ドラム式洗濯機を使っている方にとって、避けて通れないトラブルの1つが、「臭い」ではないでしょうか?
「最近どうも洗濯物が臭うのよねー洗剤のせいかしら?」
「乾燥機能を使うと生ゴミみたいな酷いにおいがするの。ちゃんとお洗濯しているのに」
心当たり、ありませんか?
実はドラム式洗濯機の「臭い」の原因は、なんと「アレ」だったのです。
そんなドラム式洗濯機の臭いの原因と臭いを消す方法、洗濯機が臭わないようにするための対策をご紹介します。
ドラム式洗濯機を使っている方や、臭いが気になる方、是非ご覧ください。
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目次
ドラム式洗濯機の臭いの原因
ドラム式洗濯機の「臭い」トラブルは、縦型洗濯機の臭いのトラブルよりも多いといわれています。
そんなドラム式洗濯機の臭いの原因をいくつか挙げてみます。
カビ
ドラム式洗濯機の臭いの原因で真っ先に挙げられるものが「カビ」です。
「普通の縦型洗濯機を使っていた時はそんなに気にならなかったのに、ドラム式洗濯機にしたら臭いが気になるようになったの!」
そんな方、意外と多いのではないでしょうか?
カビは縦型式洗濯機でもドラム式洗濯機でもある程度は生えてきますが、ドラム式洗濯機の方がカビが生える量が圧倒的に多いです。
「え?どうしてドラム式洗濯機はカビが多いの?」
カビは、「餌」「湿度」「温度」の条件がそろうと発生してしまいます。
- 洗濯物に付いている汚れや石鹸カス→餌
- 水を使う頻度が高い→湿度
- 乾燥機能を使うことによって発生する熱→温度
発生条件が見事にそろっているドラム式洗濯機はカビにとってまさに絶好の住処。
特に、ドラム式洗濯機は「扉を閉めっぱなし」にすることで中の湿度が上がり、さらに「乾燥機能」を使うのでカビにとって程よい温度になりますので、縦型洗濯機よりもカビが発生しやすくなってしまいます。
そうやって発生して増殖していったカビが、ドラム式洗濯機のあの「臭い」の原因となるのです。
雑菌の老廃物
雑菌も、カビ同様にドラム式洗濯機の中に繁殖しやすいです。
洗濯物には人の汗や汚れが付着していますが、それと一緒に様々な雑菌が付着しています。
それらの雑菌は洗濯することである程度は落ちますが、洗濯槽にはその雑菌が残ります。
雑菌は、暗くじめじめした場所をとても好むので、そういった場所では驚くほどに増殖していきます。
その増殖した雑菌や老廃物の臭いが、ドラム式洗濯機のあの酷い臭いの原因となっているのです。
ドラム式洗濯機の内部を「洗濯カゴ」代わりにして、脱いだ服を投げ込んでいる人、いませんか?
洗濯する前の汚れた服をドラム式洗濯機の中に入れて扉を閉めると、洗濯機は密閉されてしまうので中の湿度や湿度は上昇する上、洗濯機の内部は暗くなり、雑菌が増殖しやすくなってしまいますよ。
乾燥機能を使うと臭うのは
「普通に洗濯しているときは何ともないんだけど、乾燥機能を使うと酷い臭いがするの」
「乾燥機能を使うと、洗濯物に嫌な臭いが移るんだけど」
ドラム式洗濯機を愛用している方の中には、そんな悩みを持っている方も少なくないのではないでしょうか?
実は、ドラム式洗濯機は「乾燥機能」を使うととても臭いが強くなるのです。
ドラム式洗濯機の嫌な臭いの原因は「カビ」と「雑菌」。
それらは洗濯槽に付着しています。
それらが乾燥機能によって熱をくわえられ、嫌な臭いが熱と一緒に強くなり、洗濯物にまで臭いが移るのです。
「え?それじゃあ、私たちはドラム式洗濯機で洗濯や乾燥をしているけど、その内部はカビと雑菌が異常繁殖しているってこと?」
まあ、そういうことになりますね。
洗濯物をきれいにしているはずの洗濯槽の中がカビだらけで臭いの原因の宝庫になっているなんて、ちょっと想像するだけでも怖くありませんか?
臭いを消す方法
「原因は分かったから、とにかく今この臭いを消す方法を教えて~!」
ドラム式洗濯機の臭いは、放置したまま使い続けるとどんどん酷くなります。
最初は「ちょっと生臭いかな?」と思っていたのが、気が付くと「カビ臭く」なり、さらに放置すると「ヘドロ」のような臭いになるとか・・・
我が家でもドラム式洗濯機を使っていますが、さすがに「ヘドロ」までひどくなく・・・でも「生臭い」状態は何度か経験したことがあります。
そんな、既に「とても臭う状態」になってしまっているドラム式洗濯機の内部、その匂いを消す方法は、「カビをきれいに掃除する」のが近道です。
洗濯槽クリーナーを使う
手っ取り早く臭いを消す方法は、「洗濯槽クリーナー」を使ってカビを一掃するのが一番。
ドラム式洗濯機の取扱説明書を見ると、メーカー推奨の「洗濯機クリーナー」が掲載されていますのでそれを使ってお掃除をするのがおすすめなのですが、
「メーカー推奨のクリーナーはほとんど取り寄せで、近所では売ってないの。近所で簡単に手に入る洗濯槽クリーナーはないの?」
確かに、メーカー推奨品はなかなかドラッグストアに置いていなかったり値段が高かったりで二の足を踏みがちです。
けれど大丈夫、ドラッグストアに行くと、市販品の「洗濯槽クリーナー」はかなりたくさんありますので、それらを使ってお掃除することもできます。
ただし、市販されている洗濯槽クリーナーの中には「ドラム式洗濯機には使えない」「縦型洗濯機専用」というクリーナーもあります。
また、ドラム式洗濯機によっては酵素系洗濯槽クリーナの使用を禁止しているものもありますので、購入するときには、ドラム式洗濯機の取扱説明書をよく読んで「酵素系クリーナーを使用しても良いのか」を確認し、さらにクリーナーの方も「ドラム式洗濯機で使えるかどうか」を必ずチェックしてください。
「ところで、どのクリーナーが一番汚れが落ちるの?」
ドラッグストアで探索のクリーナーを目の前にすると、そんな疑問が浮かび上がるのではないでしょうか?
実は洗濯槽クリーナーには「酵素系」と「塩素系」があります。
その二つにはこんな違いがあります。
酵素系クリーナー
カビをはがし取って綺麗にする効果があるクリーナー。
文字通りはがし取るので使用すると洗濯槽内の水に黒い汚れが浮いてくるので、汚れ落ちが一目でわかります。
数か月~数年、洗濯槽の掃除をしていない場合にはこちらがおすすめです。
酵素系クリーナーの主な商品はこちら。
非塩素系 洗濯槽クリーナー
塩素系クリーナー
カビを分解して落とすのが特徴で、カビを分解するだけでなく殺菌作用もあるので、雑菌の繁殖を防げるのが特徴です。
1か月に一回、定期的に洗濯槽掃除をする方にはこちらがおすすめです。
塩素系クリーナーの主な商品はこちら。
【洗濯槽カビキラー】
【カネヨ石鹸洗濯槽クリーナー】
洗濯槽が「もうすでに臭っている」状態だったり、「買ってから一度も洗濯槽クリーナーを使って掃除をしていない」のであれば、「酵素系クリーナー」がおすすめです。
臭いの原因のカビをはがし取ってくれるので臭いを消す方法としてはとても効果的。
ただし、酵素系クリーナーは、カビ取り効果は強いけれども殺菌効果がないのが難点です。
汚れが酷い時には、酵素系クリーナーを使った後、塩素系クリーナーも使って、徹底的にきれいにしてみましょう。
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日頃からできる臭い対策
さて、洗濯機の臭いの原因は「カビ」や「雑菌」というお話はしましたが、日頃から洗濯槽をカビだらけ、雑菌だらけにしないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
カビだらけ、雑菌だらけにしないための予防策や対策をご紹介します。
洗濯槽の中に洗濯物を入れっぱなしにしない
洗濯が終わったら、なるべく早く洗濯物を洗濯機から出しましょう。
湿った洗濯物を長時間ドラム式洗濯機の中に入れておくと、洗濯槽の中の湿度がどんどん上がってカビと雑菌が繁殖し、臭いの原因に。
なるべく早く洗濯機から出して干してしまいましょう
また、洗濯槽を「洗濯カゴ」代わりにして、脱いだ服を入れておいて夜まとめて洗濯・・・という家庭も多いかもしれませんが、長い時間汚れた洗濯物を洗濯槽に入れておくのも、カビの繁殖と雑菌繁殖の原因に。
場所が許すのであれば、洗濯カゴに脱いだものや汚れものを入れて、洗濯する前に洗濯機に入れて洗濯するようにしましょう。
洗濯機の蓋を開けておく
ドラム式洗濯機を使ったら扉を開けておいて、洗濯槽の内部を乾燥させるようにしましょう。
洗濯機の扉を閉めっぱなしにしておくと、洗濯機の中の湿度が上がると中のカビや雑菌が繁殖して臭う原因に。
スッキリと乾燥させてカビや雑菌の増殖を防ぎましょう。
また、洗濯機の機能に「内部乾燥」の機能があるのなら、こまめに使うようにしてカビや雑菌の繁殖を防ぎましょう。
定期的にカビ掃除を
新品のドラム式洗濯機でさえも、3か月使うとカビや雑菌で真っ黒になっていると言われています。
せめて1か月に1回は塩素系クリーナーで洗濯槽内部のカビをきれいにしましょう。
さらに1年に1回位は酵素系クリーナーで徹底的にカビ掃除をするとさらに効果的。
また、洗濯槽の扉のゴムパッキンや洗剤入れ、漂白剤入れも日頃から綺麗にしておきましょう。
まとめ
ドラム式洗濯機の臭いの原因とにおいを消す方法についてご紹介しました。
私たちが考えている以上に、カビや雑菌は臭いの原因になっているのには驚きました。
臭いを消す方法としても、またドラム式洗濯機を清潔に使うためにも、定期的に洗濯槽の中を綺麗にお掃除するように心がけましょう。
また、洗濯機の日々のメンテナンスは、臭いの予防や臭いを消す方法としてだけではなく、洗濯機の故障やトラブルの予防にもなります。
「ドラム式洗濯機の乾燥が乾かない原因と対処法は?」のページでは、ドラム式洗濯機でよくある「乾燥しない」「生乾き」のトラブルの原因と対処法をご紹介しています。
興味がありましたら、こちらのページもご覧ください。
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