのお家にもあるものばかりですね。
容器はバット等何でも良いですが、このようなパスタが入るサイズのタッパーがあるとやりやすいです。
パスタゆで容器
方法
- パスタが入る容器にパスタを入れて、水を入れる
水の量は、パスタが被るくらいで、多少多くても問題はないです。
- そのまま1~2時間漬けおく
この方法は「パスタの水漬け」と言われています。
パスタが水を吸って柔らかくなり、漬けている水も白っぽくなりますが気にしないでください。
- 鍋にパスタをつけた水を入れて沸かす
パスタを漬けた水が少なかったら新たに水を足します。
- 水につけたパスタを茹でる
ゆで時間は1~2分、乾麺のパスタを普通に茹でるよりも短い時間でゆであがります
これで、乾麺パスタが生麺のように美味しくなるのです。
「え?これだけ?」
と拍子抜けしそうですが、「パスタを水に漬ける」これだけなのです。
簡単ですよね?
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美味しくなる理由
さて、どうして「パスタの水漬け」をすると美味しくなるのかというと、ちゃんと理由があるのです。
「乾麺パスタ」はもともと「生麺パスタ」を長期保存できるようにと乾燥させて作ったもの、つまり「生麺パスタ−水分=乾麺パスタ」という事になります。
その失われた水分を水漬けすることでしっかりと補ってあげれば乾燥させる前の生麺パスタのような食感が復活するという訳です。
もちろん乾麺パスタを熱湯でゆでても美味しくなりますが、水漬けした方がより沢山の水をパスタが吸うことが出来るのです。
そして茹でるときにパスタを水漬けした時に使った水を使うのは、水漬けした時に水に流れ出てしまった小麦を茹でるのに使う事で、小麦がパスタに絡み、さらに美味しく食べることが出来るのだとか。
この方法は、乾麺パスタが美味しくなるだけではなく、ゆで時間が1~2分と短縮できるというメリットもありますので、例えば夜寝る前に水漬けしておけば、朝食の時に時短で美味しいパスタが食べられますね。
水漬けパスタの保存方法
この水漬けパスタ、もう一つ便利な点があります。
それは、冷蔵保存や冷凍保存が出来る点です。
冷蔵保存の方法
パスタを水に漬けた状態のまま、冷蔵庫に入れます。
この方法をするときは、蓋のついた長いタッパーがあるとパスタを水に漬けたまま蓋をして冷蔵庫に入れられるので便利ですね。
この方法で2~3日、保存が出来ますので、
「明日パスタ作りたいから、今日のうちにパスタ水漬けにしておこうかな?」
という時には冷蔵庫に入れておくと便利ですね。
冷凍保存の方法
水漬けパスタを冷凍保存しておくと冷蔵よりも長期保存が出来るうえ、ゆで時間も短くなるのでもっと手軽にパスタが食べられて便利です。
【水漬けパスタの冷凍保存方法】
- 水漬けパスタの水を切る
- オリーブオイルを絡める
- 1人分ずつまとめてラップでまとめるようにして包む(またはタッパーに入れる)
- そのまま急速冷凍
冷凍した姿はまるで「冷凍うどん」みたいです。
解凍するときは、凍ったままお湯の中に入れて1~2分分茹でれば食べられます。
賞味期限は1か月程ですので、1か月で食べられる分の水漬けパスタをあらかじめ作って置いて冷凍しておくと、パスタを食べたい時に時短できるのでおすすめですよ。
なお、「生麺パスタを冷凍や冷蔵で保存する方法と賞味期限について」のページでは、生麺パスタの冷凍方法や冷蔵方法について詳しく載っていますので、併せてご参考にしてみてください。
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乾麺パスタ以外では?
実はこの方法、乾麺パスタ以外でも乾麺うどんや乾麺蕎麦でも応用できるようです。
ただし、水漬けする時間はその麺の太さによって若干異なりますが、
40~50分程水につけてゆで時間は1~2分
・蕎麦
5分程(ゆで時間と同じくらいの時間)水につけてゆで時間は2~3分(記載されているゆで時間の半分)
でよいそうです。
この方法でゆでると、うどんは普通の方法でゆでるよりもやや柔らかめに仕上がるそうですが、味は全く問題がないそうです。
また、乾燥蕎麦はゆで時間が長いと蕎麦独特の香りが消えてしまうので、ゆで時間を短くすると蕎麦の香りが残って風味良く仕上がるのだとか。
「美味しく食べる方法」としても有効ですが、ゆで時間短縮による光熱費節約という意味でもなかなか使える方法ですね。
まとめ
乾麺パスタを生麺のようにして美味しく食べる方法をご紹介しました。
普通の茹で方でも美味しく食べられると思っていましたが、意外な方法で美味しくなるのには驚きました。
しかも、水漬けしたパスタは冷蔵保存や冷凍保存もできるとのこと、多めに水漬けしてストックしておきたいですね。
この方法は、美味しく食べるだけではなく、茹でる時間が少なくなるので光熱費の節約にもなるし、茹ですぎて柔らかくなってしまう心配も少なく、現実的に使いやすい方法だと思いますので、興味のある方は是非一度、試してみてくださいね。
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