お正月に食べるお雑煮が美味しいかどうかは「出汁が決めて」と言っても過言ではありませんが、出汁にも色々な種類があります。
私は昆布出汁を使用していますが、あなたの家庭ではどの種類の出汁を使っていますか?
また、出汁を作るのにも手間暇がかかりますよね。
少しでも出汁の作り方が簡単になったらいいと思いませんか?
そこで今回は、お雑煮の出汁の種類、簡単な出汁の作り方などタメになることをご紹介していきます。
スポンサードリンク
出汁の種類
お雑煮の出汁と言っても色々な種類があり、各家庭によって作る出汁の種類も違うと思いますが、どんな種類があるか知っているだけでも為になりますし、いつもとは違う種類の出汁でお雑煮を作るのも新鮮でいいですよ。
①合わせ出汁
昆布とカツオ節(サバ節やマグロ節などの他の魚)でとった出汁のことで、複数の材料から出汁を取るのが特徴。
昆布と魚の旨味が凝縮されている。
②カツオ出汁
カツオだけから出汁をとったもの。
カツオの旨味をダイレクトに感じることができますが、酸味が気になる方も。
ですが、料理に使えば酸味は全く気になりません。
③昆布出汁
昆布だけから出汁をとったもの。
コクが深くとても美味しい出汁が取れます。
④アゴ出汁
「干した飛魚」から出汁をとったもので、特に北九州で有名な出汁。
⑤その他
イワシなどの小魚、椎茸や鶏肉などから出汁をとったもの、広島では牡蠣から出汁をとることもあるそうです。
⑥お手軽出汁
ほんだし、めんつゆの素、白だしなど市販の出汁。
お湯で溶かせば簡単に出汁が取れます。
こんなにたくさんの出汁の種類があることを知っていましたか?
私は昆布から出汁をとっていますが、最近ではお手軽出汁を使うこともあります。
出汁の種類によってお雑煮の味が変わってくるので、やっぱり出汁は大事ですよね。
出汁との美味しい組み合わせ
先ほどは出汁の種類についてご紹介しましたが、出汁と美味しい組み合わせのお雑煮の味付けがあります。
これではないとダメということではありませんが、1番美味しいオススメの組み合わせなので、参考にしてみてくださいね。
⇛ カツオ出汁
・関東風のお雑煮(醤油ベース)
⇛ 合わせ出汁
・味噌味(赤味噌、合わせ味噌)のお雑煮
⇛ 合わせ出汁や煮干しでとった出汁
・関西風のお雑煮(白味噌)
⇛ 昆布出汁
お雑煮の味によって合わせる出汁を変えるとより一層美味しさが引き立ちます。
例えば関西風のお雑煮の場合、カツオ出汁を使っても美味しいのですが、味噌の香りが負けてしまうので昆布出汁との組み合わせがオススメになります。
個人の味の好みにもよりますが、ぜひ試してみてください!
スポンサードリンク
出汁の基本の作り方と簡単な作り方
では次に出汁の基本の作り方と簡単な出汁の作り方をご紹介します。
カツオ出汁
〜基本の作り方〜
①鍋に水1リットルを入れ、沸騰させる
②火を止めて花かつおを30g入れ、2〜3分おく
③カツオ節を取り出し、こす
〜より簡単な出汁の作り方〜
①ポットなどで水200mlを沸かしている間に耐熱容器にカツオ節4gを入れる
②カツオ節が入った耐熱容器に熱湯を注いですぐにフタをする
③タイマーで3分測って、3分後に一気にこす(こす前に箸で全体を混ぜる)
わざわざ鍋を使わなくていいので、洗い物も減りますし、全体的な時間も短縮されています。
昆布出汁
〜基本の作り方〜
①昆布の表面を水で軽く洗い流す
②鍋に水1リットルをはり、昆布15gをつけておく(最低30分、ベスト一晩)
③中火で火を入れる
④昆布を取り出す
〜より簡単な出汁の作り方〜
①水2カップと昆布6gをタッパーなどに入れてフタをして一晩置く
一晩置かなければなりませんが、手間は全くかからない方法ですよね。
合わせ出汁
〜基本の作り方〜
①先ほど紹介した方法などで昆布出汁を作る
②作った昆布出汁にカツオ節を入れる
③カツオ節を取り出し、こす
〜より簡単な出汁の作り方〜
①昆布やカツオ節など好みの材料を水に浸けて水出しティーポットに入れて、冷蔵庫で一晩置く
(例:カツオ節10〜15g、昆布5g、水1リットル)
材料を水出しティーポットに入れておけばいいだけなのに、美味しい出汁が取れます。
あご出汁
〜基本の作り方〜
①鍋に水1リットルをはり、昆布15gとあごの煮干し役20gを一晩つける
②翌日、中火で火にかけて沸騰する前に火を止める
(※沸騰させすぎるとあごの煮干しから苦味などが出てくるため、沸騰前に火を止めるのがベスト)
③材料を取り出す
〜より簡単な出汁の作り方〜
①水1000ccを鍋に入れ、沸騰させる
②大さじ1の粉末あご出汁を入れる
③5分ほど煮立てる
粉末あご出汁を使うととても簡単に出汁を作れるので、オススメです。
お手軽出汁を使わなくても簡単に出汁が取れることが分かったと思います。
私も今年のお正月にお雑煮を作るときには、簡単な作り方で出汁を作ってみようと思いました!
色々な種類の出汁の基本の作り方とより簡単な出汁の作り方をご紹介したので、今年からはぜひ簡単に出汁を作ってくださいね。
まとめ
お雑煮の簡単な出汁の作り方や種類についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
お雑煮の決め手となる出汁を作るのに毎年苦労していた方もこれで今年から簡単に出汁を作ることができますね。
簡単に出汁を作ったからといって味が落ちることはないので、ぜひぜひお試しあれ!
スポンサードリンク